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コーヒーと音楽 Vol.105

ムーンライダーズ - 9月の海はクラゲの海

今回の「コーヒーと音楽」は、ムーンライダーズ9月の海はクラゲの海

その昔、国分寺のレコード屋さんでこの音源を購入したのを覚えています。

この曲は彼らの1986年発表のアルバム「DON'T TRUST OVER THIRTY」に収録されています。ただの機械音サウンドになってしまいがちな80年代の音楽も多い中で、この曲は別格だと思います。このレベルはそのミュージシャンのセンスとしか言いようがありません。

音を作り込んでいるけれど、ちゃんと抑えている。ギターのカッティングでの刻み。ピッチベンドでの味付け。ドラムのひと叩きの重さ。重さ軽さ、強さ弱さ。そしてそれを表す作詞。

きみのこといつもみつめてて きみのことなにもみていない 

きみのことなにもしらないよ きみのことすべてかんじてる

九月の海はクラゲの海

重いのに軽い。弱いのに強い。ないのにある。

9月の海はクラゲの海。海に漂うクラゲたち。クラゲは自分でもあるのかな。

木曜日。ゆっくりと過ごそう。

皆さん、良い1日を!

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9月23日 フロイト(1856 - 1939)この日死んだオーストリアの精神医学者。精神分析の学問をうち立て、医学、心理学のみでなく、文化科学全般に最大の影響を与えた。

 唯物論者は、人間のイデオロギーは人間の実際の経済的条件の結果であり、上層構造であるにすぎないと主張することによって、超自我を除外する。唯物史観は真理ではあるだろうが、真理のすべてではない。人類は現在のみに生きるものではなく、民族の過去の伝統が超自我のイデオロギーの中に存在している。この伝統は現在文化の影響をきわめてわずかずつしか受入れない。そして伝統が超自我を通じて働いているかぎり、それは経済的条件とは無関係に、人間生活に大きな役割をもちつづけるものである。

桑原武夫 「一日一言」(岩波新書)より

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9月23日 ジョン・コルトレーン(1926 - 1967)この日生まれたモダンジャズを代表するサックスプレーヤー。

I never even thought about whether or not they understand what I'm doing. The emotional reaction is all that matters as long as there's some feeling of communication, it isn't necessary that it be understood. 

僕のやっていることが理解されているかどうかなんて考えない。感情的なリアクションが全てなんだ。感覚で分かりあえるものがあれば、理解されなくたっていいんだよ。

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