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社内ランキング制度はメリットばかり 様々な気付きが見込める

こんばんは、経営者のこうたです。

社内で業績ランキングを導入している企業は少なくないと思います。

おそらく大多数は、競争心の植え付けや業績不振者にプレッシャーを与えるためだと思いますが、その認識はもったいない!

しかもその程度だと、トップの人以外はそれほど関心を持ちません。

今回は、業績に伸び悩んでいる人にこそメリットが見込める理由をご紹介したいと思います。



1.モチベーションアップを意識していますか?

トッププレイヤーはモチベーションに繋がると思います。
しかし、たとえばトップと2位の差が圧倒的だとしたらどうでしょう。

月半ばにはどうやっても追いつけないと思えてしまうと、もはやランキングによるモチベーションは低下してしまいますよね?

上位陣はまだしも、下の人たちは月初めで諦めてしまいます。
しかもその程度だと、半年も続けたらみんな飽きるでしょう。

全スタッフが個人の目標を持つことが大事なのです。


さらには利益を生み出すことはもちろん大切ですが、利益だけが会社を動かしているのでしょうか?

いわゆる縁の下の力持ちのような存在は必要ですし、サポートに特化している人は貴重です。

そういう人たちも輝けるランキングはありますか?


全スタッフが等しく評価されるかつ、モチベーションに繋がるランキングを意識しましょう。



2.短期の利益ではなく、長期目線で伸び率に注目

たとえばランキング対象者100人のうち、いつも100位だった人が50位になったらすごくないですか?

そんな部下がいたら、私ならすぐに「すげえじゃん! 何が起きた!?」と聞きに行きます。

もしかしたら今の100位の人にも共有できる成功事例かもしれないし、そうでなくても自信に繋がる事実です。

50位という数字だけを見たら中途半端でも、メチャクチャすごいことです。
それがたまたまでも、そこからどんどん伸びるのってよくあることですよ。


業績ランキング一つをとっても、読み取れることはたくさんあります。



3.業績以外のランキングも導入しよう

たとえば経費の使用金額。
無駄遣いの抑止が期待できれば、経費をそれほど使わなくても業績を伸ばしている人がいれば参考になります。

残業ランキングなんてものもいいですね。

業績に繋がらないランキングも様々な気付きを与えてくれます。


実績関係では他にお客様評価だったり、クレーム数だったり。
人事評価に関係する項目をランキング化してもいいと思います。


分野を絞らず、多くの人が意識できるような内容を考えましょう。



4.ランキングじゃなくて一覧でもいい

たとえば、

・外国語を話せる人
・資格保有者
・出世が早かった人
・大企業と新規顧客契約経験者

なんでもいいです。
プラスになれるもので、自分だったらこの一覧に入れそうだと思えるものであれば。


ちなみにこの手の話題になると、社内報でやっているよという意見をよく聞きます。

社内報は無駄とまで言いませんが、一生関わらない人もいるんですよね。

イケメンランキングなんて、女性とイケメンが喜ぶだけで大多数からしたらマジでつまらない。

そんなことをするくらいなら、「今月ランキングを大きく伸ばした○○さん」など、誰もが一面に載れるような項目を作りましょう。



5.絶対にやってはいけないこと

・好きな上司ランキングなど、媚びに繋がりそうなもの
・投票制度

要するに、自分だけじゃなくて他者の評価によって決まるランキングです。

これは本当に社内が崩壊しかねません。


外部の圧力で業務内容や態度が変わるなんてことは絶対にあってはならないので、もし現在導入しているのなら今すぐ撤去すべきです。



6.向上心に繋げよう

モチベーションと同じではありますが、「ランキングを上げるためにどうやれば伸びるのか?」という思考になれば大成功ですよね。

ランキングを複数導入して総合ランキングも作れば、誰でも上位が望めます。

別に一番である必要はないのです。
全ランキングで20位を目指せたら、もはや有能なスタッフに分類されます。

特化型の人材は確かに優秀ですが、オールマイティな人材も会社としては助かるんですよね。

しかも一つのランキングで自信をつけたら、他のランキングでも欲が出て「どうすればいいですか?」と上司を頼るかもしれません。


上司も個々の能力を把握しやすいですし、コミュニケーションツールとしても活用できます。


これらは賞金を用意する必要がなく、人事評価として賞与に影響される仕組みになれば見える化になっていいですよね。



7.現代人は少し変わった制度を好む

なんでもいいんです。
別にランキングじゃなくても構いません。

・モチベーション
・向上心
・誰でも参加できる平等性
・自信に繋がる

これら4つが期待できるものにしましょう。

何度も言いますが、一部の人しか対象にならないものは無駄です。

今は伸び悩んでいても、ちょっとしたことで化ける可能性を秘めています。

才能を開花させるきっかけ作りのためにも、ぜひ検討してみてください。

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