見出し画像

読書案内をする記事の構想

※※ヘッド画像は mitsuko さまより

今日は読書案内記事の構想を色々と考えてみた。考えてはみたが、書くのは面倒臭い。そこでアイディアのみを紹介する。企画は案を出すときが一番楽しい。この記事で紹介する案をブログや動画サイト等で使っていただければ幸いである。ただし、閲覧数や再生数が伸び悩んでも責任は負いかねる。

⇩ラインナップはこちら⇩

1.教科書の作品を再読する
2.夏目漱石はどんなポケモンを持っているのか?
3.読書案内の読書案内

🐭🐭🐭

📕1.教科書の作品を再読する

中学や高校の国語教科書。配布された瞬間に、どんな作品が載っているのかを確認する人も多かっただろう。夏目漱石『こころ』や森鷗外『舞姫』、芥川龍之介『羅生門』、志賀直哉『小僧の神様』、中島敦『山月記』……。思い出深い作品がたくさん並んでいる。

だが、昔を懐かしんで、エモい部分を振り返るだけでは少々もったいない。再読する分、何か新しい読み方ができるようになると嬉しい。

白状すると、私は国語の小説の授業はあまり好きではなかった。
『こころ』や『舞姫』や『山月記』といった作品に、「エゴイズムはいけません」というメッセージの押しつけを感じたからだ。あるいは、「文学作品は道徳的に読まねばならない」という固定観念を植え付けられた、とも感じた。大人になってからもこういう読み方をする人は少々退屈である。(※)

再読の折には「こんな解釈もあったのか!」という驚きが欲しい。作品は色んな視点から鑑賞できた方が面白いからだ。私もできる限りそんな記事をお届けしたいと思っている。

この辺りは石原千秋『国語教科書の思想』から影響を受けている。本書の全てに賛同することはないが、少なくともこの点については共感した。

画像1

🐭🐭🐭

📘2.夏目漱石はどんなポケモンを持っているのか?

たまには風変わりな企画もやってみたい。

たとえば「文豪がどんなポケモンを持っているのか?」を妄想してみるのはどうだろう。夏目漱石や太宰治がどんなポケモンを持っているのか? 作家のことを深く知るという点では面白いかもしれない。

画像3

また、「ポケモン×文豪」というのは、決して突飛な発想ではない。
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』にはこんな記述がある。

ただたくさんのくるみの木が葉をさんさんと光らしてその霧の中に立ち黄金(きん)の円光をもった電気栗鼠(りす)が可愛(かあい)い顔をその中からちらちらのぞいているだけでした。
――宮沢賢治『銀河鉄道の夜』青空文庫 太字は水石

この作品には、なんと電気栗鼠が登場するのだ。ポケモンの代表的なキャラクターがピカチュウであることを考えると、随分と奇妙な一致である。

とはいえ、ピカチュウはネズミではなくリスだと主張する方もおられるだろう。しかし、ポケモンの初期構想において、ピカチュウのモデルはリスであったらしい。このことが下記のリンク記事で明かされている。

つまり、こんなにふざけた企画も間違いではないのだ。

📚📖📚

📗3.読書案内の読書案内

色んな本を樹形図にして繋いでみるのも楽しそうだ。

画像2

森博嗣の『すべてがFになる』という小説を開いてみると、冒頭で何かしらの書籍の一部を引用していることがわかる。この『すべてがFになる』から始まったミステリ小説のシリーズをS&Mシリーズというのだが、別の巻では埴谷雄高『死霊』稲垣足穂『逆光』からの引用がある。

ある小説を読んでから、別の小説を辿ってみるという企画も楽しそうだ。
そうして小説の樹形図を作っていくの趣深い。

また、国語便覧の企画も引き続きやっていくつもりだ。
国語便覧から未読の小説家を探してみたり、有名な作家がどう書かれているのかを検証してみたり。面白そうな企画はまだ思いつきそうだ。

この記事が参加している募集

#推薦図書

42,597件

平素よりサポートを頂き、ありがとうございます。