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#DHTPOST
ラブとかリスペクトとかカボチャとニシンのパイについて書け
はいどうもー! 早速だけど、みんなちゃんとつかんでる? って聞かれても大半のひとはつかんでる自信がないし、中には自分の作品を読んでもらったら「しょっぱなからつかんでないのでだめ」みたいなダメ出しをズバリくらったひともいるだろう。
でもね、俺は自信を持って断言するけど、コツさえ分かってれば作品の冒頭出だしの短い部分だけでちゃんと観客とか読者とかをバッチリつかむのは朝飯前になるし、ここが分かってるだ
今こそ名文を装備する時だ
ストーリーテリングとは、ある約束を受け手と交わすことだ。しっかり耳を傾けてくれるなら、驚きを与え、想像もつかないレベルと方向で人生の痛みや喜びをお見せする、という約束である。何より大事なのは、それをさりげなく、ごく自然にやってのけることで、観客がみずから発見したかのように仕向けなくてはならない。(中略)洞察は観客が注意を傾けたことで得られる報酬であり、巧みに設計されたストーリーはシーンにつぐシーン
もっとみる展開に困ったら取り敢えず月を割れ
はいどうもー。いやー、去年のパルプの盛り上がりはちょっとしたどころじゃない歴史的事件でしたね。言うまでもなく、第1回逆噴射小説大賞のことですよ。平成最後の逆噴射小説大賞にふさわしい盛り上がり。選考したダイハードテイルズの皆様も逆噴射先生も、そして応募した異能者の皆様、本当にお疲れ様でした。というか、急に1000人単位とかで大量発生した異能者が気軽に原稿を投げつけてる様子を見てて、審査する先生方がマ
もっとみるシャード・オブ・マッポーカリプス(冬):ネオサイタマ・コン
ネオサイタマ沿岸部に広大な面積を占めるコンベンションセンター「オオキイ・ゲンバ」。その敷地には、早朝にもかかわらず入場待ちの行列が形成されている。単純な直方体の建物であることを執拗に拒絶するトラペゾへドロンじみたメインホールへと歩を進めていたシキベの足が、突如止まった。そして、前方に見える待機列を半ば虚脱した状態で見つめた。直前までシキベに並んで進んでいたオレンジ色の髪の少女が振り返った。
「
「ふかふか」が必要だ
(ヘッダー画像は「フカフカ」に紐づけられたイメージ画像です。深い意味はありません)
暗く狭苦しい檻。赤い火明かりが鉄格子の隙間に昏く差し込む。檻の中に鎖に巻かれて囚われているのは、ソーだ。髭は長く伸び、衣服は綻んでいる。荒々しくも色あせたその外見はさながら年季の入った路上生活者。彼は一つ身じろぎして目を覚まし、辺りを見回してから語りだした。
「貴様の考えなら分かる。『Oh No! ソーが捕ま
めんどくさいから、過去作の再掲で済ませたい
(承前)
はいどうもー。モンハンもそれなりにやったんで、そろそろ再始動します。前回は忍殺のテキストについて理屈っぽい話に終始しちゃったんで、今回は実践編。どうやって書くかのその先、どういうプラクティスしたら書けるようになるのかについて私見ですけど色々話していきたいと思います。
ところで先日行われた「ニンジャスレイヤー222」コン、以前よりも小説作品が増えてて喜ばしい限りです。だけどね、正直、全
ウォーカラウンド・ネオサイタマ・ソウルフウード ( 冬 ) : フライドチキン
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「シマッテコーゼ! エーリアス=サン!」
店主のアキモト=サンがキアイのこもったイタマエシャウトで二人だけのささやかな開店前ミーティングを締めくくった。アキモト=サンは清潔なジュー・ウェアと前掛けを着用し、頭には白い房と白い起毛の縁取りをあしらった赤いナイトキャップを被って既に臨戦態勢だ。老いたとはいえ背筋は綺麗に伸びている。俺はアキモト=サンと同様の服装に加え、長い純白の付け髭まで装着