メルヘン総長

東京演芸協会+三木プロダクションのアコーディオン弾き

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最近の記事

バンドサークル時代(魔乱Qの話)

アップルパイ大学の時、その時はお笑いをやること等1ミリも頭になく、音楽三昧でバンドサークルに入っていました いろんなバンドが乱立していましたが、今でも覚えているのは先輩のバンド、聖飢魔IIのコピーバンドで『魔乱Q』というコミック系ロックバンドです 魔乱Qは、メンバー全員が聖飢魔II好きで、サークルの定期ライブでは毎回、聖飢魔IIとほぼ同じメイクをして、激しい演奏を奏でていましたが、どこかほのぼのとした雰囲気もありました MCの時の煽りでは、聖飢魔IIの『お前も蝋人形にな

    • まるライブのこと(お笑いライブ)

      明日、三木プロダクションの事務所ライブ、まるライブがあります 私メルヘン総長は三木プロダクションにお世話になり、なんと10年近く経ちます この前昔の手帳を見たら、2014年6月23日が所属して初めてのまるライブだったようで、『お客様投票2票だった』と書いてありました たぶんビリだったのでは 養成所出て2年くらい経って自信も何もない時期 ただ、初めて事務所というものに所属してのライブだったので、プロの2票なのだ!と自分を鼓舞した記憶です はじめは20組くらいいた三木プロのお

      • 上野動物園(日誌)

        上野動物園にふいに出かけました 上野の手前の御徒町駅で降りて、アメ横を歩きながら動物園に向かうコースを思いつき、やってみたらビンゴ アメ横はアジアの中野ブロードウェイのようなカオスな雰囲気で、外国人観光客も多く、雑多なエキゾチック感を味わえました せっなくなので外国人向けのお土産キャップ『龍』、千円台だったので日除に購入 この野暮ったさが逆に心地よく朗らか 龍をかぶるものこそ上野を制する者なり、と言わんばかりに練り歩き上野公園へ 公園は人も多く、大道芸や屋台もやってて賑

        • 朝の公園(エッセイ)

          近所に少し歩くと坂の上に公園があります 日曜の朝にそこに行くと、静寂と緑とチョウチョが迎え入れてくれて、それだけで良い1日になった気がします まだ起きてないブランコや遊具たち ゴザを引いて朝から談笑するオバチャンたち 心地よいランダムさで上から聞こえてくる鳥のさえずり 犬を散歩させているマダム 午後になれば小さな子どもたちと家族もがぜん集まってきてにぎやかになります 私はいつものベンチに座り近くの自販機で買ったお茶を飲んで緑たちをボーッと眺めて 実はこれが世界で一番豊かで

        バンドサークル時代(魔乱Qの話)

          イチゴのお家(イチゴランド)

          私はイチゴランドに普段は住んでいます この浮世(新宿とか中野とか)とは、だいぶ違う世界です 社会のルールや人々の考えもだいぶ違います 学校とかもありません 町の大人たちが必要最小限なことは教えてくれるため、子どもたちは学校という制度がいらないのです こちらの浮世のように、因数分解や二次方程式や、古文・漢文やリトマス紙が赤になるか青になるかとかは、まったく覚える必要はなく、ただ、人に分け隔てなく明るく接しなよ、とか、リンゴの収穫のタイミングとか、妖精がいたずらをやめる呪文とか

          イチゴのお家(イチゴランド)

          『ゴジラxコング 新たなる帝国』(ふんわり映画感想)

          今日はイチゴランドの仕事はオフだったので、葉っぱにくるまって午前中は寝てましたが、午後はちょっとお手がけ お気に入りのお散歩コースで2キロ先の映画館まで歩きました 途中子どもたちの行列とすれ違い『蛇だ!蛇がいる』と騒いでたので見たら、小さなヘビが道ばたにニョロっていました 昨日は山手線にもヘビが出たらしく、東京はヘビ日和 映画館に着いたのはもう午後3時 行き当たりばったりで映画を観ようと思っていたので、『ゴジラxコング 新たなる帝国』がちょうど5分後に始まるので観ることに

          『ゴジラxコング 新たなる帝国』(ふんわり映画感想)

          旅のラゴス(ふんわり読書感想文)

          筒井康隆氏の小説『旅のラゴス』を連休中に読みました 読み終えて図書館に返して1週間以上たった今、うろ覚えの読書感想を書いてみます 筒井康隆氏と言えば、断筆宣言とかIQ高いとか役者もやってるとか、いろいろありますが、そもそもは私が大学の時、バンドを組んでいた同級生が筒井好きだったことに影響を受けて、読み始めました 筒井小説と言えばSFというジャンルなのでしょうが、その中に、深く高い考察、社会、人間、芸術、シニカル等、さまざまな要素が味の宝石箱のように詰まっており、読後感が非

          旅のラゴス(ふんわり読書感想文)

          新宿ライブ〜サブナード(日誌)

          今日は新宿バッシュで『Motto Conte』というライブに出演 勝ち上がりで出られるライブで、出演陣も豪華で楽屋でちょっぴり緊張 腰痛復帰後の久々のバトルライブ♪ 東京のお笑いの劇場は、新宿では西武新宿駅付近にたくさんあり、バッシュもその一つ 新宿駅から向かう時、よく地下道のサブナードを使います サブナードは、神 雨もこわくないし、何と言っても床が神 サブナードは全体的につるつるのよく滑る床のため、私のような犬や衣装やアコーディオンを運ぶ芸人にとっては、スーツケースです

          新宿ライブ〜サブナード(日誌)

          同窓会で(エッセイ)

          同窓会の一つや二つ、私も出たことはあります すっかり大人になってからの小学校の同窓会は、インパクトありました ガリガリ君そっくりだった野球部の男子が、サングラスに長髪、チェーンじゃらじゃらのHIPHOPバリバリ君になっていたり 50mを15秒くらいで走るトロトロしていた女の子が、シュッとパリッとモデルみたいにカッコいい女になっていて男たちをメロメロにさせたり 卒業から再会までの空白地帯で何があったのか みんないろいろあったんだ それはそうだと みんなの変わりぶりに場はヒ

          同窓会で(エッセイ)

          犬か猫か(エッセイ)

          世の中には、うどん派とそば派がいるように、朝ご飯に米派とパン派がいるように、初期ポンキッキーズに鈴木蘭々派と安室奈美恵派がいるように、犬派と猫派がいるようです 私は、がぜん猫派 と言っても犬がきらいなわけではありません 我が人生を振り返りてみれば犬が私のことをきらいな傾向が多かったと そういうことです 大きな賢い犬はまだよろしい 落ち着きのない子犬、これがよく私にキャンキャン吠えてくる 表見は『まあ、かわいらしいワンちゃんですね〜元気でいいネ』と微笑み返ししますが、内心では

          犬か猫か(エッセイ)

          ハリーポッター(想像)

          ハリーポッターと言えば、いわずとしれた世界的なファンタジー文学です しかし私は一度も読んだことがありません そこで想像で内容を綴ってみました ハリーがメガネの少年ということは知っています。つまり、ドラえもんでいう、のび太のポジションだと思います。 普段ハリーは冴えません。学校では勉強もできずバスケのシュートも全外しで、当然女子にもモテないわけです そんなウツウツとした毎日に、突如現れた魔法使いのおじいさん。 ハリーに偉大なる魔法の杖を渡します。それを使って世界を救ってくれ

          ハリーポッター(想像)

          時空転移(イチゴランド)

          皆様には私の出身地の話はあまり詳しくしていなかったかもしれません この世の暇つぶしとして一つお話いたしましょう・・ 私メルヘン総長は、イチゴランドからこの浮世(新宿とか中野とか練馬とか)にやってきています イチゴランドとこの浮世は、同じ世界線にはございません イチゴの馬車に乗って波長を調整することで、2つの異なる世界を行き来していると、いわゆる時空転移を行っていると、、ざっくり言えばそのようなことになります イチゴの馬車の運転席には特殊な水晶玉があり、それが言わばこの浮世

          時空転移(イチゴランド)

          Xについて(エッセイ)

          エッセイとはなんでしょうか。 身の回りにある関心ごとについて書くこととすれば、、 Xについて一つ。 Xと言っても、サビになるとコンサートではみんなで両手をクロスさせてジャンプするでお馴染みのバンドのことではなく、SNSのXのことです。 そのものは、かつてTwitterと呼ばれていました。 それがある日、ステーキ店さながらに、いきなりX。 それはかつて、新加勢大周なる者が現れたと思いきや、何やら大人の事情でいつの間にか坂本一生さんとなっていた90年代の珍騒動に似た衝撃もありま

          Xについて(エッセイ)

          緑の塔(ポエム)

          森の奥に聳え立つ 休息をもたらす緑の塔 そこに私は登る 高さは8メートルくらい 螺旋階段でくるくる登っていく 石でできた塔の外側には 草がびっしりと絡みつき 遠目からは緑の巨筒にも見える 青空が白雲を飲み込み尽くすような チャイ・ラテを飲み干した午後の空き時間 等に 私は緑の塔に登る 塔の上には屋根がなく木椅子が一つ 置いてあるだけ  森の緑の雲海の上に突き出た形で 遠くの山々を見渡すこともできる やがて風がふんわり集まってきて 私はそのまま上空へ飛ばされる すっかり高く

          緑の塔(ポエム)