『世界の半分をお前にやろう』という問いに対する答え方
はーい、テツガク肯定です。
2024年になって、今さら『ドラゴンクエストビルダーズ』を遊ぼうか迷っています。
……なんて、どうでもいいことですが、このビルダーズは。
もし、わしの味方になれば
世界の半分をお前にやろう
という選択肢に勇者が『はい(イエス)』と答えた世界だとかそうじゃないとか。
つい最近までは単純に。
竜王の味方になるのが悪いこと。
そう思っていました。
ですが、最近はこう思えてきました。
もともと、世界は自分のもの。
それをわざわざ、半分も誰かにあげて。
しかも、与えた誰かの味方になるだなんて……。
この私になんの得がある?
かなり私もダークサイドへ近づいていますね。
ですが、そうです。
この問いにイエスと答えるのは。
『マトリックス』に支配されるようなものです。
ライトサイドの狂信者になるようなものです。
まあ、それも悪くはありません。
むしろ、そのクレイディーな選択が今ではステーキにも思えます。
愛しの誰かに心臓を預けた、ダッチマンの船長みたいで。
それに、とんでもない冒険にだって出逢えるかもしれません。
1億人のジェダイを相手に、竜王ってシスの暗黒卿と共に明日に向かって撃つ……。
なんとなく竜王は、すぐに尻尾巻いて逃げ出す気がしますが。
ですが、今の私はこうも思います。
いや、いらない、ノーだ。
こんな世界ならいらない。
この青く醜いスターダスト、地球という名のデス・スター。
その臆病者のか弱い独裁者、オーバールック・ホテルは私の故郷ではない。
ゲンジツではないから、スプーンなんてない。
ただのピエロだ、バッドチョイス、割の悪い交換。
だから、逆に聞いちゃいます。
一緒にこの世界を消し去るボタンを押さないか?
竜王が押さなくても、今の私なら迷わず押しちゃう。
もし、そんなボタンがあるのなら。
でも、そんなつまらないことより。
竜王の友達になったほうが面白そう。
戦うより友でいよう、アーサー・ペンドラゴン理論。
今、正直に言えば。
私に必要なのはキャリーさんです。
この世にホラーの帝王を導いた、炎帝の使者。
炎の精霊、キャリーさんのような存在。
今ではとんでもない夢のように思える。
そういう不思議の国へ連れ出してくれる、ウサギ。
そうです、世界三大ウサギ、竹取の国の愚かなFRウサギ。
偉大なるダントンさんの奇術を覚えた。
我が愛しのワガママ・クイーン。
そういうITが必要、愛しのペニーワイズ、切り札のジョーカーが今の私には必要。
ダークナイトの一歩先を行く、犯罪界の道化王子。
時々……と言わず、人は常に誰かの欺瞞に生きています。
もし、わしの味方になれば
世界の半分をお前にやろう
この単純な問いかけすら。
今、自分で考えずに、誰かのこれまでの答え。
それを自分の答えだとすり替えてしまいます。
そうです、薄い毒りんごジュースにすり替えられている。
『READY STEADY GO』でア――・ユー・レディ?
何も言うな、と言われも言わずにはいられません。
そのタイトルの名は『アマガミ』、嘆きの天使の歌声。
まだちゃんと覚えてる、エニグマも動いてる。
今は昔の未来無線も傍受できてる、少し不安定だけど。
ラビットさん、魚雷に夢を詰めたら。
1番から8番まで発射!
999(スリーナイン)番まで待機!
トリガーさん、第九区へ打電。
USA、USA、USA、どったのヒーロー?
ああ、そのしかめ面はなんですか?
浮かぶ……帰る時間です。
マッツォーラさん、ペペロンチーノを。
乾燥卵なしで、5分以内に。
という具合に暴れ回るワガママ娘を。
今はまだ見たこともないのに。
不思議と夢を見るように感じ取る、私の第七感。
第七感が傍受した、第七区の方が。
今では確かに感じてしまう、愚者の奇術。
これこそ、『プレステージ』、愚者瞬間移動。
と、永く怪文章を滑らせてきましたが。
つまり、こういうことです。
もし、わしの味方になれば
世界の半分をお前にやろう
いえ、もういりませんから。
わし様に全てさしあげます。
代わりに望むのは……。
君に預けた心臓を刺してくれ。
ダッチマンには船長が必要。
船長が故郷へ帰れば。
ダッチマンも帰れる。
この世界ではない故郷へ。
ジワタネホ、そこから見える記憶のない海。
その上を二万マイルほど進んだ先にある白影夢中。
世界って今いる場所ではなくて。
一緒に夢を進める、そういう誰かがいる。
今は昔の未来が故郷。
それは、この世界ではなかった。
だから、いらない。竜王軍の好きにするといい。
竜王の味方になるのも悪くないですがね。
ライトサイドの希望に燃え、瞳を輝かせる勇者達と戦うのは面倒なんです。
真・ダークサイドのシスの暗黒卿は誰とも戦わない。
戦いは同じライトサイド同士でしか起きない。
ダークサイドは不戦神話のA、4つ揃えば、WAGAMAMA。
だから、重力って呪力も外せちゃう、ハンナ・モンタナみたいなラッキーガール。
……というより、超・ワガママ娘。
そういうIT、そのペニーワイズがいる朝が、今の私の目覚めの白秋、『スタンド・バイ・ミー』。
きっと、朝から夜まで『ドラゴンクエストビルダーズ』を遊びつくす。
そういう堕落した日を一緒に楽しめる夢です。
まったく楽しかったな、と言い合える今は夢の話がほしい。
態度だけ大きくて、器の小さな世界より。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。
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