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コーヒーと食べ物・飲み物 Vol.04

ブリキバケツ燻製 Part 1

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今回の「コーヒーと食べ物・飲み物」は、燻製。そして燻製に使うのはブリキのバケツです。

燻製のハムや卵やソーセージを食べたことがある人はたくさんいると思います。その燻製は意外と簡単に身近なものでできてしまいます。

今回はブリキのバケツを使って燻製をつくる方法を紹介します。

<必要なもの>

ブリキのバケツ2つ

バケツの中で炭を燃やすための筒状のもの(僕は半分壊れた火起こし器を使用、燃えない筒状のもので空気穴があれば何でも良いです)

炭を受ける皿(一人用すき焼き鍋をバケツの底に置いています。無くても良いのですが、ブリキのバケツの底が熱で劣化するのを防ぐ目的で使用しています)

燻製チップを置く鍋(一人用の鍋を使っています。これもチップが直火に付かなければ何でも代用できます)

BBQ用の網(バケツの形に合うように四隅を曲げました)

炭、火起こし用の木っ端、新聞紙

ライター

燻製にしたい食材(今回は豚肉ブロック、ゆで卵、鳥肉。熱に溶けやすいものでなければ何でも燻製にできます)

こんなものです。それでは続いて手順を見ていきましょう。

<ブリキバケツ燻製のつくり方>

1.ブリキバケツの中で火を起こします。写真を取り忘れたのですが、右のバケツの中で燃えている木材と炭の受け手として、すき焼き用の鍋がバケツの底に置いてあります。

なぜ、すき焼き用の鍋か。たまたまあったからです(笑)

そうそう、今、火が燃えているバケツの下部には小さな空気穴を適当にドリルで開けてあります。

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2.燻製用のチップ、食材、温度計を準備します。今回はSOTOの「りんご」チップを試します。

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このチップを、写真真ん中の鍋に入れます。量は適当です(笑)。

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↓その辺にある木っ端と新聞紙で火を起こして炭を入れます。着火剤など無くても乾いた木っ端、屋外だったら松ぼっくりや杉っ葉があればすぐつきます。

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↓忘れるところだった。燻製用の温度計も使います。これは熱が下がりすぎていないかだけの確認用に使っています。

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↓豚肉のブロック。本当はもっと仕込んでおこうと思ったのに忘れていました。燻製直前に思い出して、粗塩と胡椒をまんべんなくふりかけて、プランターにあったローズマリーもパラパラ。適当です(笑)。

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↓炭に火がついたことを確認して、いざチップの入った鍋をバケツの中に設置します。

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3. BBQ用の網を設置します。四角い網の四隅をペンチで曲げました(そのまま曲げるには固すぎたので、金属用ノコギリで切り込みを入れました)

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4.食材を網の上に乗っけます。燻製を試してみたいけれど、よくわからなくて手が出せない理由のひとつは、燻製にする食材の調理方法だと思います。

果たして、肉だったら生の状態で燻製にかけてよいのかどうか。

答えは、生のままで大丈夫です。イメージは肉をトロ火でじっくり蓋をして焼くBBQ。

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5. もうひとつのバケツで蓋をします。

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6. 温度が下がっていないか温度計を確認しながら、ひたすら待ちます。

↓燻製用の温度計を上のバケツに設置します。ちょうど合いそうな口径のドリルでバケツには穴を開けました。僕は「熱燻」の温度で燻製をつくっています。

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7. 温度計の温度が下がってきたら、蓋を開けて中の状態確認。温度が下がるときは炭の火力が弱っているとき。炭を追加します。

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8. 食材をひっくり返します。まんべんなくスモークします。

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9. またひたすら待ちます。

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10. ひたすら待つこと約3時間後に完成!肉の中身の焼き加減がわからないので、一旦切って確かめます。今回は一発でOK。まだ赤身があったら、もう一度スモークします。

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↓肉汁がジュワーっと出てきて、おいしそう。実際に、これはかなりおいしい。仕込みをちゃんとしなかったので塩気が足りませんでしたが、岩塩を振りかけて食べたら、それはそれはおいしいです。

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↓ついでにゆで卵も燻製に。こちらはしっかりとジップロックにゆで卵と醤油を入れて仕込んでおきました。

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↓これも、間違いないおいしさです。

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↓燻製をはじめると冷蔵庫にあるだけの肉をすべて燻製にしたくなります。今回は鶏肉も。これは仕込みすらしなかったです(笑)。

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と、こんな感じで久々のブリキバケツ燻製に挑戦しました。

ブリキバケツやBBQ用の網の加工、炭を燃やす筒状のものや炭受けなどの準備が必要ですが、燻製用のキットなど購入しなくても簡単に燻製はできます。

あるものを使って、場合によっては加工して楽しむ。これが僕は好きです。

ちなみにブリキバケツはそのまま焚き火でも使えるので、実はすごく万能なアウトドアアイテムです。

ブリキバケツでなくても、BBQコンロを代用して蓋を被せるだけで燻製はできます。ぜひお試しあれ!

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アボカドの木はどんどん大きくなっています。この葉っぱがとってもカッコいい。

火曜日。こんな天気だからか、身体が重いです。こんなときはハーブティーも良いですよね。

でも、やっぱりなんといってもボーッとコーヒー。

皆さん、良い1日を!

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6月15日 鈴木春信(1725 - 1770)この日死んだ江戸の浮世絵師。純粋で清新な筆致をもって多くのすぐれた美人画をつくった。いわゆる錦絵の創始者として大きな功績を残す。

 桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より

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6月15日 エロル・ガーナー (1921 - 1977) この日生まれたジャズ・ピアニスト。生涯楽譜が全く読めず、また左利きであった。

Someone criticized Erroll because of his inability to read music.  He responded by saying,"No one comes to watch me read."
楽譜が読めないことでエロルを批判するものもあった。そんなとき彼は「観客は私が楽譜を読むのを観にくるのではない」と応えた。




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