音楽家がどのように哲学者を取り入れるか2/3
音楽哲学
私は10年に1度「音楽哲学セミナー」を開催しています。
1974年生まれで、1994年20歳の時に受講しました。そして、2004年30歳で最初のセミナーを開催し、その時にスーツを専用に作りました。2014年40歳で2回目開催、2024年50歳で開催しました(満席終了です)。同じスーツを着ています。体型も全く変わっていません(妻は「成長していないだけ」と言いますが・・・)
この記事では参加した12名の方、つまり音楽人生に前向きなトップ・エリート12名が、ご自身の人生に哲学者を取り入れるといいか個人ごとに解説します。個人は特定されないようにします。
本人達はもちろん、読者の方もどうぞ参考になさってください。
最後のアンケートで50名の哲学者がから自身の人生に即取り入れるべき人を一人ずつ選んでもらいました。
昨日の記事に続いて、今回の記事では4名を紹介します。明日も残りの全員分を書きますのでご期待ください。
RS氏 アーレント
20代の方が全体主義から抜け出そうとするのは、まさに私が全身全霊を込めてこの記事や全ての書物で声を大にして言っていることであり、伝わっていることに感謝します。生存のための行為としての「労働」、目的達成の行為としての「仕事」だけで人生を終わる99.999%の日本人ですが、音楽家として自発性に基づく他者の関係を築く行為としての「活動」、つまりは「利他的な公的領域」に足を踏み入れることこそ全体主義がから抜け出せる方法だと考えています。(今すぐに会社を辞めろという意味ではありません)
DN氏 ボードリヤール
地方から上京し、まさに夢の真っ只中にいらっしゃる中、ボードリヤールの「記号」に気付くのは流石だと思います。銀座では中国の方がブランド店に行列を作っています。ずんぐりむっくりのメタボオジさん、おばちゃんがこれでもかというくらいブランドに身を包む姿・・・40年前の日本人もそうだったのです。他人との差をブランドという「記号」で主張して、本質的な消費をしない生き方の虚しさ・・・。自己成長のために本質的な消費を心掛けて頂けるのは嬉しいことです。
MN氏 ラッセル
お仕事で時間がないという問題を抱えておられる方がラッセルの『幸福論』と『怠惰への賛歌』を取り入れるというのは人生のパズルの大きなピースがはまるようなイメージです。
余暇は自分と向き合う時間。
労働が美徳と刷り込まれた日本人・・・・・・労働が美徳なら土木作業員はシェークスピアのように尊敬されるべき。
満足していないのは余暇がないから
恐らく仕事量を減らして夢に向かって毎日少しでも邁進する時間に充てるのがいいでしょう。
KS氏 ラッセル
人生経験豊富な方であるからこそ就くべき仕事の条件がズバリ納得いかれたのでしょう。
終わりがない仕事
技術が向上する仕事
制度が向上する仕事
一つの完成が次に繋がる仕事
人生の目的と一致している仕事
これを手に入れ始めている今を心より嬉しく思っています。これが能動的娯楽につながるなら鬼に金棒です。
おしまい
参考になれば嬉しいです。
日本の音楽家を応援しています。
今日も元気にいってらっしゃい!
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