Three Plus Sixです。
農業に関する気になる記事が二つありました。
その記事を読みながら感じたことをまとめます。
今日もChat GPT4に手伝ってもらいます。
まず効果と効率について考えよう!
Marketingの権威でEffie Awardというものがあります。
欧米を中心にアジアでも展開されています。
僕も2022年、2023年と一次審査を担当させていただきました。
たくさん審査員がいますので、よかったら以下のサイトから捜してみてください。
Effie Awardとは
MarketingのEffectiveとEfficiencyについての権威ある賞です。
しかし、日本にはこの賞がありません。
アジアでも中国市場はじめ主要マーケットではローカル組織で運営されています。
なぜ日本にないのか?
日本のマーケティングに関わる人たち、特に広告関係者においてビジネスへの貢献を効果と効率の観点で論じてこなかった歴史が反映されているというのが僕の見解です。
別の言い方をすれば広告表現に重きを置き過ぎていることが原因ではないかということです。
質問:日本にはEffie賞がありません。なぜないのでしょうか?
マーケティングの効果と効率
個人的な印象が前提ですが、特にコロナ以降、カンヌ広告祭における日本のプレゼンスが後退しているように思います。
広告の役割が変わってきていることは従来から指摘されていますが、その役割がどうあるべきかについての議論と実践が遅れているのではないでしょうか?
アドタイでクリエイティブ・ディレクターの古川裕也さんの記事をとても興味深く拝見しました。
うなづくところがたくさんあります。
効果と効率
個人的な感想ですが、長い間、効率の話をしてきた気がしますが、効果についてあまり議論してこなかったように思います。
効果と効率は一対で語られるべきではないかということを古川さんの記事や今日の日経の農業についての記事を読んで考えています。
効果と効率について
質問:効果と効率についてです。Effectiveness とEfficiencyの違いについて対比して説明してください。
日本市場でたくさんの人が「パーパス」を求めたがっている背景の一つに効果を語らないまま、効率を追求している現状があるようです。
質問:「効果」よりも「効率」を重要視する傾向が強い状況で起きるプロコンを整理してください。そして、その問題を課題として生成してください。
Chat GPT4、学習していますね。
今日はプロコンをPros とConsに開いてきました。
以前はそのままプロとコンで表記してきたので学習していること、進歩していることが実感できます。
問題と課題
毎日のようにニュースでは「問題」が語れている
しかし、課題についての議論はなかなか目にすることがないように思います。
問題をそのままにしておくのではなく、解決すべきこと、解決できることについて設定していくことの重要性を常々感じています。
広告の仕事については「問題解決」業や「課題解決」業であるという文脈で語られることがありますが、問題や課題にという言葉そのものについて話されること、定義されることは滅多にありません。
質問:問題と課題の関係について教えてください。それぞれを比較して、構造的に整理してください。300字程度でお願いします。
日本でオワコンと言われる広告業界の問題と課題は何でしょうか?
これは僕のまとめです。
良い広告はいつもビジネスに貢献する広告です。
さて、今日の本題でもある農業について
日本の農業の問題と課題について
まずは一般論をまとめましょう
質問:日本の農業における問題についてです。特に重要と思われる問題を5つ挙げてください。
課題を生成しましょう
大筋一般的な問題意識とレベルは揃っていると思います。
では課題を訊いてみましょう。
質問:問題と課題の関係を踏まえて、先ほどの日本の農業の5つの問題から課題を3つ設定してください。
3番目の課題に別の視点を加えてみる
国際競争力の低下を課題の3つ目に設定しています。
今までの応答では「輸入リスク」の観点が脱落しているので、そこを指摘しましょう。
質問:課題の3についてです。国際競争力の問題と課題に加えて、最近地政学的なリスク・政治化するリスクが増大しています。その観点でみた時にどんなことが課題になりますか?輸入リスクの観点から、日本の農業の問題とその課題を端的にまとめてください。300字程度でお願いします。
日経の記事を読んでみよう!
上記の問題と課題設定を持って以下の記事を読んでみましょう。
消費者側の需要が増えており、かつ「甘草」の用途が拡大しています。
この状況で中国の輸出規制が実施され、王子HDはそれを課題にしてアクションをとりました。
まずは時間的な制約へのチャレンジです
量産化に向けて時間を短縮できる応用できる技術があることには正直驚きました。製紙業で培ったノウハウの応用です。
課題が設定できると解決策が見えてきます。
市場拡大への取り組み
こうした試みを通じても国内の流通量ではまだまだ1%程度。
記事でも触れていますが、生産者も含めた規模の追求が求められます。
これは日本の農業の課題です。
需要拡大のためには統合マーケティングのノウハウとその活用のためのスキルが重要になります。
プロダクト側に革新のための生産技術が投入されています。
今後は規模を実現するために「甘草」のValueを言語化して市場との対話が進むことが課題になります。
効果と効率の観点
質問:国内の農業のビジネスとしての効果と効率を高めるための問題と課題はなんでしょうか?
効果と効率の観点で次の記事を読んでみましょう。
高齢化や後継者不足だけではなく、消費者ニーズに向き合いうことで、地域産業のポジションを強化する試みです。
量と質の議論
生産量日本一は栃木県にとって大事なテーマですが、同時に商品価値を上げることによる効率化についての議論があります。
価値は消費者との向き合いです。
ライバルの存在をどう考えるかも重要です。
農業は産業
農業をめぐる問題は僕が考える以上にあります。
しかし、上記の取り組みは「産業」として「ビジネス」としてどうするかという課題を出発点にしているように思います。
質問:農業を産業として機能させるための問題と課題を500字以内でまとめてください。
北米の農産物についてのマーケティングの議論
上記の6つの問題・課題と総括の内容は今年の春まで担当していた北米産農産物の仕事で話されていたこととほぼ同じです。
欧米の方が農業への向き合いで早く動いているようですが、見方を変えれば先行事例があるわけですので、応用できるということです。
*答え合わせという意味では、Chat GPTさん、精度の高い応答です。
上記課題における「市場アクセス」から農業ビジネスのサスティナビリティを考える
日本の市場は悲観的な話が多いですが、農業を産業として捉えたときに、海外市場も含めて可能性を感じることができます。
質問:サスティナビリティの観点から農業ビジネスの将来についてまとめてください。サスティナビリティについてはビジネスの継続性の視点を大事にします。環境問題だけにしないでください。問題と課題の構造、解決策がある場合はその解決策のケースなどを紹介してください。
プロモーションについての提言
産業化に向けた問題・課題と重複する内容は見られますが、可能性を感じる内容です。
効果と効率を追求するためには規模が必要ですので、市場を形成するためにはマーケティング技術をしっかり使っていくことが大事です。
プロモーション(広告)領域では価値の規定、ターゲットクラスターとの共創、Valueの体験装置、カルチャー化=ブランド化、ミドルファネルを重要視した試みが求められます。
日本の農産業マーケティングにおけるプロモーションは「知名認知」とPRによる啓蒙アプローチが一般的です。
農業をビジネスと捉えるのであれば、コンシューマー向けのマーケティングでの基礎的なことをしっかり行うべきです。
農業マーケティング、本格的に取り組んでみたいテーマです。
みなさん、知恵を出し合いましょう!
最後に、今日の全ての議論のまとめ
「効果と効率」、「問題と課題」、「(日本の)農業」という大きく三つのテーマで今日のnoteは構成されています。
このテーマの構造がどうなっているのかをChat GPTに整理してもらいます。
構造整理はChat GPTが最も得意とすることです。
以下の整理についてみなさんも「答え合わせ」をしてみてください!
3つのトピックの構造化
質問:今日の議論は3部構成です。まず、効果と効率、次に、問題と課題、最後に農業です。この3つのトピックについてまとめてください。また3つのトピックについての関連について端的に整理・構造化してください。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
一緒に農業マーケティングに取り組みたい方、上記のようなケースをつくるワークショップを開催したい方、お気軽にご相談ください。
h-mori@threeplussix.com
それでは、また。
#日経COMEMO #NIKKEI