LINEバックナンバー(2019年2月配信)

2月1日


おはようございます。
今日は「はい論破どやぁ!」について。
ネットの掲示板で見かける「はい論破(どやぁ!(・ω・)」。
あれは論破したではなくて、自分の意見を一方的に押し付けてもう議論はしたくないという言葉です。むしろネットの発達でその意味の言葉になってしまいました。日本的な言葉です。
そもそも論破する必要はありません。
ある問題に対して意見を言い合って、最適解を見つけようという営みであるのが、早く強い(物語のわかりやすい)意見を出した者が勝者というゲームになってしまっています。
日本人は議論が苦手です。代わりに0:100の議論が得意です。多数決が正義なのが典型です。クリティカルシンキングができません。
学校の先生や先輩の言うことは絶対であり、権威に弱いです。
ぼくの考えを素直に受け入れることなんて不可能です。生い立ちや歴史、すべて異なりますので、別の個体です。
しかし、他人の意見をフェアに受け入れることで、自分がさらに成長できると思っています。
これまでLINEでも「むむむ?」となるものもあったと思います。それも狙いですし、それでいい、当然です。
疑問や意見がありましたら是非教えて頂けますと幸いです。


2月2日


おはようございます。
今日は「不満を言うプロ」について。
学生を観察していると、正解が出せないことに対する不満をよく耳にします。
自分の理論を当てはめようとするのですが、その理論の理解が甘いので、正解にたどり着けません。
自分が間違っていることを受け入れられない結果、「自分は誤っていない」と不満を言うという反応が出ます。
大学生でよく見られるのが、不満を4年間言い続けた結果、不満を言うプロになるケースです。
大学生といううぇーいができる時間で不満を言い続けることしかしてこなかったので、就職して企業に入っても不満を言うことしかしません。しないというより、できません。
良いところを見つけることより、よくないところを見つけることに長けてしまいます。
ゴリゴリの体育会系の営業部隊に入ったりしたら矯正されることもありますが、押しつぶされてしまうこともあります。
不満からは何も生まれません。不満は変わりたいという願望の現れでもあります。
今の自分の環境に満足できないのであれば、自分が満足できるには何をすればいい、自分がどうなればいいのか考えましょう。
王子様は現れません。自分を変えられるのは自分だけです。
この移り変わりやすい社会に対して、どう自分を順応させていくか、アドリブができるようになりましょう。


2月3日


おはようございます。
今日は「写真」について。
ぼくは今、写真について勉強しています。
1日50枚写真を撮ることを目標にしているのですが、これがなかなか難しいです。
何を撮ればいいのかわからないのです。意識しなければ、空ばかり撮ってしまいます。
写真を撮ることはイメージの筋トレ。右脳のトレーニングです。
写真は非言語情報。百聞は一見にしかず。
非言語による情報の読み取りの訓練のために毎日撮っています。
これを始めたのは、ぼくが撮った写真をどうするのかがわからないからです。
美味しそうなご飯の写真を見ると「美味しそう!」という情報は読み取れますが、写真好きの人が撮っている電信柱の写真の意味がわからないです。あの写真から何を読み取ればいいのでしょうか。そして撮った本人はあの写真をどうするのでしょうか。
それがわからないから、とりあえず今は写真を撮るプレイヤーをしています。
どうなるか全くわかりません。
飽きてやめるかもしれませんし、何か発見があるかもしれません。
ぼくが一眼レフを持ち歩く日が来ることを期待していて下さい。


2月4日


おはようございます。
今日は「侘び寂び」について。
日本独特の文化に侘び寂びがあります。
侘び寂びとは簡単に言うと「素朴なもののに中にある美意識」です。
ぼくは廃墟やごちゃごちゃになった電線が好きです。九龍城砦とか大好物です。
そこにある美意識という話を生徒にしたところドン引きされました。
さて、2050年代には日本の総人口は1億を切ります。また65歳以上の人口は日本の全人口のうち3割を超えます。
以前配信した通り今の日本は問題だらけです。しかもあれ(1月31日配信のLINE)で全てではありません。まだまだ挙げられます。
ひとりひとりが問題に取り組んで解決させようとしても解決できないほどの問題を抱えています。
しかし大多数はそんなことお構い無しでイオンモール(現代のユートピア)でうぇーいしてます。
現在の日本は線香花火のようです。問題が多いにも関わらず、当事者意識もなく問題解決には向かっていません。
最後の光を出している様子をただただみんなが見守っている、朽ちていく様をただただ見ているような状況です。
この朽ちていく様が美しい。これも一つの侘び寂びではないでしょうか。
今はシンギュラリティです。これからどうなるか楽しみですね。


2月5日


おはようございます。
今日は「受験勉強が持つ2要素」について。
受験勉強はコンテンツとトレーニングの2つの要素から成り立っています。
コンテンツ:教科の内容理解。教科書や参考書を読む。わからない部分があれば、質問したり調べたりして理解すること。
トレーニング:反復練習を行える体力。必要な時にコンテンツをアウトプットできるようにする(テストで点数を取れるようにする)ための反復練習。
です。
コンテンツは将来の自分には役に立たないことが多いです。古文なんて「いとおかし」という言葉を使う程度です。
中学生の「こんなん将来役に立たへんやん」という発言はもはや様式美です。
点数や受験という短期目線でなく、長期目線で重要になってくるのはトレーニングの方です。
長時間勉強することができる体力が身につくと、時間をかけなければできないことに対する耐性ができます。粘り強くなるという表現があっているかもしれませんね。
逆に言うと受験勉強程度のトレーニングすらできないと、受験勉強よりも苦しい実験や実践を行い続けることができなくなります。
合格のためにはコンテンツが大切ですが、合格してからはトレーニングの方が大切です。


2月6日


おはようございます。
今日は「日本の宗教観」について。
日本は多神教で生活に宗教がそこまで入っていません。ハロウィンもクリスマスもお正月も楽しむようにガラパゴスしています。
そんな日本の最大の宗教は「世間体」です。
守るべきもの、行動の基準となるものが世間体です。イスラム教に1日5会の礼拝というルールがあるように、日本では空気を読むがルールです。だから逸脱した人がいると散々に叩きます。
中学校の部活動とかはその典型例です。義務ではないことを強要して、みんなと一緒でない人(部活に入っていない人)に嫌がらせをします。
また、世間の思い込みは「高給取り=優秀ですごい人」ですが、世間の現実では「高給取り=高給が貰える環境に身を置いている人」です。
その日本の世間体という宗教が生んだのが、「現行制度を根拠無く正当化する文化」です。
前例がないからできないと、新しいものを受け入れずに改善できるにも関わらず行動をしません。FAXの強要がいい例です。
自由と責任は1つでセットです。
空気は読めてもその空気に従う必要はありません。空気を読む必要はありませんが、そこで白い目で見られても責任は自分です。


2月7日


おはようございます。
今日は「留学という幻想」について。
「海外に行きたい」「本当の自分を探しに海外に行く」という声をよく耳にしますが、海外に行けばそんなに自分は変わるのでしょうか?
おそらく変わりませんし、本当の自分も見つかりません。
旅行は行った方がいいでしょう。様々な国の空気に触れることは大切です。
また語学習得を目標にした留学も目的が定まっているのでいいと思います。語学の取得は思考言語を強制的に切り替えられる環境の方が簡単です。
そもそも旅行と定住ではレベルが違います。
特に日本人は食文化や生活面でのギャップに苦しむことになります。
日本人には海外の洗剤は香りがきつすぎます。生活の小さなギャップが、生活する上では大きなものになります。
お風呂場にはる手すりとか、細かい配慮が非常にありがたくなるのと同じです。
細かい配慮の得意な日本人は大雑把な海外の環境に合わせるのが大変です。
生活面だけでなく、給料や税金といったお金の面、教育の環境も全く変わります。
変わる人間は今すぐにこの場で変わります。自分の求めているものを海外というふわふわした概念に求めるのでなく、自分自身の手で探しましょう。


2月8日


おはようございます。
今日は「風邪薬」について。
風邪薬、風邪に効果のある薬はありません。風邪は免疫、自分の内部の力でやっつけるしかありません。
ですので、医者は市販の風邪薬なんて使わずに、睡眠・食事で時間をかけて治します。
しかし実は風邪薬なるものはあります。それは「唐揚げ」です。
ここでいう唐揚げはもちろん鳥の唐揚げです。
唐揚げは万能薬です。今はまだガンには効かないが、そのうち効くようになる(でしょう)
これは栄養学や科学の話ではありません。感情の話です!
この国は精神論の国です。根性があれば、竹ヤリでも鋼鉄の戦車を貫くことができると信じていましたし、薩英戦争なんて山口県だけでイギリスに喧嘩を売りました。
冷静に考えてください。山口県だけでイギリスに勝てると思いますか?レノファ山口(というJ2チームです。ぼくも今回初めて知りました)だけで、プレミアリーグとサッカーするようなものです。
しかし、あの当時は勝てると思っていました。真剣に信じていました。
それと同じです。信じていれば唐揚げだって万能薬になることが来るでしょう!
ちなみにぼくは焼きそばが好物です。


2月9日


おはようございます。
今日は「くら寿司の炎上」について。
くら寿司炎上 バイト従業員2人の現在が悲惨すぎ!逮捕間近で、名前や顔画像も特定される
https://brandnew-s.com/2019/02/06/kurazushi2/
5年前ぐらいに王将やコンビニで炎上しました。くら寿司でも同じような事案が発生しました。
これは「ジョークやーん」が冗談で済まなかった例です。やっていい/あかんの線引きがわかっていないから生じました。イジメも同じ構造です。どこまでやっていいかの線引きがわからない。わからないのは学んでいないからです。
SNSの使い方は学校では学びません。ぼくが働いていた中学校ではケータイ教室という形で警察の方がやって来て、「危険!」「怖いよ!」と話していました。それでは好奇心を擽るだけで逆効果です。
そもそも話に来ている警察の方がスマホのことをわかっていませんでした。
スマホやSNSについて学ばなければいけないということは学校の先生も理解はしていると思いますが、学校の決められたコマ数の中からその時間を作ることはできません。
ですので、SNSの使い方講座を開きました。ご興味のある方は是非!


2月10日


おはようございます。
昨日今日と京阪神では私立高校の入試が行われています。
高校受験はほぼ全て、中学と高校の事前のやり取りで合否が決まります。
とはいえ、中学受験をしなかった中学生にとっては初めての入試になるので不安もあると思います。
是非頑張ってきてもらいたいですね。
昨日は朝の電車では緊張した面持ちで、夕方の電車では友達と一緒に安堵の見られる表情をよく見ました。
京都の学習塾で働いていた時の門前激励のことが想起されました。
青いベンチコートを講師みんなで着て、他教室の先生とズラーっと並ぶ。塾のポジション争いです。
ぼくもそういったことをしていた時期もあったなーと。当時はまだスーツを着ていました。
今は受験生の日程も場所もまちまちなので、門前激励に行くことはなくなりました。
入試の日であってもどこかで授業をしていることが大半です。
あの経験があるから今がある。そういった泥臭いイベントにも価値があったのでしょう。
受験生にとっては非日常なイベントですので、その非日常性を楽しんで来てもらいたいです。
昨日だけで、次の入試まで少し時間がある方、今日もどこかの入試に行っている方、様々だと思います。
ガンバレ受験生!


2月11日


おはようございます。
今日は「テクノフォビア」について。
テクノフォビアとは科学技術恐怖症のことです。最先端のテクノロジーが理解できなくてとにかく嫌!となることです。
「いやぁ、ワタシ機械ダメなんですよねー」の強化版です。
AIによって「人の仕事が奪われる!人と人との温もりガー!地域の絆ガー!」と未来に危機感を持っている方が多いです。
テクノロジーが進みすぎて、自分が話についていけないことによる拒否反応です。
そもそもテクノロジーは人の生活を豊かにするために生まれました。
人のできない、めんどくさいを解消するために生まれたものです。
決して人を苦しめようとして生まれてきたものではありません。
そのマインドを変えましょう。
日本は機械を売って暮らしてきたので、テクノロジーとの親和性も高いです。
日本独自に生み出されたテクノロジーも多くあります。例えばウォシュレット。
テクノロジーと人の温もりの二項対立は「ウォシュレットとおっさんにケツ拭いてもらうのとどっちがいいですか?」という話です。
「仕事が奪われる」というパワーワードに踊らされているだけです。きっと未来は今以上に便利になり、豊かになっているでしょう。


2月12日


おはようございます。
今日は「東京が世界一の都市」について。
ぼく自身大阪で暮らしていますし、関西弁好きやし、標準語好きじゃないし…
しかし、東京は世界一の都市です。
東京のGDPは1兆6167億ドルでざっくり160兆円です。日本全体のGDPの約1/3です。
日本の1/3が日本の0.5%の部分で生み出されています。
これほどの都市は世界どこにもありません。
朝の御堂筋線は通勤ラッシュで、8両の電車がパンパンになりますが、東京の山手線は2分おきに来るにも関わらず15両が満員になります。そんな不自由を強要されているにも関わらず、人口の流入が止まらないのは、東京しか生きていないからです。
プログラミング教育は東京では流行っているが、大阪では流行っていません。
今後10年で単純労働は消えると言われています。しかし、その危機感が東京でないと皮膚感覚ではわからない。プログラミングをやっておいたら自分の将来に得になるという事実がわからないからです。
東のディズニー。西のユニバ。とユニバがあるから東京と大して変わらないではありません。
大阪のGDPは6700億ドルです。


2月13日


おはようございます。
今日は「感情」について。
感情は言語化するから感情になります。言語化するから自分の知っている喜怒哀楽というフレームに因数分解されてしまいます。
レゴを踏んだときや、柱に足の小指をぶつけたときは「怒」でしょうか?「哀」でしょうか?
おそらくもっと複雑な感情があると思います。
ですので感情は感情でおいておきましょう。言語化しすぎると固定化されてしまいます。
バルス!で構いません。
愛だの恋だの言うから愛、恋になります。言葉にした瞬間に低次元の自分の知ってるフレームワークにはまってしまいます。
心的情報を伝える手段が言葉というだけであり、実際の自分の心はもっと複雑なもののはずです。
しかしその複雑な心を真に相手に伝えるには、一つの言葉では伝わりきらないことがあります。
言葉のストックは大切です。多くの文章を持っていると情報を伝える方法が増えますので、これがダメならこれと状況に応じて表現を変えられます。ぼくが授業で例え話をよく出すのもこれと同じです。
使いこなしたい言葉は使わなければ消えていきます。やる気には賞味期限があります。
賞味期限が切れる前に自分のものにしましょう。


2月14日


おはようございます。
今日は「写経」について。
写経とはお経を写すことです。仏教系の学校では校則違反に対するペナルティとしても使われていたりします。
年間多くの授業をしていると、授業中にノートを「利用する」ではなく、黒板をただただ写しているだけの生徒が見られます。
黒板を写しているだけでは成績は伸びません。写経をしているだけです。
これはノートを作ることが目的になっているからです。
そもそも写経しているだけで成績が伸びるなら、参考書を丸々写せばいいだけですし、ここまで学習塾はできないでしょう。
これは学校の先生がいう間違えた問題の解答解説を赤ペンで写すという課題でも当てはまります。
赤ペンで書き写したところで理解はできません。赤ペンで写せば理解できるのでしたら、赤ペンは最強のデバイスになります。
ノートは復習するときに自分が授業でどんなことを学んだかを再確認するためのツールです。
綺麗なノートを作りたい方は、その再確認の時間に作った方が頭の中をゆっくり整理できるので記憶に残ります。
大事なことは授業の内容を理解して使えるようになることです。目的と手段を誤らないようにしましょう。


2月15日


おはようございます
今日は「背伸び」について。
教育学的に背伸びは必要です。とはいえ過度な背伸びは自分を押し潰すにもなりますので注意が必要です。
例えば、京大志望の高校1年生に「過去問やれオラァ!」と過去問をどさっと渡しても解けませんよね。
ですので、背伸びは自分にできるかもしれないギリギリの範囲が望ましいです。
1日1時間英単語をすると言うのであれば、1日70分にしてみる程度の背伸びです。
Education Salon Osakaの「小5から始める中学受験」が上手くいっているのも、背伸びの力を借りているからです。
勉強で背伸びをするときや、ノルマを課すときに大体の人は量か時間で課します。
「1日20問」という量か「一日2時間」という時間かです。
心理学者のヘミングウェイはこの両方を合わせました。「1日5時間執筆するか、または500語以上書く」と決めました。
量または時間が達成できたらオッケーとしておくと、調子が悪い時でも満足感を感じられますし、調子がいいと「今日まだ2時間楽しめるじゃん!」と満足感を得られます。
大事なことは成長です。成長するための背伸びで押しつぶされないようにしましょう。


2月16日


おはようございます。
今日は「歴史は繰り返す」について。
ファッション業界では復刻モデルが発表されたり、音楽業界では過去に流行った曲がリバイバルされたりしています。
また今は第三次ミニ四駆ブームとも言われています。今にして考えると秋元康のAKB48によるアイドルブームも歴史は繰り返すという視点も持てます。
歴史は繰り返します。ですので、歴史を知っていると未来の予想が立ちます。
Education Salon Osakaは歴史は繰り返すことも意識して立ち上げました。
塾1.0は寺子屋や松下村塾。塾2.0は学習塾。
都内では理科実験教室やプログラミング教室、塾1.0のように偏差値教育ではない教育サービスが盛り上がりを見せています。
塾3.0は寺子屋や松下村塾のような偏差値教育だけでない学習サロンだと考え、Education Salon Osakaを始めました。
現在の学校教育の平日5日間の6時間授業では、高度に発達した社会を生きるための学習を全て賄うことはできません。
この社会課題を解決するにはどうすればいいでしょうか。シンギュラリティの今、必要なことはなんでしょうか。
それをみんなで考えていきましょう。


2月17日


おはようございます。
今日は「写真」について続。
写真を撮ってみてわかったことは、どこのテキストにも載ってるような話ですが、自分の客観視、美的感覚の向上でした。
大事なことは撮った後にその写真を見返すということです。
撮ってそれをその日のうちに見直すと今日の一日が振り返れます。
1日予備校で授業していた、今日は唐揚げを食べた、などなど。昨日と同じことをしないようにするのにも使えます。
また、自分にとって気持ちのいい写真(ポジティブイメージ)を見つけようとするようになります。
ぼくは電線、空、建物の中でかっこいいものを探すようになりました。
最近は色を撮ることにハマっています。光が反射してオレンジになっている様子であったり、空がグラデーションになっているのが面白くて撮っています。
景色を日常の外気をただただ過ごすのではなく、気持ちのいいものを探す時間にすると楽しくなります。
心理学でも「自分が青色が好きだったら青色のものを探すようにして歩く」とポジティブになれるというのがあります。
自分のポジティブを見つけるように意識していれば、ポジティブになれるという方法です。
簡単な方法ですので、オススメです。


2月18日


おはようございます。
今日は「東京への進学が難しい理由」について。
以前配信したようにぼくは早慶推しです。しかし、早慶というより東京の大学進学には大きな壁があります。
それは大学の偏差値が高いということではなく、家賃の問題です。
高いのは学費ではなく家賃、一人暮らしの費用です。
都内の家賃はザックリ言って大阪の2倍です。一人暮らしの費用になると年間で約300万円、国公立大学に進学しても約50万円安くなるだけです。大学生を下宿させることのできる家庭というのは本当に少なくて、ましてや東京となるとさらに少なくなります。
ですので、「実家が東京」というのはそれだけで地方の受験生よりも優位にあるということです。
また企業は東京に一極集中しているので就職では東京の大学が圧倒的に有利です。
日本人はお金持ちがイジメられ、それを正当化される国です。ZOZOの前澤社長はその典型例です。
東京に進学となると、「大阪を捨てた」などと揶揄されてしまい、妬まれてしまいます。
金銭的問題と心理的問題の両方を抱えているのが、東京の一極集中が解消されない一つの要因でもあります。
果たしてこのままでいいのでしょうか。


2月19日


おはようございます。
今日は「世界の正解と日本の正解は異なる」について。
世界的な権威が科学的に正解を示したとしても、それが日本に伝わると曲がって伝えられます。
10代は約9時間の睡眠が最適だと科学が示したにも関わらず、9時間も寝れている中高校生はほぼいません。
それどころか日本では6時間睡眠が推奨されていたりします。
2015年に21世紀の資本で流行ったピケティは、日本が成長ために資産の少なく労働所得しかない若年層への支援の強化を提案しました。若年層に多い非正規労働者の待遇改善、子育てしやすくなるようなインフラの改善、若年層優遇の税制などです。
しかし行われたでしょうか?行われたのは65歳以上の優遇です。
正解を言った結果、行われたのはピケティを干すという芸能界でよくみられる方法でした。
2050年代には日本の総人口は1億を切り、65歳以上の人口は日本の全人口のうち3割を超えると言われています。
失われた20年で正解は失われました。日本は老人が若者を殺す国です。全てのツケを次世代の子どもたちに付け回し、のうのうと楽しくゲートボールとかして生きる平和な国です。


2月20日


おはようございます。
今日は「ICT教育」について。
ICT教育はタブレットなどテクノロジーを活用して効率的な学習を行うということです。
ぼくも立体の切断や回転体の授業で活用しています。
LINEで質問も受けられ、オンラインで遠方の生徒への授業もできるようになりました。
MOOCをはじめ、ネットとテクノロジーの進化で学び方もどんどん変わっていっています。
学校教育でもICTの活用と期待されているのですが、うまくいっていません。
テクノロジーに強い先生があまりにも少ない、むしろテクノロジーに弱い、情報感度の低い方が多くポジションを取っているからです。子どもに学べと強要しながら、自分は学ばないという構図です。
ICT教育はとりあえず電子黒板を導入すればいいということではありません。
電子黒板は非常にいいデバイスですが、うまく使えなければ非効率なアイテムにしかなりません。
何か問題があればテクノロジーで解決しようというのがグローバルスタンダードです。
日本はショベルカーの隣でスコップで穴を掘っていると例えられます。
学校で学べるのは「過去」です。学校だけが全てではありません。
自分の半径5mから変えていきましょう。


2月21日


おはようございます。
今日は「モチベーション格差」について。
経済格差、学力格差、地域格差。◯◯格差という言葉が広まり、この言葉を聞かない日はない程になりました。
その中で今言われているのがモチベーション格差です。
簡単に言うと「やる気」です。やる気のある人間とない人間、どうすればやる気は出るのかということです。
よく耳にするのが、勉強のやる気が出ないという話です。
心理学では、とにかく机に座って一問、簡単な問題でいいから解いてみる。
脳科学では、勉強は作業だからやる気なんていう特別なものはいらない。
という解決策が言われています。しかし、どちらも一般性を持ちません。
勉強のやる気のない生徒はやらなければいいです。嫌なことはやらなくても構いません。
その結果、合格はできないかもしれません。しかし、行きたいと願うのであれば、人間は欲を持ったら努力するしかありません。
その行きたいと願うことがモチベーションになります。それで行動ができない方はその程度のモチベーションすら担保できない欲望だということです。
本当にしたいことはそれではないのかもしれません。シンプルに考えましょう。
自分のしたいことはなんでしょう。自分のモチベーションがあることはなんでしょう。
自分のモチベーションの向く方向に進む方が美しくありませんか?


2月22日


おはようございます。
今日は「学生服」について。
学生服、制服を着る理由ってなんでしょうか?
自分の所属を表すため?動きやすいから?
これは理由はないけど「そういうもんだから」と受け入れる訓練の一つです。
制服文化は軍隊がないと成立しません。
近代国家は国境線がないと成立しません。その国境線の維持のためには軍備が必要です。
軍備を拡張するためには、一体感を高めなければならないから制服を作るという流れです。
では、上履きをは理由は?これはコストが安いからです。
全員に同じものを提供して、全員に同じものを施すという標準化が近代です。
制服、上履き、教科書、給食など、全員同じですよね。
画一化して、生産様式を上げていくのが近代教育です。全員で同じことを行い、速く、正確に行える者を優秀と判断する。
テストで良い点数を取ったり、かけっこで1等賞に成ることに価値があると教え込むのが高校生までの教育です。
近代の学校教育は工場のラインで働く人間を作るのには最適な教育です。
こうして作られた近代人は人口増加ボーナスを元にして高度経済成長を作り、世界一の経済大国にもなりました。今のぼくたちの生活があるのは高度経済成長のお陰でもあります。しかし、高度経済成長はもう過去の話です。
標準化では通用しないと平成が終わりを告げました。標準化された綺麗な角砂糖のようにならないようにしましょう。


2月23日


おはようございます。
今日は「出し惜しみ」について。
予備校では出し惜しみをよくしていました。言ってはいけないと戒厳令が出されていたからです。
例えば、勉強の動機付けにはご褒美、エサで釣るのが一番効果的であり、その中でもお金が一番のモチベーションになるとエビデンスが示しているという話を保護者会でしようとしたら止められました。
Education Salon Osakaは自分で立ち上げた事業ですので、戒厳令はありません。
生徒が求める情報、必要な情報は出し惜しみなく伝えるようにしています。
学校や塾の裏話もしますし、社会の疑問についても話します。
もちろん、わからないことには「わからない」と言います。
出し惜しみはディアゴスティーニだけで十分です。
このLINEもちょっと過激な表現かと思うこともあります。しかし、過激なことを言わないと今の社会の危機感・速さ・熱量は伝わりません。
「ロクでもないこと言ってるわー」と思われることもあるでしょう。
しかし少なくとも人から笑われるようなアイデアでなければ独創的なものとは言えません。
美女にライバルがバラを10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ。(スティーブ・ジョブス)


2月24日


おはようございます。
今日は「分人主義」について。
分人主義とは、人間は相手次第で様々な自分になる。誰を相手にしても自分は自分であり、いくつもの顔があり、「(分割不可能な)個人 individual」ではなく、複数の「(分割可能な)dividual」であるという考え方です。
「分人」とは、対人関係ごとに生じる様々な自分のことです。
1人の人間は、複数の分人のネットワークでできており、「本当の自分」という中心はない。近代的な「個人」という考え方の限界を乗り越えるために、発想した概念です。
親の前での自分というキャラクターと学校の中での自分といキャラクターは違う、それでいいじゃん!ということです。
これからの個人は一つのコミュニティではなく、複数のコミュニティに属している方がいいと考えられています。
中学の自殺は家庭と学校という2つのコミュニティしか知らないので、片方で裏切られると自分の世界全てが否定されたように感じてしまい、押しつぶされてしまった結果だとも言われています。
所属するコミュニティを1個だけに絞ると辛く、何より難しくなります。複数個所属して、何個かをレイヤーにできるようになると自分も他人も考え方が変わります。
塾で頑張った結果、学校の成績が伸びて、学校でも評価が変わるといった形です。
今の時代に現状維持なんてあり得ません。昨日と同じ今日ではなく、昨日と違う今日。
変わることを恐れず、変わり続けましょう。


2月25日


おはようございます。
今日は国公立大学前期試験です。
いよいよですね🔥
今日を迎えるまでに色々な壁があったと思います。
壁にぶつかっては、跳ね返され、壁を壊しては、新しい壁にぶつかって。
まず今日という日を迎えられたことを感謝しましょう🌈
センターの点数次第で、逆転しなければならない!と気負いすぎている方もいるかもしれません。
「人間は落ち着きが肝心」ってどっかの偉い方も言っているじゃないですか。
だからたぶんそうなんでしょう。落ち着きが肝心👍
気負いすぎず、肩の力を抜いて、等身大の自分の持っている力で挑みましょう。
先生が信じていなくても、親が信じていなくても、友達が信じていなくても、自分が信じていればきっと自分の望む結果は得られると信じています。
最後の1分、1秒まで手を動かし続ける、何かを生み続けている姿を期待しています。

最後に、
受験票は持ちましたか?
筆箱は持ちましたか?
お財布は持ちましたか?
ティッシュは持ちましたか?
最終確認が終わったら、いってらっしゃい👋


2月26日


おはようございます。
今日は「勉強する上で一番大切なこと」について。
中学受験専門の学習塾は宗教的です。「◯◯中学に絶対合格するぞー!うぉぉ!」と叫んだり、合格ハチマキを巻いて大晦日にテスト受けたり、狂気的な熱量です。
中学受験で有名な学習塾は週5授業が基本で、追加授業で週7にできたりします。
しかし、ぼくが行なっている中学受験は週2回の通塾で結果を残していました。
それは勉強する上で一番大切なことを課していたからからです。その大事なことというのは「自分でやる」ということです。
自習力と自主力です。
この国では「習うもの」「教わるもの」という色が強いですが、勉強は本来自分で、自分が行うものです。成績も伸ばしてもらうものではなく、自分で伸ばすものです。
ラーニングピラミッドによると「講義を受ける」では5%しか定着しません。ですので、授業に参加しているだけでは伸びません。授業はメインではありません。中学受験の週7の授業は5%を積み重ねているだけで、非効率です。
5%よりも定着率が高いのが「自分で行う」ということです。
授業のコマを増やすのではなく、勉強時間、自習時間を増やして、効率的に学習をしましょう。


2月27日


おはようございます。
今日は「話すと叶う説」について。
夢や目標は恥ずかしがらずに誰かに話す、声に出す方が叶うと言われています。
ぼくもそうだと思っています。
これは話すことによって「自分がその目標から離れられなくなる効果」と「話した人が協力してくれる効果」の2つが働くからです。
心理学者のピーターゴルウィッツアーが行った実験で、自分が取ろうと思っている行動を独り言のようにつぶやく、声に出すだけで、行動できる可能性が倍になるということがわかりました。
目標を話すことによって、その目標に対する行動が行えるようになり、結果その目標を達成するというサイクルです。
志望校や目標・夢を話すことを避ける、恥ずかしがる人はいます。しかし、それはその目標に対して自らで離れていっていることになります。
目標や夢に上下はありませんし、自分の目標を恥じる必要はありません。人から笑われるようなアイデアでなければ、独創的なものとは言えません。
どんな些細な目標でも構いません。まずは言う。言うだけで自分の世界が広がっていきます。
自分の夢や目標、やりたいことがあれば、是非教えてください。アウトプットする機会を増やしましょう。


2月28日


おはようございます。
今日は「中学受験の補習授業についてのご案内」です。
宣伝です。
Education Salon OSAKAでは中学受験の算数の補習も行なっています。
浜学園に通う小6生は宿題をする時間、宿題で生まれた疑問を解決する時間があまりありません。
ですので、Education Salon OSAKAでは「中学受験算数の手伝いおじさん」を行います。
わからない問題や質問があればその場で解決する時間です。
中学受験の算数は非常にクセが強く難しいです。中学受験の経験者でないと授業はできない、「中学受験だけは無理」と言う大学受験の数学の先生は非常に多いです。
あくまで学習塾のフォローですので、こちらから宿題を出したり、カリキュラムを進めるといった授業は行いません。
ベースとなるレギュラーの授業はどこかの学習塾で受講して、算数の成績を伸ばすためのオプションの時間です。
算数で苦しんでいる小学生は多いでしょう。中学受験は算数のできる/できないで大きく変わります。
身近に算数で悩んでいる子どもがいましたら、是非ご紹介をしてあげて下さい。


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