白饅頭日誌：7月5日「『永遠の娘』が生み出す地獄について」

　先日、婚活にかこつけて「夫」ではなく「新しい親」の役割を男性に求めている女性についての記事を出したところ、すさまじい反響がありました。

　しかしながら、私はその文章のなかで「そういう『新しい親』を探している女性でも結婚は絶望的というわけではなく、頑張って婚活を続ければなんだかんだで最終的には結婚できる」と書きました。それくらい女性の性的価値は高い（なおかつ男性の性欲も強い）からです。実際のところ、現代社会にはそういう他責的で幼稚性のあるメンタリティーを持ちながら、ちゃっかり結婚までこぎつけた女性は少なくありません。

　もしこれが男女逆だった場合、結婚することはおろか、そもそもマッチングアプリの土俵にあがることすらも困難になってしまうのではないでしょうか。男性の場合「経済的にも精神的にも依存させてくれる新しいママ」を求めて妻を探すことは、藁の山で一本の針を探すことよりも困難です。

　さて、男性がおのれの性欲に負けて「夫というより『新しい親』を求めている（ことを自覚していない）女性」と結婚してしまい、彼が我に返る前にふたりの間に子どもが生まれてしまったとき――本当の地獄がしばしば顕現します。

　今日お届けするのは、そのような「地獄」の一形態についてのお話です。