見出し画像

コーヒーと考察 Vol.06

音楽の新しいシェアリングサービス

<まえがき>

この間、食品衛生責任者の資格取得に行く際に1年以上ぶりに電車に乗りました。

そして、車中でイヤホンをして音楽を聴きながらボーッと考えていたんです。

それは、公共の場において、どこまでが快適性を損なわないプライバシーの範囲なのかということ。

そう考えたのには、ひとつのアイディアが頭に浮かんだからです。

<アイディア>

僕は音楽が好きです。そして、今までに音楽を通して素敵な出会いがありました。中学生の頃には共通の音楽の趣味が合う文通相手を探してミックスCD交換をしていたことも書きました。

何かを好きになれば、もっと深く掘り下げていきます。多くの人は聴かないようなジャンルやアーティストについての情報もだんだんと得ていきます。

そうなってくると、ある欲求が芽生えます。それは、「語りたい」です。誰かと共通の話題について語りたくなるんです。

でも、誰が同じ趣味を持っているかなんて、そうそうわかりません。確かに、ネット上では同じ趣味の人を見つけるサイトもあるでしょう。でもリアルな日常生活においては皆無です。

それは、マニアックになればなるほど難しくなってきます。が故に、自分の好きなミュージシャンのバッヂをつけたり、バンドTシャツを着たりしてアピールをする場合もあります。

でも実際はそこまでなかなかアピールできない、もしくはしたくない人も多いはず。

そこで、「電車」「イヤホン」「音楽」「スマホ」の連想ゲームでひとつアイディアが浮かびました。

それは音楽の新しいシェアリングです。

<音楽の新たなシェアリング>

例えばSpotifyなどで昔のミックステープのように自分のオススメリストをつくって公開することは今では容易にできます。

公開すれば、それを気に入った人が反応をしてくれるでしょう。

ただ、それはやっぱりネット上の世界の範疇に収まってしまいます。それはそれで良いのですが、やっぱりできればリアルにつながりたいもの。

オンラインライブより、やっぱり生のライブがみたいのと一緒です。

そこで考えついたイメージが以下のものです。

電車の中でイヤホンをつけてスマホで音楽を聴いています。合い向かいにも同様に音楽を聴いている人がいます。そしてあるアプリを立ち上げると、目の前の人が聴いているプレイリストが表示されます。そして、たまたま自分以外の誰も知らないような曲をその人も聴いていました。オン・オフ切り替えのチャットサービスを使って、音楽談義がはじまりました。

そのアプリを使うと周囲の公開プレイリストが出てきて、そこからどの人がどんな音楽を聴いているかわかります。

条件はお互いにリストを公開しているということ。

リストの公開を承諾しているという時点で、自分の音楽の趣味を公開したいという意思表示になります。そうすればコミュニケーションをとるハードルは一気に低くなるはず。

なんとなく自分に近そうな人がいて音楽を聴いてたとします。そしてそのアプリを開いくと、その人がリスト公開をしていました。そして、音楽の趣味がドンピシャだったら嬉しくないですか?

なんでこんなことを考えていたかというと、人との直接の出会いの場面はコロナ禍においてすごく減ったと思うんです。

ライブやクラブ、イベントすべて壊滅的な状況下で、頼みの綱はオンライン。でもやっぱりオンラインの限界はあります。

バーチャルじゃなくてリアルを求めるんです。

現実世界において、自分と同じような人がいて、やっぱり同じことを確かめることが容易にできたなら、一気に距離が縮まると思います。

音楽については特にそう感じる人が多い気がします。

<プライバシーについて>

ただ、まえがきの内容に戻りますが、このようなサービスはプライバシーの捉え方がとっても難しい。

一歩間違えばストーカー行為に行き着く可能性があります。

プライバシーに思ったよりも他者が入り込む感じで、サービスに嫌気がさしてすぐに利用を止める可能性も大いに考えられます。

どうすれば快適で安全性を保ったサービスを提供できるか。

年齢制限は間違いなく設けなければならないでしょう。他にも自分には思いつかない問題点はたくさんありそうです。

<あとがき>

この手に関する法的な知識がゼロなので、そもそも現行法ではこのようなサービスはできないのかもしれません。

それか、もしかしたら、もうすでに同じようなサービスはあるのかもしれません。

でも、とにかく電車の中で連想ゲームからアイディアまでたどり着いたことがポイント。

家から出なかったら、こんなアイディアは出ませんでした。

何かのミーティングで知り合った人が音楽好きということがわかって、帰りに同じ電車に乗りました。

お互いにこのアプリを使っていて、プレイリストが公開されています。あのバンドの曲を聴いている。やっぱり!なぁんて会話がはじまったら面白いだろうなぁ。

画像1

何かをきっかけにブレインストーミング、連想するのが好きです。生まれたアイディアを共有するサイトも良いなぁ。

たまにHiNativeという語学学習サイトでリアルタイムで添削をしたりしますが、あれのアイディアたたき台バージョンがあったら面白そう。

↓語学学習者には超オススメのサービス HiNative(元Lang-8ですね)。

こんなアイディアがあるんだけど、何が問題になる?なんて投稿して、いろんな人が指摘してくれるサイト。

どこかには同様のサイトはもうすでに存在しているのかもしれません。大体において僕の考えることはすでに誰かが実行していますから笑

それでも、考察はとっても楽しい。

今日は土曜日。この一週間はとっても濃かった。濃すぎるぐらい。ゆーっくりします。

皆さん、良い1日を!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?