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認知症✧介護

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私の経験をもとに、認知症介護についてなどをまとめています☺︎
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2021年3月の記事一覧

経験も知識も

経験も知識も

✩経験だけじゃ
私は認知症介護、在宅介護
の経験はありますが

やっぱり経験だけでは
事足りないというか

自分だけの気持ちを伝えるとか
私のときはこうだったよとか
私はこうやって対応したよとか

そういうことはできます

でも実際、
それが役に立つ人もいれば
もっと具体的なことを知りたいとか
どこに相談に行ったらいいのかとか
制度などの現実的な問題

ここはやっぱり専門職が強い

私の知識では解

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できることは前もって

できることは前もって

☆新しいかたち
コロナで在宅介護も変わりつつあります

介護サービスも利用を減らしたり
感染予防にエプロン、ゴム手袋、
フェイスシールドなど
できる限りのことはする

とりあえず今はそれで乗り切るしかない

在宅介護をしている方の話を聞くと
介護サービスを減らしている方も多いです

そこで勘違いしてほしくないこと!
介護サービス減らしても生活できるってことは
普段の介護サービスの量は
使いすぎなん

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できることは前もって②

できることは前もって②

誰もやらなかったらやるしかない

この先も何があるかわかりません
それは誰にもわからないし
予想はできません

悪いことも考えたくはありません

でも私は悪いことを考えるんじゃなくて
転ばぬ先の杖を用意しておくことは
必要かなと思います

その時になって考えてたら
遅いことがあります

今は介護サービスを利用せずに
在宅生活ができてるから大丈夫
でも何か起こってからでは遅いこともあります

主たる

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ただいまの場所

ただいまの場所


✩支える側と思われてるけれど

認知症介護をしていて
お父さんのことを支えていると周りから見えても
私がお父さんの存在に支えられています

身体的には私が支えていますが
心の面ではお父さんが支えていくれています

お父さんだったから
認知症という病気について知ろうとしたし
どんな制度があるのかも調べました

お父さんの症状の進行とともに
感じる、考える、家族の気持ち
環境の変化
変わっていく日々

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映画みたいに

映画みたいに

✩そんなわけない

認知症の映画は色々ありますが
観る人によっては

そんな映画みたいに上手くいかない

そう思う人もいると思います

若年性認知症の男性が主人公であれば、
会社の人が支えてくれたり
家族が献身的に介護したり
だんだん認知症の症状も進んできて

最後は穏やかに施設で過ごすような

そんなあたたかいアットホーム感のある
認知症の映画があったとします

それを観てどう思うか

私は必死

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心は残ってるは本当

心は残ってるは本当

✩優しい気持ちのまま

前回のnoteでは
お父さんが急に怒り出して
手が出る、足が出る
それがとても怖かったと書きました

確かに怖かったのですが

本当に叩こうとしたり
本当に蹴ろうとしたり
私たちに当てようとはしませんでした

フリをするみたいな

本当に叩いてはいけない
蹴ってはいけない

そう理性や本能は働いているのだと思います

ダメだということはわかっていて

自分のこと、家族のこと

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30分前の記憶

30分前の記憶

⭐︎毎日16時に

お父さんがデイサービスから帰って来るのは
大体15時30分

とりあえず、一息ついたら
16時からはどんどん不安になっていきます

『もうそろそろ帰るわ』

『どこに帰るん?』

『家に帰るねん』

『ここが家やで』

『そうか?』

『今、仕事(デイサービス)から帰って来てお茶飲んだとこやん

そこにコップ置いてあるやろ?』

はて??

30分前のことを忘れています

結局

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