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やる気がないから勉強できないって本当かな?

先週、エール生全員の三者面談が終わりました。

以前、面談にまつわる記事を書き、
知り合いから『面白かったよ』と嬉しいコメントをいただきました。

「なぜかうまくいく子が整っている「3つ」のコト。」


心、言葉、行動。
この3つが整えばいいですが、

整っていない場合は
どうやって整えればいいんでしょうか?


それは
心、言葉、行動の
優先順位にヒントがあります。

心、言葉、行動の3つの中で
どれが一番大事だと思いますか?

エールが導入している「原田メソッド」では
『思いが先』という考え方があり、
世には『言霊』という言葉もあります。

モチベーションアップや
目標達成について学んでいれば
心のあり方や、言葉の使い方が
どれほど大切かをご存知かと思います。


しかし

それらの大切さを知った上で、
心、言葉、行動の中で
いちばん優先すべきものは?と聞かれたら、

私の答えは『行動』です。



「やる気がないからできない」ということをよく聞きますね。

勉強しようと思ったけど、なかなかやる気にならなくて…とか、
やる気が起きず仕事が捗りませんでした…とか。
子どもに限らず、大人でも
「やる気」の有る無しが、行動(成果)に影響すると思っています。

ところが、本当は逆です。

行動するから、心が動き出すんです。


よほどのパフォーマーで
自在に、心のコントロールができる人は別として、

何の刺激もなく、心が変化することはありません。


だから、
やる気が起きたら勉強しようと思っていても、
心が勝手にムクムクとやる気を起こすことはないので、
ず〜〜〜〜っと、
勉強しないままで1日が過ぎることでしょう。

「うちの子、やる気がないんですけど、どうしたらいいですか?」と
いう質問を年に100回以上受けますけど、

私の答えは1つ、

「やる気がなくてもいいから、とにかく勉強させてください」です。


バスケットボールの初心者が
何度シュートしても全然ボールが入らないうちは
バスケが面白いと思わないから、やる気も出ません。

そんな子が「バスケ大好き!」になって
やる気を高めるのは、

シュートが入るようになってからです。

だから、大人はまず
シュートが入るまでやらせること(行動)がとっても大切だと思います。

バスケが好きかどうかは
そこから決めればいいんじゃないかな、と。

心と身体の関係は
身体が先。
身体が動くことで、脳が活発になり
やる気・元気がみなぎってくると、思います。



エール生は、
エールノートを使って目標管理しています。

自分の目標を描き、
毎日、日誌やルーティンチェック表を記入して
目標達成に向かう道筋を立てています。

これがエールが圧倒的な結果を出す
秘訣なんですが、

時には、やる気が下がってしまって、
ノートが書けなくなることもあります

そんな時もやっぱり私は「行動」を促します。

ノートが書けていない子を集めて、
記入する時間を設けるんです。

書けていなくても叱らない。
どうしたらいいか一緒に考えようと
声をかけて、

鉛筆を走らせます。

エール生が記入する様子を見て、
「上手に書けるね」「こうするといいよ」などと
アドバイスしながら。


誰だって
出来ないよりも
出来る方がいいから。

エール生の心も少しずつ動き出します。

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