#378 どこまですればチームワークなのか
さて、今日のテーマは「どこまですればチームワークなのか」です。
僕のような専門職は一人の力では何もできません。
なので、さまざまな人の力を借りて、大きな問題の解決に臨む必要があります。
ただ、他者の理解を得ることは容易ではありません。
それを妨げる要因は、”チームワークをどのように認識するか”によると思います。
今日はチームワークの話。
自己紹介とお知らせ
僕は、某リハビリテーション病院で作業療法士の中堅管理職として働いています。対象者の課題と向き合うことはもちろんですが、スタッフのストレスやチームの運営にも日々向き合っています。
このnoteでは、仕事の考え方や医療者としての働き方、コミュニケーションや人間関係、ストレスマネジメント、作業療法に関するさまざまなテーマを取り上げ、日々の感じたことを自らの解釈として記録しています。
読んだ方の何かお役に立てれば幸いです。
以下お知らせ。
◾️第28回福岡県作業療法学会
来年行われる福岡県作業療法学会の学会長を行うことなりました!これから1年間準備行っていきます。noteでも「学会長の奮闘記」を定期的に書いていこうと思います。マガジンでまとめてますので、よかったらスキを押して応援よろしくお願いします!
◾️湘南OT Interaction
作業療法士向けの研修会を行なっている湘南OT交流会の支援の元、「新しい学び場を作る」ことを目的として立ち上がりました。「学びたいけどどうしたら・・・」と悩むOTの方と一緒にコミュニティ作りを支援します。定期的に勉強会も行なっているのでよかったら。
それでは本題に入っていきましょう。
チームワークの必要性
どうしてチームワークが必要なんでしょうか?
ここは冷静に見ることが必要です。
特に専門職を名乗るような人たちは、必要以上に相手を牽制しがちです。
そしてこう言います。
「もっと自分たちの仕事を理解してほしい」
この気持ちはよくわかります。
相手が自分自身のことを理解してもらえると、その後の動きが行いやすくなりますもんね。
でも、相手には相手の専門があって、あなたそれを理解しきれないように、相手もあなたの専門を理解することは難しいんです。
つまり、これが基本的な関係性です。
「自分の仕事以外のことは理解が難しい」
そういう前提に立つことが必要だと思います。
それでも僕たちは次のステップに進まないといけません。
そのためにチームワークが必要なんです。
「理解は難しいけど、チームではいたい」
こういう矛盾があるのが”チームワーク”という言葉だと思います。
どこまでがチームワーク
相手を理解することは本質的に難しいとして、
その前提に立ちながら考えるべきは、
「なんのためにチームワークが必要なのか?」という疑問です。
相手を完全に理解しながら進むチームワークは存在しません。
チームワークを考えるときに必要なのは、
最小単位のコミュニケーションが取れる関係を築くことだと思います。
理想とするチームよりも、最小単位を確実にこなす。
それは、相手への声かけかもしれないし、ちょっとした手助けかもしれません。
「全てを理解してほしい」というのはほぼ無理です。
それならば「理解できる部分をお互いに共有し、それをもっと課題をクリアする」ことの方が目的としては適切です。
その関係を続けていくことができれば、それは徐々に大きな波になっていくと思います。
まずは足元を見て、共有できる最小単位を探してみましょう。
それが明日らからのチームワークにつながるはずです。
今日は以上になります。
頑張るあなたを応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでいただいた方のヒントになれば幸いです。
ではまた。
◾️質問箱
質問箱をGoogle formで作りました。仕事や生活などでの悩み(それ以外でも)があれがご記入ください。いただいた質問は、記事にして返信したいと思います。
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