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コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.57

BOLIVIA - MARTIN ESTATE

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昨日は週末の疲れもあって、一日中眠くて眠くて。でも窓から見える空には波のような雲が流れて、穏やかな気持ちになれました。あっという間にあたりが暗くなれば、今度は星空が待っています。淡々と過ぎる日々。でもその中で想うことは何も変わりはしない。

さて、今回の焙煎の記録を見ていきましょう。

日:2020年10月10日(土曜日)17℃ 湿度:88% 雨 予熱:100℃→投入後54℃
豆:ボリビア MARTIN ESTATE (生豆本舗)
生豆の重さ:200g
焙煎後の重さ:163g
1ハゼ:7:00(195℃)、2ハゼ:9:30(230℃)
消火:10:30(243℃)
煎り上げ:12:30
色:フルシティ
<感想>

今回は予熱を100℃に設定しました。業務用の焙煎機では生豆投入の際の予熱設定もしっかりとするようなのです。僕は片手鍋焙煎なので、予熱の設定をどうするのか、そもそも予熱が必要なのかも手探り状態です。いつもはなんとなく予熱を60℃に設定して焙煎をはじめているので、今回は試しに高めの100℃に設定してみました。

予熱が60℃設定の時は平均して生豆投入後の最低温度は40℃前後で落ち着きます。今回の100℃の予熱では、最低温度は54℃でした。予想通り最低温度も上がっています。それもあってか、ここ最近では1ハゼが一番早い7:00でした。焙煎の印象としては、1ハゼからがいつもよりも慌ただしく進行した感じがあります。予熱温度を高くしたことが影響しているのかどうかは定かではありません。

味の方は、カカオ90%ぐらいのビターチョコのような味がしました。焙煎度を少し深めにしたので、もう少し浅く仕上げたらまた味の印象は変わりそうです。

今回はボリビアの豆。今までに焙煎したボリビアの豆記録の振り返りと、この生豆の産地について調べてみました。

↓BELLA VISTAというボリビアの豆も焙煎したことがあります。

↓前回おなじ豆を焙煎したときの記録です。

せっかくなので、今回の豆 Martin Estateの産地について調べて見ました。

↓この豆の詳細をネットで調べてみてもなかなか出てきません。それぐらい小さな農園ということなのでしょう。Martin農園があるというSiete Estrellasというコミュニティーの様子がこのサイトの写真で見られます。

↓ボリビアの首都ラパスからMartin農園があるカラナビ(Caranavi)という地区までは約170kmです。そのカラナビの山中でコーヒー農園を営むMartin Hilari氏が作っているのが今回僕が焙煎したコーヒー豆です。

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↓Caranaviという地区の人口は約6万人。Wikipediaによるとボリビアの主要なコーヒー産地とあります。

↓こうやってみると、ペルーとの国境に近いところなんですね。ボリビアの首都ラパスからペルー側のチチカカ湖までは約100kmの距離です。

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↓こんな遠くから日本へ遥々やってきている豆。行ってみたいな〜。

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正直なところ、ボリビアという国についてはほとんど何にも知りません。今回地図をみて、はじめて首都の位置も知りました。お恥ずかしながら、チチカカ湖はペルーとボリビアにまたがってるのも今回はじめて知った次第です。

片手鍋で生豆の焙煎をはじめたからこそ、生産地に想いを馳せるようにもなりました。海を渡って遥々日本へやってくる豆。その豆の故郷へ海を渡って行ってみたい。

コロナ禍で大変な状況に世界中の人々が苛まれています。それでも今日もどこかでコーヒー産業に携わる方々は働き、その豆を僕は飲んでいる。感謝をしながら焙煎。感謝をしながらコーヒータイム。

大きなバックパックを背負って、コーヒー豆の故郷を巡る旅をいつかしよう。

火曜日。みなさん良い1日を!

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