旅のラゴス(ふんわり読書感想文)

筒井康隆氏の小説『旅のラゴス』を連休中に読みました
読み終えて図書館に返して1週間以上たった今、うろ覚えの読書感想を書いてみます

筒井康隆氏と言えば、断筆宣言とかIQ高いとか役者もやってるとか、いろいろありますが、そもそもは私が大学の時、バンドを組んでいた同級生が筒井好きだったことに影響を受けて、読み始めました

筒井小説と言えばSFというジャンルなのでしょうが、その中に、深く高い考察、社会、人間、芸術、シニカル等、さまざまな要素が味の宝石箱のように詰まっており、読後感が非常にまいう〜という印象です

今回読んだ話も、SFしつつ人間や人生を巧みに描いてます
主人公ラゴスの旅の話
ラゴスはいきなりモンゴルの大平原的なところを歩いていて、そこで部族集団と合流して旅を進めるのですが、いろいろあって何か急にみんなでテレポーテーションとかしちゃいます
恋もしちゃうし時には王になったり奴隷になったりも経験します
時代も昔なのか文明が廃れた近未来なのかよく分からないのですが、読者を試すようにさまざまな特異設定が出現し続けます

確実なことは、急腰痛で寝てるばかりの連休の辛さを忘れさせてくれる、最高の大冒険がそこにありました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?