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#39 失敗したときに考えること

さて、今日のテーマは「失敗したときに考えること」です。

日々、仕事をしていると失敗することはつきものです。

落ち込みますよね。

失敗したときに僕たちはどう考えればいいのか。

「いつも落ち込んじゃうよ」というあなた。

一緒に考えていきましょう。



自己紹介です


お題の話の前に、自己紹介します。

僕は、リハビリテーション病院で働く作業療法士兼、中堅管理職です。

日々の実践はもちろんですが、中堅管理職として、
管理の視点や現場の視点から様々な相談を受けることが多くなりました。

これらのことについて、僕なりに解釈して記録として残していきたいと思います。


このアカウントでは以下のことについてを書いていきます。

・組織での働き方
・健康の考え方
・自分を大切にする生き方
・ストレスマネジメント
・作業療法のもろもろ
・相談を受けたこと
・臨床で考えこと
・日々、感じたこと など



それでは本題に入っていきましょう。



失敗するとき何が起こるか


僕たちは生まれてから現在まで様々な体験をしていきました。

大きな失敗を経験したことはあると思います。

失敗を経験すると、だいたいの人は落ち込むと思います。

落ち込んだり、現実逃避したり、人を責めたり、言い訳したり

僕たち人間はストレスに対してあまりに弱いので、自分を正当化する手段を数多く持ち合わせています。

こういった反応は自分自身を正常に保つために必要なことであると考えます。


「自分を正当化して問題を乗り越えようとすること」


これが人間として正常な反応であると思います。



失敗で落ち込むのはなんで


先ほども述べたように失敗したときは自分自身の正当化を図ろうとします。

それでもやっぱり落ち込みますよね。

そう、結局落ち込んじゃうんです。


いくら言い訳したり取り繕うと考えても、結局自分に非があることが多かったりするので、その事実と向き合ったときに落ち込むんですね。


ここには人間の自分に対する価値観が隠れています。

落ち込むというのは以下の公式で成り立つと思います。


理想の自分 × 本当の自分 = 失敗による落ち込み度


理想の自分像というものをみんな持っています。

仕事ができて完璧。
人にも迷惑かけずに、問題も難なく飛び越えていく。

その理想の自分を思い描きながら、仕事に取り組んでいます。


失敗したときはこの理想の自分が崩れる瞬間でもあります。

つまり「本当の自分」と直面したときに落ち込んでしまいます。


理想の自分を10点だとして、本当の自分が+10点であれば失敗の落ち込みは大きくなりません(むしろ気持ちは倍になります。自己効力感UP)。

でも、失敗したときの自分はだいたい「−10点」です。何を掛け算したとしても、マイナスになります。

マイナスの数値が大きくなればなるほど、落ち込み度は大きくなります。


ここで注目すべきは本当の自分よりも「理想の自分」にあります。

理想の自分が高いほど自分の落ち込みは大きくなります。

つまり失敗して落ち込むということは理想の自分の大きさに対して、本当の自分のサイズによって変わってくるということです。



あなたの理想の自分はどんな自分ですか。

あなたが落ち込むのはどうしてですか。


少し考えてみてもいいかもしれません。



失敗したときの考え方


では失敗したときはどのように考えたらいいんでしょうか。
以下にいくつか方法を考えてみました。

自分を客観的に見る

まずは自分を客観的に見るようにしましょう。自分自身の主観的にな気持ちに頼るとどうしても問題を大きく捉えていましがちです。自分を外側から見る、起こったと自分の感情を切り離す。難しいかもしれませんが、あなた自身が悪いという考え方から抜け出すことが必要です。


起こった事実を確認する

何が起こったかを冷静に見るようにしましょう。起こった事実だけを紙に書き出すなどしてみると意外と大したことないと気が付くことがあります。これは先ほどの客観視とも似た部分になりますが、まずは感情ではなく、起こっている事実に目を向けましょう。それを列挙して冷静にみてみてください。


問題は何かを考える

問題が文字化されて客観的に見えるようになると、問題が何かを考える材料になります。起こった事実に対してどんな要因が関わっているかを再度考えてみましょう。そうすると本質的な問題が見えていきます。「ワンマンプレーで進めてて周りを頼ってなかったなー」など、近いところに問題があることに気がつけることもあります。


失敗を経験と捉える

失敗することは決して悪いことばかりではありません。失敗したことに対して適切に対処できれば、失敗も経験になります。経験にしてしまえば、次に同じことが起こりそうになったときに予測することができるようになります。経験にするには適切なフィードバックが大事です。他者を整理したりしながら、起こった事実に対しての課題の振り返りを行うようにしましょう。


失敗について少し深堀して考えてきましたが、要するに失敗することよりも、それによって、落ち込んだりして余計にパフォーマンスが下がることに問題があると思います。

失敗を経験した時は、感情をリセットして、そのフォローアップに徹しましょう。


そして問題が過ぎ去った後でもいいので、その要因を分析して、次の経験に活かしていくようにするといいと思います。



頑張るあなたを応援しています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。

よろしかったらスキ&フォローよろしくお願いします。


ではまた。



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