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ビジネスにおいて苦手克服は必要ない

こんばんは、経営者のこうたです。

いきなりですが質問です。
あなたは仕事において、全分野で平均以上の結果を出すことはできますか?


アイデア・企画発案
資料作り
プレゼン
営業
部下育成
管理
問題提議
解決力


などなど、サラリーマンならほぼ全てを1人で行うことは珍しくありません。

私はこの中なら、アイデアと資料作りが苦手です。

しかし、克服をしようとは思っていません。
なぜなら、他の分野では社内で最も優れている自負があるからです。



1.1人で全部は限界がある

どんなに能力の高い人でも、全分野100%の実力や成果を出せる人はいません。


そもそも、なぜ組織があるのか?
なぜ組織の中でさらにグループを作るのか?


それは、協力して成果を生み出すためです。


アイデアや企画を考える会議は全員参加でも、0→1の発言自体は少数なはずです。

問題提議や解決案を出すのはまた別の人で、それらを管理する人はその上司とまた別の人。

君はこの役目、君はこれやってねと、しっかりと役割分担がされていないことのほうが多いでしょう。

ですが、自然と役割が決まっていくのがチームです。


○○さんの資料なら安心だ。
○○さんがサポートしているから大丈夫だろう。


こんな発言をしたこと、聞いたことはあるはず。

ある一定の成果は求められても、全分野で100%を求められることは基本的にありません。

得意不得意を見分けて指示を出すのがリーダーの役目なので、むしろ無理せずありのままの自分を見せましょう。


経営者であっても、だからこその部下です。
優秀な経営者の影には、優秀な右腕がいるものですよ。



2.苦手は最低限、得意は最大限に

私が今回伝えたいのがこちら。

営業であれば資料作りやプレゼン能力も求められます。

全くできないのは問題ですが、資料がヘタクソでもプレゼン能力が高ければなんとかなります。


クライアントも上司も、何か光るものをあなたから感じられたら注目するものです。

より光らせるために、自身の長所を伸ばしましょう。

「これなら任せろ!」と部下にも上司にもクライアントにも自信を持って言えるようにするのです。

自分が誰にも負けない武器を持っているという事実だけで、あなたのビジネススキルは全体的に向上します。



3.あなたの役目はなんですか?

あなたが経営者でも会社の一員でも、何かしらの役目があるはず。

その役目を即答できますか?


資料作りのスペシャリスト
成績トップの営業マン
最高の指導者


役目とは、業務の担当位置のことではありません。

周りがあなたの何を頼りにしているかです。


必ずしもその分野のトップである必要はありません。
しかし、いずれトップを目指すくらいの意気込みは必要です。

そのくらいでなければ、周りはあなたの魅力に気づけないからです。



4.苦手なことが避けられない場合

まず大前提、それは本当にあなたが克服できないほどに苦手なことなのでしょうか?

一から十まで教えられて伸ばそうとした末、断念したことですか?


得意なこととは、自力で伸ばせた分野を指すわけではありません。

単純に自分の性格や能力にマッチしているかです。

つまり、必ずしも最初からできることが得意なものとは限らないのです。


であれば、得意な人から教えを乞いましょう。
これがきっかけで、実は得意な分野であったと気づける可能性があります。

そこまで試してダメであれば素直に苦手な分野だと受け入れ、最低限の技術取得までに留めて構いません。

伸び率が悪いものに時間をかけてももったいないだけなので、スキルの取捨選択は重要です。



5.1つの選択肢として……

得意な分野を目指すため、またはより特化させるために、退路を立って飛び込む手もあります。

いわゆる転職や部署異動ですね。


ただしデメリットもあります。

⑴自信をなくす
その分野に特化した人たちが集まっているため、自分の長所が埋もれてしまう可能性です。
今までは平均的な能力値の集まりだったり、特化している分野が違ったりとしていたから目立っていただけ。

強いメンタルと意思が求められるので、覚悟を持って臨む必要があります。


⑵後戻りができない
転職はもちろんのこと、部署異動は評価にも関わります。
自信をなくす、またはうまく馴染めなかったなどで、戻りたくなっても戻れなくなるのです。



6.何よりも自信

多くの記事で言っていることです。

とにかく自信の持てる何かがないと人生はうまくいきません。

誰もが認める能力を持っていたら、苦手なものなど気にしないでしょうし、克服しやすくもあります。


あなたの上司や先輩を見てください。
完璧な人ですか?
苦手なものはありますよね?

でも出世して、給与が上がって、誰かに認められています。

結局は自分の見せ方、伝え方次第です。

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