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お先に失礼します(帰ります)

お先に失礼します。
皆どれだけ使ったことがあるだろうか?
毎日のように、使っているか?
実際にはこの言葉を使って帰ることは少ないように思う。

働き方改革で、残業時間の制限がもたらされたりし、残業をせずに生産性をあげ、
始業時間内で仕事を終えて帰ることは当然になってきている。
だから以前よりは帰りやすくなってきていると思うし、上司もそれを意識することが必要になってきていると思う。

先日、「帰っていいよ」「いや、残ります」問答があった。

後輩のIくん担当の仕事を代わりにIくんの先輩の小太郎くんがしていた。
その日は小太郎くんが会社で事務仕事をしていたので代わりにしていたのだ。
Iくんは外出していたため、その仕事はできずに、帰ってきたら小太郎くんが
やっていたという状況。

小太郎くん
「もうほとんどを僕がしているから今日は先に帰っていいよ」

Iくん
「いや、残ります」

小太郎くん
「いや、もう君がすることはないから、今日はほんとに帰っていいよ」
「きを使わないでいいよ」

Iくん
「いやいや、いいですよ」

小太郎くん
「いや、まじでいいから、帰っていいよ」

この問答が繰り返された後、上司の次長が
「まあまあまあ、小太郎くん。Iくんは自分の仕事を代わりにしてもらっているから
いたいんじゃないの?いてもらってもいいじゃない」

それから、3人で意見を言い合う場面になり、
どうして帰りにくいのか
どうして先に帰ってもいいのか
を話し合う時間があった。


結論、
Iくんは、僕(いなかっぺ)や次長がよく思わないんじゃないか?
と考えて、残ると言ったそうだ。

小太郎くんは、
帰れるのに気を使って帰らないのが嫌だから
帰ってもいいよと言ったそうだ。

ここでの問題は、たとえ帰ってもいいよと言われても、本当にそう思っているのか
考えてしまい、結局残った方がいいんじゃないか?と思ってしまうこと。


このことは皆で話し合い、結論がでた。

ルールにしよう。定時をすぎていて自分の仕事がなければ帰る。
それはお互い様で、それに対して何も求めないし咎めない。

帰ってもいいよと言うのも人だし、聞くのも人だし、
受け取り方や考え方はさまざまなので、同じ価値観でない限り
こういうことは生じる。


例えば、
土日休みだけど、仕事にしにきた。

これには誰も何も思わない。
むしろ、土日は休みだから休まない方が間違い。
それでも来るのであればそれは本人の勝手である。

このように皆の共通認識であり当然のルールでない限り、人は忖度をして
しまうものだと思う。


毎日「お先に帰りまーす」と颯爽と帰れる職場はとてもいい職場だと思う。

今日も早く帰ろう。

「お先に帰りまーす」

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