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できることは前もって②


誰もやらなかったらやるしかない


この先も何があるかわかりません
それは誰にもわからないし
予想はできません

悪いことも考えたくはありません

でも私は悪いことを考えるんじゃなくて
転ばぬ先の杖を用意しておくことは
必要かなと思います

その時になって考えてたら
遅いことがあります

今は介護サービスを利用せずに
在宅生活ができてるから大丈夫
でも何か起こってからでは遅いこともあります

主たる介護者が病気で入院したら?
家族が結婚して家を出たら?


頼る人が一人かけたら
今までの生活を送ることが
できなくなるかもしれません

介護保険は申請して介護保険証がないと
介護サービスは利用できません

急に言ってもすぐには無理なことが
多かったりします

むやみやたらに申請するのは
どうかと思いますが


周りから見て
申請しておいた方がいいんじゃない?
って言われたら申請しておいた方が
いいんです


自分では大丈夫と思っていても
周りから見たら
(家族、親戚、友達、近所の人、包括など)
大丈夫じゃないから言っています


介護サービスが必要だと思う人が
介護サービスの必要性を感じていない

ここが難しいところで…


元々の性格もあるし

人に頼りたくない
まだ一人で大丈夫

もうちょっと考えさせて

その気持ちもわかります
わかって言ってます

私も今、仕事(認知症の人と関わる仕事)で
この現実に直面しています


本人が必要としてないんだからと
放っておけばいいと思う人もいるだろうし
その人の自由だという人もいるでしょう


それは現場を知らない人
無責任な発言でしかないと私は思います


人の人生に関わる仕事というのは
責任を伴います
その自覚とプライドを持って
私は仕事をしています


やり過ぎと言われない程度の仕事を
心がけていますが
やはり誰もやらなかったらやるしかないんです


それはうちの仕事じゃないので
とあらゆる機関が言ったら
じゃあどこが担当なんだよ
ってイラつくことも正直あります


私が動いた方が早いと思うこともあるけれど
そういう訳にもいかないから
そこもモヤっとするところ

ただ


変わらないベースはその人らしく
その人本意で考えで、できることをする

色々なジレンマを持ちながら
私は私の仕事をしているのです



少しでも認知症の人が自分らしく
幸せな人生だったと思えるように



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