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コーヒーと考察 Vol.17 - 湯船の中で耳を澄ませば

皆さん、こんばんは。

今日はただ漠然と感じたことをつらつらと。

突然ですが、僕はあまり上手に(というか全く上手に)泳げない人間です。自分では立派に泳いでいるつもりでも周りからすると溺れているように見えるそうです。

スイミングを小学生の頃に習っていましたが、毎回途中でトイレに行ってサボっていました。トイレのところにあった消毒くさいシャワーの匂いは今でも覚えています。

結局スイミングはバタ足で終わりました。

そんなことがあると、大人になってからスイミングに通いはじめる人も中にはいるのかもしれません。が、僕は違います。

思いついたのは、要は水に慣れること。そしてとりあえずは潜水が少しでもできるようになれば水と友達になれるのではないかということ。

そして実行に移したのは、湯船のお湯の中に潜って練習することでした。

流石に毎日はしていませんが(いっときはストップウォッチで時間を計っていました)、今でもたまに気が向いたときは気持ちはグラン・ブルーさながらに水深15cmぐらいのところに沈みます。

これも回数を重ねると鍛えられるもので、最長だと3分ぐらいは潜っていられるようになりました。(危険性はあるので、トライしたい人は自己責任で。僕はお酒を飲んだ後に試してしまったときは死ぬかと思いました)

昨日、ふと思い立って久しぶりに潜りました。

ちょうどその時、音楽を浴室の外でかけていました。

かけていたのは、以前紹介したパステルズとテニスコーツのアルバム。

湯船のお湯の中に潜りながらも音というものは聞こえてきます。

その音がものすごくやさしくて、ものすごく懐かしい感じがしたのです。

そして、ふと、胎内にいて羊水に包まれているのと同じじゃないかと思いました。

これは癒しです。僕には究極の癒しのような気がしました。

スピーカーから流れる音質の良し悪しとは全く違うベクトルで感じる音です。

今では、浴室にスピーカーが取り付けられている場合もありますが、浴室の外で少しボリュームをあげて音楽をかけながら、お湯に潜る。

お試しください、とは気軽に言えないところですが、試す価値はあると思います。

たまには、こんなとりとめもないことを書いてみるのも良しとしましょう(笑)。

火曜日。昨日焙煎したコーヒー豆をゆっくりハンドピッキングしよう。

皆さん、良い夕べをお過ごしください。


<今日の誕生日> 5月17日 ペイジ・マッコーネル(1963 - )この日生まれたアメリカのキーボディスト。Phishのメンバー。


<カレンダー日本の天気> 5月17日 トンビが油あげをさらう  

「トンビに油あげをさらわれる」という諺がある。しかし、高い空を飛んでいるトンビがこんな小さいものを見わけることができるものだろうか。  
 寺田寅彦は、別の考えを出した。線香の煙を見ると、煙があまり拡がらずに昇っていく。これからわかるように、油あげのにおいが、大気中の上昇気流の中に入ると、あまり拡がらずに昇っていく。そこで、空を飛んでいるトンビがこの上昇気流の中に入ると、そのにおいがわかり、においにそっておりて行けば油あげに行きつくだろうというのである。
 はっきりと証明されたわけではないが、ありそうなことである。

髙橋浩一郎「カレンダー日本の天気」

※この本が出版された1982年の記述です。


<一日一文> 5月17日 ノヴァーリス

わたしたちは、宇宙を旅することを夢みている。だが宇宙は、わたしたちの内にあるのではないか。わたしたちは精神の深みを知っていない ー 内に向かって神秘にみちた道が通じている。ほかならぬわたしたちの内にこそ、永遠とその世界 ー 過去と未来があるのだ。(「断想」)『青い花』青山隆夫訳、岩波文庫、1989年、解説より

木田元 編 一日一文 英知のことば(2018)岩波文庫より

<今日の英語> 

Doctors said that the evidence that the new drug could cure cancer w.as less than compelling.

その新薬ががんを治せるという証拠はまったく説得力のあるものではない、と医師たちは述べた。

英検1級 でる順パス単


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