外国人に日本人の姿は見抜けない


 はーい、テツガク肯定です。

 日本人に外国が理解できないように。
 外国人に日本人の姿は見抜けない。

 最近、幽かにそんなことを思います。

 例えば、この国に来た外国人のコメント。
 いろいろ聞きます、親切で、勤勉で、思いやりがあって……などなど。
 そういう動画や記事を見るといつもこう思います。

 そんな人、どこにいるの?


 まるで、全く違う国の人を見ているようです。(今までの私には)

 それで、冒頭のことを思ったわけです。
 きっと――。
 外国人に日本人の姿は見抜けない、と。


 悪気や悪意があるわけではありません。
 外国人って容姿だけで、日本人は態度が変わるからです。
 良くも悪くも。

 例え、生まれも育ちも日本だったとしても。
 日本人とは違う容姿であれば、態度が変わります。

 それは……私が知る日本人の姿とは大きく違います。
 私が知る日本人は内弁慶、というより内悪代官。
 遠い他人にはいい顔で、近い身内には悪霊悪代官。

 こうハッキリと言うべきでしょう。

 くたばれ、ファッキン・ジャップ!


 蘇れ、教科書で教え説かれた日本人。
 もし、そんな人がいるのなら。


 そうです、私は日本人が大嫌いです。
 それはまた違う話でしますが、好きになる要素が1ミリもありません。



 とはいえ、不思議なものです。
 外国人にはそうは見えていないのですから。
 彼らからすれば、凄くいい人に映っているようです。

 一方で、私にも好きだと思える国があります。
 それは、アメリカです。昔言ったように、私はアメリカが大好きです。
 例え、この先、とんでもない何かが起きても。
 やっぱり、アメリカが大好きです。



 そう、うっとりとアメリカを語ると。
 ローズ・ザ・ハットのように目を輝かせた。
 冷笑系の日本人が言います。


 アメリカに夢見過ぎ。
 お前、アメリカの何を知ってんの?
 映画はお話なの、クリス・チェンバーズもセオドア・ジャスパー・デトワイラー(TJ)もいないぞ。


 笑える話です。
 確かに、私はアメリカに行ったことがありません。
 ですが、アメリカの映画やドラマ、物語に文化に触れます。

 きっと、冷笑系の日本人には。
 そういうのは幻想で、現地に行ったという事実。
 そのリアルだけが正しいと信じているのかもしれません。

 ただ、冒頭でも言いましたが、そのリアルには疑問符です。

 実際、この国、日沈む国の日本に来た外国人。
 彼らが日本人の姿を見抜いているとは。
 私はとても思えません。

 例え、彼らが1年、10年、100年、この国で過ごしても。
 彼らは永遠に外国人なんです、日本人とは違う容姿。
 それだけで日本人の態度は良くも悪くも変わる。

 では、アメリカは?
 もちろん、アメリカにもそういうのはあるのでしょうが……。
 アメリカは先住民の方々の国で、そこにヨーロッパから様々な人が移り住み。
 今でもたくさんの人種が入り混じっていて、そういうのに拘れる文化がない。

 私は純血主義というのは大好きです。
 だからこそ、純血主義とは違うアメリカが眩しく見える。
 みんながみんなアメリカみたいになったら。
 私の大好きなアメリカはなくなってしまいます。


 冷笑系の日本人がいうリアルというのは。
 その人が見ている理想、そういう夢でしかありません。

 アメリカに夢見過ぎ、と言えるだけのホンモノのアメリカとは?

 ニューヨーク生まれ、テネシー育ちのジャック。
 テキサス生まれ、カリフォルニア育ちのハンナ。
 オレゴン生まれ、メイン育ちのゴーディ―。
 ボストン生まれ、ボストン育ちのパトリシア

 この4人が語るアメリカは。
 おそらく、それぞれ違うのでしょう。
 じゃあ、そのどれかが偽りで、どれかがホンモノ?

 いいえ、そういう退屈でつまらない話ではないのでしょう。

 この国、日沈む国、日本でもそうです。
 東京生まれ、東京育ちがホンモノの日本でなければ。
 島根生まれ、青森育ちがホンモノの日本でもない。

 現地に行って、それでその国の全てを理解できる。
 だなんて、発想はあまりにも賢過ぎますし。
 現地に行くことなく、映画や物語、文化に触れても。
 何も理解できていない、という考えはもっと賢過ぎます。

 それぞれに見えているものが違って。
 だけど、ITが見えているのなら、ITはやっぱりある。


 今の私からすれば。
 日本人が素晴らしいという外国人が。
 本当に素晴らしいから、ITが見える。

 日本人が好きではない私が。
 アメリカを見て、アメリカが最高だと思えるのなら。
 そのITは私の中にあるのかもしれません……信じ難く驚きですが。

 正直に言います。
 冷笑系の日本人が仰る通りです。

 アメリカに夢見過ぎ。
 お前、アメリカの何を知ってんの?
 映画はお話なの、クリス・チェンバーズもセオドア・ジャスパー・デトワイラー(TJ)もいないぞ。

 全く以てそのとおり。

 この国、日本のエンタメには。
 クリス・チェンバーズにセオドア・ジャスパー・デトワイラー(TJ)もいませんでした。

 もちろん、テディ・ドチャンプ伍長、バーン・テシオ、ゴードン・ラチャンス。
 ビル・デンブロウ、リッチー・トージア、エディ・カスプブラク。
 ベバリー・マーシュ、ベン・ハンスコム、マイク・ハンロン、スタンリー・ユリス。

 それから、忘れられないハンナ・モンタナとマイリー・スチュワート。

 見たことがありません。
 あそこまで魅力的な人達を。
 冷笑系の日本人が仰るように、この国のお話にはいませんでした。

 不思議な話です。
 同じ人がつくる物語なのに、こうも違う。
 もちろん、同じアメリカの映画でも魅力は全く違う。
 それでも、やっぱり魅力的、憧れてしまうほどに。


 なんと言いますか、日本人からすればドライなのかもしれません。
 ですが、クールとも言えます。

 12歳になった、その日に。
 今まで知りもしなかった6人とルーザーズ・クラブを結成し。
 まるで、10年以上の仲であるように1年を過ごし。

 13歳になった夏、7人はバラバラになって。
 誰もルーザーズのことを覚えていない。

 だけど、40歳過ぎてあることで再び集まり。
 1晩考えて、もう一度ルーザーズ・クラブが復活する。
 もちろん、60年以上の付き合いのように1週間を過ごす。

 そういうのをやってのけそうなのが。
 今の私に見えるアメリカ。

 日本人では無理でしょう。
 仲良くなるまでの敷居が異常に高い。
 その代わりに濃い付き合いができた。
 というのは、今では昔の話のようで。

 仲良くなるまでの敷居が異常に高いのは残して。
 アメリカのすぐに忘れる、というドライな面を取り入れた。
 そんな感じです、人間関係に限らず全てが。

 この国の良かった点を自ら棄てて。
 外国の真似すべきではない点を自ら選んでいく。



 ……と話が逸れましたが。
 日本人が嫌いな私には正直、今はそう見えます。

 きっと、私はアメリカに行くことはありませんが。
 それでも、この国とは天と地ほど違うと感じます。
 遠い西の果ての、忘れ去る島国にいても、ハッキリとその違いは伝わります。

 外国人には永遠に日本人の姿が見抜けない。
 あるいは、見抜いていてもそれを教えない。
 それと同じように、私にはアメリカ、アメリカ人の姿は見抜けない。
 例え、アメリカに行ってもそれは変わらない。

 だったら、今でも十分、夢で完璧。
 不思議な話です、自分を痛めつけるのは同じ日本人ですが。
 自分を癒してくれるのは違うアメリカなんです。

 それは夢かもしれませんが。
 夢でもそれが私の事実。

 嫌いで何が悪い?
 もし、よりよくなれるのなら嫌われるのも悪くない。
 というか、全ての人が日本人を好きで在れって。
 マジで信じてるのか?

 嫌なら出てけってか?
 そういうとこですよ、器の小さな臆病者のか弱い独裁者。
 青く醜いスターダスト、地球という名のデス・スターが嫌いなのは。

 人を誘拐しておいて。
 都合が悪くなると出てけで。
 新しい都合のいい人を誘拐しようとするけど。

 そんな見え透いた思惑は無駄です。
 目を輝かせた、悪霊ローズ・ザ・ハットの永遠計画はお見通しです。


 と、正直に思いますが。
 外国人の方々仰るように日本人は素晴らしいのかもしれません。
 素直に受け取れば。

 うっとりとこの国を語る、その表情を。
 嘘だと思える賢さは私にはありません。
 ただ、語る国が夢見る国が違っただけで。

 だけど、同じ夢を見てる。

 この考え方はアメリカから教わりました。
 ハンナ・モンタナってアメリカのトップシークレットから盗みました。
 『Just Like You(あなたと同じように)』と言う具合に。


 それでは、また次の機会にお会いしましょう。











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