![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/83170236/rectangle_large_type_2_a3d51eb8abcfa906d9e9c64c8791c589.jpeg?width=1200)
コーヒーと人 Vol.09
Diane Arbus(ダイアン・アーバス)
![](https://assets.st-note.com/img/1658485866120-z9n7Fqupcm.jpg)
皆さん、こんばんは。
今日は久しぶりの「コーヒーと人」コーナー。
取り上げるのは写真家のDiane Arbus(ダイアン・アーバス)です。
おそらくモノクロームの写真好きの人なら一度は通ったことのある写真家。
そしてその写真はいわゆる世間一般の「きれいで美しい写真」の基準とは別のものです。
彼女の言葉を借りれば、彼女が被写体として取り上げたものの多くに「Freaks(フリークス)」の存在があります。
フリークスとは身体や精神における障害を持った者や、他者と異なる嗜好を持つ者など、いわゆるアウトサイダーのことを指しています。
それが故に、彼女の写真には一見すると薄気味悪いと思われるものや、何かが歪なものが含まれています。
ぼくが彼女の存在を知ったのは、旧友に教えてもらったか、図書館で写真集をみたか。どちらにせよ約20年前。
聴く音楽や文化もサブカルチャーやカウンターカルチャーといったものに興味を持っていたので、当然ながらダイアン・アーバスの作品に惹かれました。
実は今通っている美容室に決めたのも、ダイアン・アーバスが関係しています。
その美容室のディスプレイにダイアン・アーバスの写真集が飾られていたんです。
「あ〜多分、間違いないな」と思いました。間違いなく話が合う。
予感は的中。オーナーはやっぱり写真好き、旅好きな方でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1658486036595-CNEyRV3S4L.jpg)
ぼくの頭の中に残っている彼女の言葉があります。
それは「彼ら(フリークス)は生まれながらにして賢者である」です。
しかし、どこで何からその言葉を知ったのか全く思い出せません。
今回ネット上であらためて検索してみると、オリジナルの出典はわからないのですが、以下のQuatesがたくさん出てきました。意訳してみます。
Most people go through life dreading they'll have a traumatic experience.
Freaks were born with their trauma.
They've already passed their test in life.
They are aristocrats.
ほとんどの人は精神的な苦痛を伴う経験をいつかすることを恐れながら人生を過ごすのだ。
フリークスには生まれながらにしてその精神的な苦痛を伴っている。
彼らは生まれながらにして人生の試練をすでに通過している。
彼らは崇高な存在(貴族)なのだ。
おそらくこの言葉の日本語訳を何かの記事か映像で出会って記憶していたのだと思います。
普段はなんでも忘れてしまうのに、頭の中に残っている数少ない言葉です(笑)。
![](https://assets.st-note.com/img/1658492437991-FNqY6NA3pz.jpg)
7月ももうすぐ終わりですね。あっという間。
金曜日。ぼーっとした1日でした。夜空を眺めて寝よう。
皆さん、おやすみなさい。
<今日の誕生日> 7月22日 岡林 信康(1946 - )は、日本のシンガーソングライター。
<カレンダー日本の天気> 7月22日 土用干し
松尾芭蕉の句に「なき人の小袖を今や土用干」という句があるが、梅雨の明けた土用は、虫干しの時期でもある。
晴れた乾いた日に、着物や本などを出して風に当てるのは、ただ湿り気を乾かすだけのものではない。気温が昇ってくるので空気中の水蒸気の量が増し、放っておくと着物や本などが気温より低く、露がついて湿り、黴が生えたり虫がついたりするおそれがある。”土用干し”は温度をあげる意味も大きい。
なお、木は水蒸気を吸ったり出したりして湿度を調節するはたらきがある。着物などをキリの箪笥に入れておくと傷みがすくないのは、このはたらきのためである。
※この本が出版された1982年の記述です。
<一日一文> 7月22日 後白河法皇
遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さへこそ動がるれ。 * 心の澄むものは、霞花園夜半の月、秋の野辺、上下も分かぬは恋の道、岩間を漏り来る滝の水。 * 風に靡くもの、松の梢の高き枝、竹の梢とか、海に帆かけて走る船、空には浮雲野辺には花薄。 『梁塵秘抄』佐佐木信綱校訂、岩波文庫、1957年
<今日の英語> 7月22日
The country's population had been decimated by warfare and hunger.
その国の人口は戦争と飢餓のために大幅に減少していた。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?