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コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 vol.32

灰色の雲を眺めていると、ソファに座ってブランケットに包まれながら、コーヒー、それかホットチョコレートでも飲みたくなります。秋になったんだなぁと感じる瞬間です。でも、未だに、心の中に夏も残っている不思議な感覚。季節の余韻を味わえている。今までの人生でこんな感覚はなかった。この感じのコーヒーをつくれたらなぁ。

夏の焙煎記録となります。今回の焙煎の記録は、

日:2020年8月21日(金曜日) 30℃ 湿度:65% 予熱:55℃
豆:タンザニア ゴンベ・リザーブ (生豆本舗)
生豆の重さ:200g
焙煎後の重さ:151g
1ハゼ:5:30
消化:9:30
煎り上げ:12:00
色:フレンチ
<感想>

片手鍋焙煎ではガスコンロを使っています。ガスコンロなので当然ガス缶(CB缶)が必要です。

今までは、鍋の中の豆の事ばかりを考えて焙煎をしてきたのですが、前回からデジタル温度計付き片手鍋で焙煎をするようになり、火力の元となるガス缶が気になるようになりました。

というのも、安物のガス缶は徐々に火力が弱くなり、いつの間にか消えてしまうのです。片手鍋焙煎においては、火力が徐々に弱くなる=焙煎時間を伸ばして調整するしかない=安定した焙煎ができない、ことになります。

そこで、以前紹介したアウトドアブランドのSOTOのガス缶を使ったところ、これがやっぱりすごい火力。こうも違うのですね。間違いなくその効果で、今回の1ハゼはなんと5:30。早いです。下の写真の通り、煎り方も濃くしてみました。

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これからはSOTOのガス缶を定番として片手鍋焙煎で使用したいと思います。

この豆の味の記録を振り返ってみると、直筆で「ういろうのような味」とノートに書いてあります。我ながら秀逸な表現です。もっと違った表現はなかったのか自分(笑)。

油分を感じ、苦味も少し、それに芳醇な香りも感じます。以前、もっと浅く煎ったときには感じなかったアロマ、フレーバーがあります。そして、後味はすっきりとしていました。深煎りは勝手に苦手意識があったのですが、この豆は想像以上に飲みやすかったです。深煎りだから見えてきたコーヒーの表情なのかな。

今回から、ガス缶を止めた時間と冷却し終えた時間の二つの記録も残したいと思います。消火してからも豆が熱を持っていると焙煎は進んでしまいます。

時間があるときに消火から冷却までの豆の変化も記録をつけたいと思っています。例えるならば、パスタを茹で上げてから口に入れるまでに変化する麺の硬さを意識するようなものですね。

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