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コーヒー豆 片手鍋 自家焙煎の記録 Vol.64

LAOS - GRADE 1

おはようございます。寒いです。布団から出たくありません。日々いろんなことがあって、心休まらない時もあります。だからこそ、しばしの休息の時間に埋もれていたいんですよね。

コーヒーを淹れよう。

さて、それでは今回の焙煎の記録を見ていきます。

日:2020年11月8日(日曜日)18.6℃ 湿度:64% 晴れ 予熱:60℃→投入後44℃
豆:ラオス GRADE 1 (生豆本舗)
生豆の重さ:200g
焙煎後の重さ:166g
1ハゼ:7:55(182℃)
消火:10:55(238℃)
煎り上げ:13:00
色:フルシティ
<感想>

LAOSのこの豆は、価格も安い割に味もおいしかったのでリピートしています。価格は500gで約550円でした。1g=1.1円。この豆だったら、1杯のコーヒーが約15円で飲めてしまえます。

でも価格が安いということは、現地の方々の人件費を考えたとき、複雑な心境になってしまいます。特に僕は現在コーヒーノキを育てているので、コーヒー豆を収穫するまでの大変さを身をもって感じています。

↓UCCのサイトにコーヒーノキ1本で取れるコーヒー豆の量が書かれていました。1本の木から生豆500gだそうです。

1本の木を育てあげ、その木から収穫した500gが550円。コーヒー豆商売の相場がわかりませんが、もし仮に3掛けで商品を売っていたと仮定したら、その550円の仕入れ値は約183円。さらに仲介業者が入っていたら60円。さらにさらに仲介業者が入っていたら20円。そこに輸送費などのコストが入れば栽培者の手元に渡るお金はコーヒーノキ1本あたり10円ぐらいかもしれません。

そうに考えるとダイレクトトレード(生産者と直接取引)でよりクオリティーをあげて価格も抑えるというスタイルに行き着くことは明白な気もします。搾取ではなくて、出来うる限り対等な取引をする。こんなにコーヒーを毎日毎日たくさん飲むこともできなくなるぐらいの価格が実は本来のあるべき姿なんだろうな〜とふと思ったりします。

↓地図上の赤印のところがボーラウェン高原(Bolaven Plateau )です。ここがラオスにおけるコーヒー栽培の一大拠点だそうです。

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↓中華人民共和国の国営通信社である新華社のウェブサイトに英語でラオスのコーヒー事情が書かれていました。

このサイトによると、2020年のラオスから輸出されるコーヒー豆の量はコンテナにして64台〜65台分。価値にして5 million U.S. dollarsだそうです。$1=100yenで計算すると、日本円にして5億円。規模としてはまだまだ小さいもののコーヒー栽培地区も拡大しており、今後注目ですね。

コーヒー豆の輸出に関しては、スイスのCafe MA がラオスのオーガニックコーヒー豆のメインの配給業者で、フランスやスウェーデン、ドイツ、ベルギー、アメリカ、カナダに卸しているとのことです。

↓Cafe MAのサイトは以下。コーヒー豆とカカオを取り扱っているスイスはジュネーブの団体です。

2018年の時点では、ラオスにおいてもっとも輸出量が多かった作物はバナナ。その後にコーヒー豆、干しキャッサバが続きます。今後はコーヒー豆がどれだけ伸びるか興味津々です。

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夕空。やわらかくて淡くてずっと包まれていたいような一瞬が訪れます。こんな風に癒せるコーヒーをつくりたい。

木曜日。ゆったりいきましょう。

みなさん良い1日を!

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