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創作大賞はわたしももらいますけど、やっぱり推し🍄の幸せがわたしの幸せなので。【創作大賞感想付きサイトマップ】

いくら最推しとはいえ、わたしの愛が重すぎるということは自覚している。
蛇を巻いたあのアイコンを、この3ヶ月間で親の顔より見た。
何なら夫の顔は描けなくても、あのアイコンを描けと言われたら描けると思う。
毎週とは言わないまでも、結構な頻度でなんのはなしですかのみならず、コニシ木の子氏そのものをネタに記事を書き、コングラボードを頂いているのだ。
これを偏愛と言わずしてなんと言おうか。

今年、自分が創作大賞にエッセイを出していなければ、おそらく毎日のように木の子なんのはなしですか 木の子なんのはなしですか 木の子なんのはなしですかと言っていたに違いない。
今も言っているかもしれない。言ってるかな? 言ってるわ。

しかし、わたしはコニシ木の子を推す身としてひとつ、失態を演じていることに気がついてしまった。

コニシさんの創作大賞エントリー作品の感想、ひとつしか書いてない。
こんなの、木の子の女として失格ではないか。

感想書きがてら、ティコ専用創作大将コニシ木の子サイトマップ(創作大賞対応版)でも作るか。

そんな思考に至り、この作業を開始することにした。
なお、これは案件ではなく、純粋にわたしのわたしによるわたしのための推し事である。
そして今週の「なんのはなしです課通信」の一番福を狙っている。
一番福になったからなんなんだって感じだけど、一度でいいから通信の目次のトップに燦然と輝いてみたいのだ。
一番福として滑り込むためには、絶妙な時間を狙って予約投稿をするしかない。
そのためだけにわたしはnoteに月額500円を支払うことにしたことを申し添えておく。
初月無料だけど。この月末に「初月無料」と言われても。我ながらアホである。
でもコニシさんには「アホなのを書いてほしい」と言われているし。
月末に初月無料の課金に手を染めるという行為も人のサイトマップを作るという発想もアホだけど、重すぎる愛は感想にしっかり塗り込めていこうと思う。

そして今知ったんですけど、予約投稿って30分単位なんですね。
22日(月)の0:00に予約しておきますので、日曜日のほうには混ぜないでください。お願いします。

好きすぎて推しのサイトマップを勝手に作って一番福を狙うはなし

創作大将コニシ木の子サイトマップ(創作大賞対応版)

【オールジャンル部門】
まずはこれ! noteの街の路地裏創世記

今年の創作大賞最有力候補作品。
コニシ木の子氏を知らない人は、まずこれを読むべし。
彼の人柄が知れる上、noteの路地裏がどのような経緯で誕生していったのかを追体験できる、2024年全noter必携の書。
すごい人がどんな思考と行動をしているのかも学べるので、ビジネス書や自己啓発書として読むこともできる。
最近自分の記事にこのリンクを貼っているので、🩷の数が増えていくのを見守るのが楽しみとなっている。
これにはもう3000字オーバーの感想を書いたのでここで語るつもりはありません。


【エッセイ部門】
コニシ木の子の真髄に心酔せよ

🍄友人の孤独を陽気な天秤にかける。

初恋のロマンチックを誰かに預けることで私はロマンチックになりたい。

🍄私達は、誰かの日常になっている。

🍄記憶の繋ぎ方で過去の恩人に出会えた日

「紫陽花は鎌倉。六月の鎌倉なのよ」と愛知のコユリは言った。

🍄はティコ的おすすめ作品

応援とはいえ、時に囁き、時に叫び、時に頷くなど多種多様なリアクションを全力で空気を読み集中しなければならない。今どき「応援に来てくれ」と言われて、本当に応援するだけの仕事があるとは考えたこともなかった。

友人の孤独を陽気な天秤にかける。より

冒頭から……否、タイトルからいきなり安定のコニシ節が全開である。S U K I ❣️
読者はコニシさんと二人のご友人・チャンとポップさんの休憩中の会話と、それを契機として湧き出て止まらないコニシさんの思考を辿っていくことになる。
おじさん3人の会話だ。
普段ならスルーしてしまう、「あぁ、おじさんが3人いるなぁ」と思ってそれで終わりにしてしまう場面に、焦点を当てて切り取る技術。これが本当に素晴らしい。
おじさんが3人集まってくっちゃべっているだけなのに、なんだか分からないけどとんでもなく面白い。
世の中にはいろんなおじさんがいる。
だから彼らの会話を垣間見るだけで世のおじさんすべてを知った気になるのは愚行だけれども、それでもおじさんとして生きるのも楽しそうだ、と思わせてくれる。
わたしは残念ながらおじさんにはなれないので、コニシさんの記事で今後もおじさんを擬似体験したい。

同じ学生時代を過ごし、同じ時間の凝縮された濃密さを味わい、同じお酒を呑みながら、まどろみの時間をはしゃいで生きてきた。だけど、考えること自体が減ってしまい、考えようともしない時間だけが増えていることをチャンは私達に伝えている。

友人の孤独を陽気な天秤にかける。より

まどろみの時間をはしゃいで生きてきた。ですって!
こんな表現ができてしまうところに、もはや嫉妬の気持ちさえ湧かない。
ただただ、「あーしんどい、、、」と推しを前に語彙を失うオタクと化すだけである。

余談だが、この記事を読んでからわたしは、我が家のパグ姉妹の写真付き記事をアップするたびにポップさんのことを想っている。
パグを通してだけ湧き起こる恋心かもしれない。
でもコニシ文学でいちばんの推しはヒサシです。


彼女は、僕の席の前でその暑さからおもむろに上着を脱いだ。この時ばかりは自分の存在感の無さを誇った。意識せずに眼に飛び込んできたのは、上着と一緒に捲れたシャツの下に露になった雪の肌だった。それを見た瞬間に、僕は恋に落ちたのだ。これを今でもスローモーションで何度も再生出来るのが自分の唯一の自慢かも知れない。

初恋のロマンチックを誰かに預けることでわたしはロマンチックになりたい。より

なるほど。
今度は思春期の男子の心理なのですね。興味深い。
わたしは性指向は異性、性自認は女性だけど、自分から誰かを好きになるという恋愛をしたことがない。
意中の男の子を振り向かせようと奮闘したこともなく、男性の心理というものに呆れるほど疎い。
アラフォーだが、その辺のJKの方がよほど巧みに男子を転がすだろう。
いや、勉強になる。
思春期の男子は、女子のお腹か背中か、とにかくゆきのはだえ、がチラ見えした程度で好きになると、そういうわけなのですね。
チョロいな。
とは思ったけれど、アラフォー既婚者、風呂上がりには夫婦そろって全裸でうろうろしているわたしはゆきのはだえ(←気に入った)、を誰かにチラ見せする予定など皆無なのだった。
コニシさんに面会したときには、「私がいないとダメね」と言ってみたい、そんな夢が芽生えた作品でもある。
でも実際には「木の子がいないとダメね」状態なので、この夢は一生叶いそうにない。


そうすると、私は素振りをしている何かがいることを景色として認識していることになる。素振りさえしていれば私の頭の中では、おじいさんだろうと、おばあさんだろうと、動物だろうと、妖怪だろうと日常として生活出来ることに気付いてしまったのだった。

私達は、誰かの日常になっている。より

これは、エッセイなのだろうか?
わたしの初発の感想はそれに尽きる。

違和感。
日常の何気ないいっときの隙間に潜む、異界への入口。
トンネルのむこうは、不思議の町でした。

わたしの感じたそれには、色々な言い方がある。

コニシさんが昔住んでいた家からの通勤経路には、毎朝ゴルフの素振りをしているおじいさんがいる。
たったそれだけの事象で、コニシさんは面白いくらいに思考を飛ばす。
もしおじいさんがいなかったら。
ゴルフではなく野球の素振りだったら。
おじいさんではなく、素振りをするおばあさんだったら。
コニシさんの思考は、どこまでも高く。どこよりも遠くへ。
この人の頭の中、いったいどうなってるんです?

コニシさんの記事を最初から全部読み、「あなたへのおすすめ」が伊勢原市で埋まってしまったことがある。
つまりわたしはかなりガチめのコニシ木の子オタクなのだけれど、最初は全然こうじゃなかった。
書きながら、読みながら、暗黒に沈みながら、ここまで変化してきたのだ。
もうそれだけで十分なんじゃないですか。
この人すごいです。たった3年でここまで意識的に・・・・文体を、思考の飛ばし方を変えてきたんです。
なんという表現への執念。なんという文学への渇望。
手癖で書いて満足しているわたしには、とうてい到達できない境地にいずれ至るのだろうと分からせてくる。
本人は「草無視り」と自分で言って自分でおかしくなっているけれど、そのおかしみにさえ、改めて読み返したわたしはここまでの軌跡を思い、じわじわ感動してるんです。
結論、推しは何をしていても可愛い。

コニシさんは、「日常を文学にしてエッセイにするのが好き」と言っていた。
その意味が、この作品を読めば理解できる。
コニシ文学の真髄、ここに極まれり。


「お前は、思い出そうとしている自分と今初めて出会っているのではないか」

記憶の繋ぎ方で過去の恩人に出会えた日 より

哲学なんのはなしですか?

と聞きたくなる幕開けから一転、ぎっくり腰に苦しむコニシさんのぎっくり中継が拝める作品。
本人はきっと相当苦しいのだろう。
わたしはまだぎっくり腰処女なので想像することさえできないけれど、先達の話を聞く限りかなり凶悪な痛みのようである。
どこか外国の言葉では、「魔女の一撃」というのだとか。それだけでヤバさが伝わってくる。不治の病感がある。
それに引き換え、ぎっくり腰という名の緊迫感のなさといったらどうだ。
ことの重大性に比べ、語感が軽すぎやしないか。
腰が突然死ぬのだから、ぽっくり腰あたりが適切なネーミングなのではないか。
#どうでもいいか

そんな痛みと戦いながらやっとの思いで運転席から脱出、駐車場から玄関までの数メートルを歩むコニシさん。
本人は多分必死なのだ。だから「ハウアーさん」なるイマジナリーフレンドを生み出してしまっているのだ。
でも、傍観者にはそれがおかしくてたまらない。
面白い。面白すぎる。
もう多くは語らない。読んで。
読んで体感してほしい。コニシ節のフラつきを。その妙味を。
ニヤニヤが止まらないのだ。
ちなみにわたしは夫の前で初読してしまったため、「え、何、気持ち悪」と虫ケラか生ゴミを見るような顔で吐き捨てられました。
今回のコニシさんのエッセイ部門エントリー作品の中で、いちばん好きな作品。
何回読んでも口元が緩んでしまう。
わたしがぎっくり腰処女を捨てる日にも、必ず読みたいと思う。


当然、二年の歳月をお互いに重ねている。女性の二年間を私は「何も変わってない」で済ませて良いのだろうかと思っていた。常々、女性が歳を重ねると増すのは魅力だと私は書いている。

だとしたら、気の利いた「華やかさが上がったね」くらいの軽い台詞で魅力がアップした変化をスマートに伝えるべきなのではなかろうかと考えていた。そっと私は話しかけた。

「今日は暑かったよね」

自分でもビックリした。四十年以上経過して人生で一番面白くない自分に出会ってしまったのだ。「今日は暑かったよね」久しぶりに会ってこんな三文芝居は小説ですら出てこない。やはり女性三人の女子会に私が参加するというのに知らずのプレッシャーを私は感じていたのだろうか。

「紫陽花は鎌倉。六月の鎌倉なのよ」と愛知のコユリは言った。

コニシさんが女性3人に囲まれてハーレム状態になるはなし。
コニシさんの視点を通すと、女の人はみんな「いい感じ」の女性として描かれて、ちょっと羨ましいと思う自分がいる。
でも、これはコニシさんにとっては本当のことなのかもしれないけど、8割9分が妄想な気もする。
コニシさんは妄想の中で生きる人なのだ。知らんけど。でも、そうであってほしい。
じゃないと、コニシ文学は生まれない。知らんけど。
実在の女性たちとのウフフを書いたはなしなので、わたしがあれこれ言うのも違う気がする。
とにかく、女性に囲まれたコニシさんはとても嬉しそう。よかったね、コニシさん。
推しがヘラヘラ笑っているだけで今日も飯がうまい。
……べ、別に感想書くのが面倒くさくなってきたわけじゃないんだからねっ!


【創作大賞感想部門】
コニシ木の子の目を通して語られる物語世界に酔い痴れろ

創作大賞感想 ユキミとペローとレオンさん

創作大賞感想 母すのうは、いったい何刀流なのだろうか。

創作大賞感想 半径100mさんの円の中に入ったら。

創作大賞感想 路地裏の先住民「そはやm」にきちんと挨拶したくなった日

🍄創作大賞感想 めぐみティコに覚悟を問われる。

創作大賞感想 青豆ノノにより読まない恋愛小説で、恋愛にのめり込んでしまった。

創作大賞感想 豆島圭さんの世界に、言葉の持つつながりを知る。

創作大賞感想 sanngoさんの記したものを読んで表現の意味をまた知った。

創作大賞感想 路地裏に地図を作った案内人。蒔倉 みのむし

創作大賞感想 ホラーであっても、静森あこを読みたいと思った。

🍄で「推しの一言で救われる命がある」と実感した

感想に感想を書くのは野暮ったいし、他の方の作品への感想なのでわたしがあれこれ言うのは愛知のコユリさんの件以上に気がひける。
気になった作品のところへどうぞ。
おすすめの感想文には🍄がついてます。
もう一度言います。おすすめは🍄のついた感想文です。
このサイトマップを見ている全員必読です。
コニシさんがベストレビュアー賞を獲るなら🍄のついた感想文だと思います。


おわりに

以上、創作大将コニシ木の子サイトマップ(創作大賞対応版)でした。
今後感想文などが追加された場合は、このサイトマップも随時更新していきます。

本当は、最推しだし大トリとして30日の日付変わるギリギリに出したかった記事です。
でも、通信の一番福を目指すことにしました。
一番福だと、通信の中で一番目につきやすく、いろんな方に見てもらえてコニシさんの創作大賞エントリー作品のガイドブック的に使ってもらえると思ったからです。
そしたら、たった1日しかないけど、感想文を誰かが新しく書こうかなって思ってくれるかもしれない。
わたしにはわたしにできることで、あらゆる部門のコニシさんをまるごと推したかった。
でも、そうするためには、22日に出さないと29日の通信に間に合わないのです。
なので、大トリにできませんでした。
予約投稿なんてチート技を使って一番福を取りに行くのもこれっきり。
路地裏のみなさん、ご迷惑おかけして申し訳ありません。

課長、収録漏れがあったら教えてください。
可及的速やかに修正したいと思います。

好きすぎて推しのサイトマップを勝手に作るって奇行に走ったはなし






#創作大賞感想
#コニシ木の子さん
#サイトマップ


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