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マーケティングにおける効果と効率、問題と課題を整理しながら日本の農業に関する記事を二つ読んでみる…サスティナブルな農業ビジネスに貢献したくなるという長めのメモ書きです。Chat GPT4も活躍します。

Three Plus Sixです。
農業に関する気になる記事が二つありました。
その記事を読みながら感じたことをまとめます。
今日もChat GPT4に手伝ってもらいます。


まず効果と効率について考えよう!

Marketingの権威でEffie Awardというものがあります。
欧米を中心にアジアでも展開されています。

Effieのサイトより

僕も2022年、2023年と一次審査を担当させていただきました。
たくさん審査員がいますので、よかったら以下のサイトから捜してみてください。

Effie Awardとは


Effie賞は、マーケティングコミュニケーション業界で非常に権威のある賞として知られています。この賞は、実際の市場での成果をもたらす、効果的なマーケティングキャンペーンを表彰することを目的としています。つまり、クリエイティブなアイディアだけでなく、そのアイディアがどれだけビジネスの成功に貢献したかが評価のポイントとなります。

Effieは1973年にアメリカで創設され、その後、全世界で認知されるようになりました。現在では、各国や地域ごとに独自のEffie賞が設けられており、国際的なEffie賞も存在します。応募されるキャンペーンは、広告やPR、デジタルマーケティング、イベントなど、多岐にわたる領域から集められます。

Effie賞の評価基準は、「挑戦・目的」「洞察・戦略」「実行」そして「結果」の4つのカテゴリーに分けられます。これらの要素がバランス良く、かつ高いレベルで組み合わされているキャンペーンが高く評価されます。受賞することは、マーケティングの専門家たちにとって、その能力や成功を証明する重要なバッジとなっています。

Chat GPT4によるまとめ、太字は筆者

MarketingのEffectiveとEfficiencyについての権威ある賞です。
しかし、日本にはこの賞がありません
アジアでも中国市場はじめ主要マーケットではローカル組織で運営されています。

Effie賞は、創設以来、その重要性と認知度を高め、多くの国々や市場で採用されています。2022年の時点で、Effieは50以上の国や地域で独自の賞として実施されており、さらにEffie Worldwideは、世界的な賞としてもいくつかのカテゴリーで表彰を行っています。これには、Global Effie、Multi-Region、APAC、Europe、Latin America、North America、MENAなど、地域別やテーマ別の賞が含まれています。

その普及の背景には、マーケティングの効果を示す指標や証明としての役割が高まっていること、およびマーケティングプロフェッショナルやブランドが国際的な成功を追求する中で、その実績や成果を明確にアピールする手段としてEffie賞の存在が価値あるものとして受け止められていることが挙げられます。

それぞれの国や地域においては、文化や市場環境に合わせた独自の評価基準やカテゴリーが設定されており、グローバルな視点とローカルな視点の両方での評価が行われています。

このように、Effie賞は世界中のマーケティングコミュニケーション業界において、効果的なキャンペーンの証として非常に重要な位置を占めています。

Chat GPT4によるまとめ

なぜ日本にないのか?


日本のマーケティングに関わる人たち、特に広告関係者においてビジネスへの貢献を効果と効率の観点で論じてこなかった歴史が反映されているというのが僕の見解です。
別の言い方をすれば広告表現に重きを置き過ぎていることが原因ではないかということです。

質問:日本にはEffie賞がありません。なぜないのでしょうか?

Effie賞が特定の国や地域に存在しない具体的な理由は、多岐にわたる可能性があります。日本の場合に関して考えると、以下のような要因が考えられます。

1. 既存の賞の存在: 日本には、広告やマーケティングに関する独自の賞やコンテストが多く存在します。これらの賞が既に業界のニーズを満たしていると感じられる場合、新しい賞の導入の必要性が低くなる可能性があります。

2. 市場の特性: 日本のマーケティングや広告の文化やアプローチは独特であり、西洋の評価基準や方法論がそのまま適用できるわけではありません。Effie賞の評価基準や方法論が日本市場にそのまま適合するかどうかは議論の余地があります。

3. 組織や協会の関与: Effie賞を国や地域に導入するには、現地の広告やマーケティング関連の組織や協会との連携が重要です。適切なパートナーシップが築けない場合、賞の導入が難しくなることも考えられます。

4. 認知度やニーズの問題: 日本のマーケティング業界内でEffie賞の認知度が低い、またはその導入に対する強いニーズが感じられない場合、導入の動きが遅れる可能性があります。

これらの要因の中で、どれが最も影響を持っているのか、または他にも影響を持つ要因が存在するのかは、具体的な研究や分析を行わないと断定できません。ただし、Effie賞が日本に導入されない理由は、単一の要因だけでなく、複数の要因が絡み合っている可能性が高いと考えられます。

Chat GTP4によるまとめ 太字は筆者

マーケティングの効果と効率

個人的な印象が前提ですが、特にコロナ以降、カンヌ広告祭における日本のプレゼンスが後退しているように思います。
広告の役割が変わってきていることは従来から指摘されていますが、その役割がどうあるべきかについての議論と実践が遅れているのではないでしょうか?

アドタイでクリエイティブ・ディレクターの古川裕也さんの記事をとても興味深く拝見しました。
うなづくところがたくさんあります。

アワード全体の設計は、むしろクライテリアを複数設定して、そこからカテゴリー分けしたほうがいいのではないだろうか。従来の「イッシュー→アイデア→ソリューション」というリザルト重視のおそらく大所帯になるカテゴリー群。それと「リザルトを問わない構想の意義とスケールを評価するもの」。と、Film、Craft系に代表される「説明なしのクリエーティブ表現」。リアルなソリューション、大言壮語、圧倒的クオリティ。この3つのクライテリアをベースにカテゴリーを再構築した方がいいように思う。

新しいどこかへ行こうとしていることは確かなんだけれど それがどこかはまだちょっとわからない

効果と効率


個人的な感想ですが、長い間、効率の話をしてきた気がしますが、効果についてあまり議論してこなかったように思います。
効果と効率は一対で語られるべきではないかということを古川さんの記事や今日の日経の農業についての記事を読んで考えています。

効果と効率について

質問:効果と効率についてです。Effectiveness とEfficiencyの違いについて対比して説明してください。

「Effectiveness(効果)」と「Efficiency(効率)」は、ビジネスや多くの分野で使用される用語であり、特定の目的やタスクを達成する際の2つの異なる側面を示しています。以下に、この2つの用語の主な違いを対比して説明します。

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Effectiveness(効果)
- 定義: 効果とは、特定の目的や目標を達成する能力を指します。つまり、どれだけ目的が達成されているか、あるいは期待される結果を得ることができるかを示します。
- 焦点: 最終的な成果や結果に焦点を当てます。
- 例: ある広告キャンペーンが目的としていたブランド認知度の向上を達成した場合、そのキャンペーンは効果的であると言えます。

Efficiency(効率)
- 定義: 効率とは、与えられたリソース(時間、お金、人員など)を使用して目的や目標を達成する過程の品質を指します。具体的には、どれだけのリソースを使用してどれだけの結果を得られるかを示します。
- 焦点: リソースの使用量とそのリソースから得られる成果のバランスに焦点を当てます。
- 例: 同じ結果を得るために、2つの異なる広告キャンペーンがある場合、コストが低い方のキャンペーンは、もう一方よりも効率的であると言えます。

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要するに、効果は「何を達成するか」に関するものであり、効率は「どのように達成するか」に関するものです。効果的であることは、目標達成の観点からの成功を意味しますが、効率的であることは、過程やリソースの最適化の観点からの成功を意味します。この2つの概念は、多くのビジネスの意思決定や戦略策定の際に考慮される重要な要因です。

Chat GPT4によるまとめ 太字は筆者

日本市場でたくさんの人が「パーパス」を求めたがっている背景の一つに効果を語らないまま、効率を追求している現状があるようです。

質問:「効果」よりも「効率」を重要視する傾向が強い状況で起きるプロコンを整理してください。そして、その問題を課題として生成してください。

「効果」よりも「効率」を重要視する傾向が強い状況のプロコンを以下に整理します。

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利点 (Pros)

1. コスト削減: 効率を追求することで、不要なコストを減少させることができる。

2. 迅速な結果: 高い効率は、短期間での成果をもたらすことが多い。

3. 生産性の向上: タスクやプロセスが効率的に行われると、生産性が上がることが一般的です。

4. リソースの最適化: 効率を重視することで、使用するリソース(時間、人員、資金など)を最適に使うことができる。

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欠点 (Cons)

1. 質の犠牲: 過度な効率追求は、サービスや製品の質の低下を招く可能性がある。

2. 短期的な視点: 効率を最優先すると、長期的な戦略や目的を見失うリスクが高まる。

3. 従業員のストレス: 効率追求のプレッシャーは、従業員の過重労働やモラルの低下を引き起こす可能性がある。

4. イノベーションの抑制: 効率だけを追求する文化は、新しいアイディアやアプローチに対して保守的になるリスクがある。

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これらのプロコンから、以下のような課題を生成できます。

1. 課題: 質と効率のバランスをとるための戦略の策定が必要。

2. 課題: 長期的な視野を持ち続ける組織文化の醸成が求められる。

3. 課題: 従業員の福利厚生やワークライフバランスを確保しつつ、効率を維持する方法を模索する必要がある。

4. 課題: 効率の追求とイノベーションの促進を両立させるアプローチの開発が必要。

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効率と効果は、ビジネスの成功において両方とも重要な要因です。そのため、これらの要因を適切にバランスさせることが、組織の持続的な成功の鍵となります。

Chat GPT4によるまとめ 太字は筆者

Chat GPT4、学習していますね。
今日はプロコンをPros とConsに開いてきました。
以前はそのままプロとコンで表記してきたので学習していること、進歩していることが実感できます。

問題と課題


毎日のようにニュースでは「問題」が語れている



しかし、課題についての議論はなかなか目にすることがないように思います。
問題をそのままにしておくのではなく、解決すべきこと、解決できることについて設定していくことの重要性を常々感じています。
広告の仕事については「問題解決」業や「課題解決」業であるという文脈で語られることがありますが、問題や課題にという言葉そのものについて話されること、定義されることは滅多にありません。

質問:問題と課題の関係について教えてください。それぞれを比較して、構造的に整理してください。300字程度でお願いします。

問題と課題は、多くの文脈で関連性を持ちつつも、意味や取り扱うべき側面が異なります。以下に、それぞれの特徴と構造的な関係を整理してみます。

問題:
- 問題は、現状における不都合や障害、予期しない状況など、何らかのアクションや変更を要求される状態を指します。
- これは具体的な状況や事象を示す場合が多く、直接的な対処や解決が求められます。
- 例:製品の欠陥、業績の低下、顧客の不満など。

課題:
- 課題は、問題を更に掘り下げたり、より広い視点から捉えて、未来の目標や到達すべき点としての側面を持ちます。
- これは方向性や目的を示し、中長期的な取り組みや戦略が必要になる場合が多いです。
- 例:製品の品質向上、業績の持続的な成長、顧客満足度の向上など。

構造的な関係:
- 問題は具体的な現状の困難や障害を指し示す一方で、課題はその問題をどのように乗り越えるか、どのような方向性をもって取り組むべきかという視点を持っています。
- したがって、問題が発生した際には、その背後にある原因や要因を深掘りし、それを解決するための方向性や目標を明確にすることで、課題として捉えることができます
- 簡潔に言えば、問題は「何が起こっているか」を示し、課題は「どうしたらよいか」を示すものとして理解することができます。

このように、問題と課題は異なる側面を持つものの、互いに深く関連し合っており、効果的な問題解決には両者を適切に識別し、対処することが求められます。

Chat GPT4によるまとめ 太字は筆者

日本でオワコンと言われる広告業界の問題と課題は何でしょうか?


これは僕のまとめです。

  • 問題:効果の観点、特にビジネスにおける効果が見えない、ことが問題です。

  • 課題:統合マーケティングにおけるプロモーションの役割を全うするために広告ができることを具体的にしていくこと、が課題です。

良い広告はいつもビジネスに貢献する広告です

さて、今日の本題でもある農業について

日本の農業の問題と課題について

まずは一般論をまとめましょう

質問:日本の農業における問題についてです。特に重要と思われる問題を5つ挙げてください。

日本の農業は、長い歴史と伝統を持つ一方で、近年さまざまな課題に直面しています。以下に、日本の農業における特に重要と思われる5つの問題を挙げます。

1. 高齢化: 日本の農業従事者の平均年齢が高く、若い世代が農業に参入しにくい状況が続いています。これにより、労働力の確保や農業の持続可能性が問題となっています。

2. 小規模経営の多さ: 日本の農地は多くの小規模な経営が散在しており、これが生産効率の低下や経営の困難さを引き起こしています。集約化や大規模経営への移行が求められています。

3. 農地の減少と土地利用の制約: 都市化やインフラ整備の進行に伴い、農地が減少しています。また、農地転用の制約や保全が求められる一方で、実際の農地の有効活用が困難なケースも存在します。

4. 国際競争力の低下: 自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)の進展により、安価な農産物の輸入が増加しています。これにより、日本の農産物は価格競争で不利となり、国際競争力の低下が懸念されています。

5. 技術導入とイノベーションの遅れ: 先進的な農業技術やIoT、AIなどの最新技術の導入が遅れている地域や農家もあり、これが生産性向上の障壁となっています。

これらの問題に対処するためには、政策的な支援や産業全体の構造改革、技術導入の促進、新しいビジネスモデルの開発など、多岐にわたる取り組みが必要とされています。

Chat GPT4によるまとめ 太字は筆者

課題を生成しましょう

大筋一般的な問題意識とレベルは揃っていると思います。
では課題を訊いてみましょう。

質問:問題と課題の関係を踏まえて、先ほどの日本の農業の5つの問題から課題を3つ設定してください。

先ほどの日本の農業に関する5つの問題をもとに、課題を設定します。

1. 問題:高齢化
日本の農業従事者の平均年齢が高齢化しており、若い世代が農業に参入しにくい状況が続いています。
→ 課題1:若い世代が農業に魅力を感じ、参入しやすい環境の構築。具体的な戦略や取り組みを策定し、新しい世代の農家を増やすための道筋をつくる。

2. 問題:小規模経営の多さ
日本の農地は多くの小規模な経営が散在しており、これが生産効率の低下や経営の困難さを引き起こしています。
→ 課題2:農業経営の集約化や大規模化を促進する方策の策定。小規模経営者が効率的に経営できる仕組みや協力体制を構築する。

3. 問題:国際競争力の低下
自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)の進展により、安価な農産物の輸入が増加しています。これにより、日本の農産物は価格競争で不利となり、国際競争力の低下が懸念されています。
→ 課題3:日本の農産物の付加価値やブランド力を高めるための戦略策定。国内外での認知度を上げ、日本産の農産物が持つ独自性や質の高さを強化・アピールする取り組みを進める。

これらの課題は、対応が求められる問題を解決するための方向性や目標を示すもので、具体的な戦略や取り組みを通じて実現を目指すことが必要です。

Chat GPT4によるまとめ、太字は筆者

3番目の課題に別の視点を加えてみる

国際競争力の低下を課題の3つ目に設定しています。
今までの応答では「輸入リスク」の観点が脱落しているので、そこを指摘しましょう。

質問:課題の3についてです。国際競争力の問題と課題に加えて、最近地政学的なリスク・政治化するリスクが増大しています。その観点でみた時にどんなことが課題になりますか?輸入リスクの観点から、日本の農業の問題とその課題を端的にまとめてください。300字程度でお願いします。

日本の農業は、多くの面で輸入リスクに直面しています。以下に、その主要な問題と課題をまとめます。

問題1: 食糧自給率の低さ
日本の食糧自給率は低く、多くの食品が輸入に頼っています。これは、地政学的リスクや供給チェーンの中断による食料の供給不足の危険性を高めます。
→ 課題1: 食糧自給率の向上を目指し、地域における生産力の強化や多様な作物の生産拡大を推進する。

問題2: 安価な輸入農産物との競争
多くの国からの安価な農産物の輸入により、国内の農産物の価格競争力が低下しています。これにより、農家の経営が困難になる場合がある。
→ 課題2: 日本産の農産物の品質や付加価値を強化し、ブランド力を向上させることで、価格競争だけでない差別化を図る。

問題3: 輸入食品の安全性への懸念
輸入食品の安全基準や品質管理が十分でない場合、国民の健康を損なう危険性が考えられる。
→ 課題3: 輸入食品の安全基準の厳格化と、国内での検査体制の強化を行う。

これらの問題は、国内の農業だけでなく、食の安全性や国民の健康、さらには経済や地政学的な安定性にも影響を及ぼします。日本の農業は、これらの輸入リスクに対応するための多角的な策を考え、実行に移していく必要があります。

Chat GPT4によるまとめ

日経の記事を読んでみよう!

上記の問題と課題設定を持って以下の記事を読んでみましょう。

王子HDが薬用植物の量産に踏み切る背景には国内での漢方薬市場の拡大がある。厚生労働省によると漢方製剤の生産規模は2021年に1895億円と10年前の11年(1320億円)に比べ約4割増えた。ストレスや冷え性に悩む人が増えるなかで今後も漢方薬の需要増が期待されている。

王子HD、国産漢方薬を大規模栽培 脱中国で安定供給

消費者側の需要が増えており、かつ「甘草」の用途が拡大しています。

甘草は抗炎症作用や抗アレルギーの効果があり葛根湯など漢方薬の代表的な生薬の一つとされる。甘味料の原料としてしょうゆや味噌といった食用やシャンプーなどの化粧品用まで幅広い用途で使われる。

王子HD、国産漢方薬を大規模栽培 脱中国で安定供給


王子HD、国産漢方薬を大規模栽培 脱中国で安定供給より

この状況で中国の輸出規制が実施され、王子HDはそれを課題にしてアクションをとりました。

まずは時間的な制約へのチャレンジです


量産化に向けて時間を短縮できる応用できる技術があることには正直驚きました。製紙業で培ったノウハウの応用です。
課題が設定できると解決策が見えてきます。

王子HD傘下の王子薬用植物研究所(北海道名寄市)が甘草の量産技術を開発した。紙の原料となる樹木を効率的に栽培する技術を応用して育ちやすいタネを選別し、苗の発芽率を従来の30%程度から90%以上にまで高めたことで安定した大量供給が可能となった。

農機の工夫などで苗植えから除草、収穫まで一連の作業を自動化する栽培ノウハウも確立した。肥料や堆肥などを調整し、通常5〜6年かかるとされる栽培期間を半分の3年に短縮する技術も開発している。

市場拡大への取り組み


こうした試みを通じても国内の流通量ではまだまだ1%程度。
記事でも触れていますが、生産者も含めた規模の追求が求められます。
これは日本の農業の課題です。
需要拡大のためには統合マーケティングのノウハウとその活用のためのスキルが重要になります。
プロダクト側に革新のための生産技術が投入されています。
今後は規模を実現するために「甘草」のValueを言語化して市場との対話が進むことが課題になります。

このほど名寄市で耕作放棄地などを借り20ヘクタールの圃場を整備し、食品など向けに出荷を開始した。最大で年20トンの甘草の出荷を目指す。生薬用で換算すると国内流通量の1%程度に相当する。

販売価格換算では甘草を細かく切断した乾燥根やエキス、パウダーなど加工により付加価値を高めることで数億円規模になる可能性がある。今後需要を掘り起こし、生産・販売規模の拡大を目指す。

王子HD、国産漢方薬を大規模栽培 脱中国で安定供給

効果と効率の観点


質問:国内の農業のビジネスとしての効果と効率を高めるための問題と課題はなんでしょうか?

国内の農業のビジネスとしての効果と効率を高めるためには、多くの問題に対処し、それに基づいた課題を設定する必要があります。

問題1: 資源の非効率的な利用
多くの農家では古くからの方法や小規模な経営が続いており、新しい技術や方法を導入しづらい状況が存在します。
→ 課題1: 最新の農業技術や機械を導入し、効率的な作業方法を普及・啓発する。

問題2: 人手不足
高齢化とともに、農業従事者が減少しており、人手不足が深刻化しています。
→ 課題2: 農業への参入を促すための制度や施策の整備、さらには外国人労働者の受け入れ拡大を検討する。

問題3: 市場へのアクセスの難しさ
中小規模の農家は、大手スーパーやレストランと直接取引するのが難しい場合が多い。
→ 課題3: 地域ごとの農産物の流通・販売をサポートする組織やプラットフォームの構築。

問題4: 付加価値の低さ
一般的な品種や栽培方法では、価格競争力を維持するのが難しい。
→ 課題4: 特色ある品種の開発や、オーガニック、無農薬などの付加価値を持つ農産物の生産拡大。

問題5: 知識や情報の不足
最新の市場動向や消費者ニーズ、さらには農業技術に関する情報が十分に届いていない。
→ 課題5: 農家向けの情報提供サービスや研修の充実、デジタル技術を活用した情報共有の仕組み作り。

これらの問題と課題を克服することで、国内の農業のビジネスとしての効果と効率を向上させることが期待されます。

Chat GPT4によるまとめ

効果と効率の観点で次の記事を読んでみましょう。


栃木県、イチゴ生産首位維持へ脱「とちおとめ」より

高齢化や後継者不足だけではなく、消費者ニーズに向き合いうことで、地域産業のポジションを強化する試みです。

24年産から全てのイチゴを「とちあいか」に切り替えた岡田幸男さんは「夏に冷やさなくても早く花芽がつき11月初めには出荷できる。(クリスマスを控える)年内は単価が2倍になるので、収益への効果は大きい」と魅力を語る。種苗法上の保護期間が11年に切れ、「とちおとめ」はいまや県外でも生産が進む。独自性が薄れているのも、生産者が転換を急ぐ背景にある。

栃木県、イチゴ生産首位維持へ脱「とちおとめ」

量と質の議論


生産量日本一は栃木県にとって大事なテーマですが、同時に商品価値を上げることによる効率化についての議論があります。
価値は消費者との向き合いです。
ライバルの存在をどう考えるかも重要です。

「県は『生産量』にこだわりすぎではないか」。関係者の間ではこうした疑問の声も漏れる。全国でイチゴの品種開発は進み、福岡の「あまおう」も台頭。国内人口は減り続けているため、消費が減るなかで生産量だけ増やすと値崩れしてしまう恐れがあるからだ。

「とちおとめ」はケーキなど業務用や家庭向けが多く、単価を引き上げる高級品市場への出遅れが弱点。栃木県では果実が特に大きい「スカイベリー」を高級品種と位置づけるが、認知度の点でまだ課題が多い。

スカイベリーの取扱高が多いJA佐野(佐野市)でマーケティングを担当する関根賢司さんは「贈答用としての認知を広めることが重要」と話す。市場に頼りすぎず、大手企業に直販できる体制づくりを独自に進める。すでに全国展開する大手小売りには店頭やギフト向けの納品を始め、23年産では有名高級菓子メーカーと菓子と果物のセット販売で直接契約も結んだ。

栃木県、イチゴ生産首位維持へ脱「とちおとめ」

農業は産業


農業をめぐる問題は僕が考える以上にあります。
しかし、上記の取り組みは「産業」として「ビジネス」としてどうするかという課題を出発点にしているように思います。

質問:農業を産業として機能させるための問題と課題を500字以内でまとめてください。

農業を産業として機能させるための問題と課題

1. 問題:技術・機械の導入と活用の遅れ
- 伝統的な農業手法に依存し、近代的な技術や機械の導入が遅れている地域が存在します。
- 課題:新しい技術や機械の導入とその効果的な活用、そして農家への研修提供。

2. 問題:後継者不足
- 都市部への人口流入や農業に対する魅力の低下が後継者の確保を困難にしています。
- 課題:農業の魅力向上、新しいビジネスモデルの提案、そして若者への啓発活動。

3. 問題:生産コストの高さ
- 入力コストの高さ、特にエネルギーや農薬、肥料の価格上昇が生産コストを押し上げています。
- 課題:生産効率の向上、コスト削減のためのイノベーション、持続可能な農業手法の採用。

4. 問題:気候変動と環境問題
- 異常気象や環境変動が収穫量や品質に影響を及ぼすリスクとなっています。
- 課題:気候変動に適応した作物の選定、灌漑や耕作方法の改良、環境に配慮した持続可能な農業の実践。

5. 問題:価格競争と市場アクセス
- グローバルな市場での価格競争や、新しい市場へのアクセスの制限が農産物の価格を圧迫しています。
- 課題:ブランド化や付加価値の提供、新しい市場や消費者層の開拓、直接販売の促進。

6. 問題:資源の有限性
- 土地や水などの資源は有限であり、これらの過度な利用は環境に悪影響を及ぼす可能性があります。
- 課題:効率的な資源の利用、土壌の健康や水の持続可能な管理。

総括:
農業を産業として成功させるためには、現代の問題を把握し、それに対する課題を明確にし、適切な戦略と実践を行うことが必要です。技術革新、継続的な教育、政策のサポート、持続可能な農業の推進など、多角的なアプローチを取り入れることで、農業は持続可能な産業としての地位を確立し続けることができます。

Chat GPT4によるまとめ 太字は筆者

北米の農産物についてのマーケティングの議論


上記の6つの問題・課題と総括の内容は今年の春まで担当していた北米産農産物の仕事で話されていたこととほぼ同じです。

欧米の方が農業への向き合いで早く動いているようですが、見方を変えれば先行事例があるわけですので、応用できるということです。

答え合わせという意味では、Chat GPTさん、精度の高い応答です。

上記課題における「市場アクセス」から農業ビジネスのサスティナビリティを考える


日本の市場は悲観的な話が多いですが、農業を産業として捉えたときに、海外市場も含めて可能性を感じることができます。

質問:サスティナビリティの観点から農業ビジネスの将来についてまとめてください。サスティナビリティについてはビジネスの継続性の視点を大事にします環境問題だけにしないでください。問題と課題の構造、解決策がある場合はその解決策のケースなどを紹介してください。

農業ビジネスの将来とサスティナビリティ

1. 問題:人口増加と食糧需要の拡大
- 世界の人口増加に伴い、食糧供給の需要が拡大しています。これに対応するための生産拡大は、ビジネスの継続性を確保する上で不可欠です。
- 課題:増える食糧需要に応えるための生産方法の確立
- 解決策:持続可能な農業技術の導入、例えば精密農業や農業ロボットの活用による効率的な生産。

2. 問題:気候変動
- 天候の不順や気候変動は、農作物の生産に影響を与えるリスクとなっています。
- 課題:気候変動の影響に対する適応策の確立
- 解決策:耐環境ストレス種の開発、作物の多様化、灌漑設備の改良。

3. 問題:農業経営の後継者不足
- 若者の農業への関心低下や都市への人口集中により、農業経営の後継者が不足しています。
- 課題:次世代の農業リーダーの育成
- 解決策:農業ビジネスの魅力向上策、教育・研修の拡充、新しい農業ビジネスモデルの提案。

4. 問題:サスティナビリティに関する消費者の要求の高まり
- 環境や社会的側面を考慮した商品やサービスへの需要が増加しています。
- 課題:持続可能な農産物の生産・供給システムの構築
- 解決策:オーガニックやフェアトレードの認証を取得、循環型農業の取り組み推進。

5. 問題:資源(土地・水)の枯渇
- 限られた資源の中での生産拡大は、ビジネスの継続性の観点から重要です。
- 課題:有限な資源の効率的・持続可能な利用方法の模索
- 解決策:水利用の効率化、土壌健康管理、持続可能な農業技術の研究・導入。

総括:
サスティナビリティを考慮した農業ビジネスは、継続性と競争力を維持・強化するための要となっています。これに応えるためには、技術的進歩、教育・研修の提供、政策や制度のサポートなど、多角的なアプローチが必要です。

Chat GPT4によるまとめ 太字は筆者による

プロモーションについての提言


産業化に向けた問題・課題と重複する内容は見られますが、可能性を感じる内容です。
効果と効率を追求するためには規模が必要ですので、市場を形成するためにはマーケティング技術をしっかり使っていくことが大事です。

プロモーション(広告)領域では価値の規定、ターゲットクラスターとの共創、Valueの体験装置、カルチャー化=ブランド化、ミドルファネルを重要視した試みが求められます。

日本の農産業マーケティングにおけるプロモーションは「知名認知」とPRによる啓蒙アプローチが一般的です。
農業をビジネスと捉えるのであれば、コンシューマー向けのマーケティングでの基礎的なことをしっかり行うべきです。

農業マーケティング、本格的に取り組んでみたいテーマです。
みなさん、知恵を出し合いましょう!

最後に、今日の全ての議論のまとめ


「効果と効率」、「問題と課題」、「(日本の)農業」という大きく三つのテーマで今日のnoteは構成されています。
このテーマの構造がどうなっているのかをChat GPTに整理してもらいます。
構造整理はChat GPTが最も得意とすることです。

以下の整理についてみなさんも「答え合わせ」をしてみてください!

3つのトピックの構造化

質問:今日の議論は3部構成です。まず、効果と効率、次に、問題と課題、最後に農業です。この3つのトピックについてまとめてください。また3つのトピックについての関連について端的に整理・構造化してください。

了解しました。それでは、今日の3つのトピックス(効果と効率、問題と課題、農業)についてのサマリーとその関連を整理・構造化します。

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1. 効果と効率:
- 効果 (Effectiveness): 目的を達成することの度合い。目標に対する成果や結果の達成度を示す。
- 効率 (Efficiency): 目的を達成するために使用したリソースの量に対する出力。同じ成果を得るためのコストや時間、労力をいかに最小限に抑えるかを示す。

2. 問題と課題:
- 問題: 現状のネガティブな側面や困難な状況を指摘する。
- 課題: 問題を解決するための目的やタスク。問題をポジティブに捉え、未来志向で取り組むべき点を示す。

3. 農業:
農業は日本で多くの問題に直面しているが、それらの問題を解決するための課題が明確にされました。農業のサスティナビリティ、技術の導入、人手不足、市場の拡大・多様化、広告の活用など、多岐にわたる視点からのアプローチが必要です。

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関連性・構造:
- 効果と効率: これは農業の問題と課題を解決するアプローチに直結します。効果的に問題を解決するためのアクションや戦略を立てる一方で、それを実現するための効率的な方法や手段を考慮する必要があります。

- 問題と課題: 今日の議論の中核となる部分。農業の具体的な問題点を特定し、それを解決するための課題やアクションを設定しました。

- 農業: 農業の現状と将来を考慮する中で、効果と効率の概念、そして問題と課題の関連性が鍵となります。これらの視点を持つことで、農業の持続的な成長と発展を促進する策を考える基盤となります。

この3つのトピックスは、農業の現状と将来を考える上での基盤的な考え方やアプローチを形成する要素として、相互に関連しています。

Chat GPT4によるまとめ

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

一緒に農業マーケティングに取り組みたい方、上記のようなケースをつくるワークショップを開催したい方、お気軽にご相談ください

h-mori@threeplussix.com


それでは、また。



#日経COMEMO #NIKKEI


よろしければサポートをよろしくお願いいたします! みなさまのお役に立てるようにこれからも活動を続けます! 今後ともどうぞご贔屓に!