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楽園とはなんぞや考(前編)〜御船山楽園ホテルのサウナ・らかんの湯〜

ここ数年、楽園というキーワードをちょくちょく耳にしている。

屋久島に住んでいることで「楽園みたいな場所にいるよね。」という話が出たり、楽園を作りたいと話す人に出会ったり。これからは楽園マインドが大切だという話を聴いたり。

そんな中で3月、サウナ大好きのパートナーが是非行きたいというサウナシュラン3年連続日本一(2019-2021)になった楽園の名が付く、佐賀県の御船山楽園ホテルを訪ねてきたので、体験レポ日記&楽園とはなんぞや考(後編)を書いてみました。

***館内やチームラボ作品の写真を載せているので、現地でのお楽しみにしたい人は注意***

3月の春分を過ぎた頃、四国から九州に向かって2週間旅をしていて最終目的地が佐賀県・御船山楽園ホテルだった。

ついに着いた…入り口に足を踏み入れると、team Laboの作品「呼応するランプの森とスパイラル」がお出迎え。早速の異次元空間で驚き。この場所でチェックインとなり、フロント担当も暗がりの中で懐中電灯を使いながら作業している。

チームラボ作品「呼応するランプの森とスパイラル」
ウェルカムドリンクがレモングラス入りほうじ茶ラテだったりと、洒落ていた…。 

今回はサウナ&温泉が一番の目的だったので、サウナ付きのリニューアルされた部屋に宿泊。広く曲線が宇宙船のようで、部屋のサウナに入り放題に我々は歓喜。部屋用サウナでロウリュに使うほうじ茶が配られ、使ってみるとお茶の香ばしくて心地いい香りがひろがる。

リニューアル客室以外は純和室なので、サウナ目的や近代的なデザインが好きな人はこのサウナ付きルームはおすすめ。公式HPの部屋の説明にはこのサウナ付き客室が新しいせいか載っていないようで、予約ページの方には空き日程があれば出てくる。

そしてお目当ての温泉、らかんの湯とサウナへ。サウナシュラン受賞のサウナに足を踏み入れると、私を入れて7人いた内の3人がmyサウナハット持参でかぶりながら、ととのいに集中していた。

公式HPより

屋久島では今のところmyサウナハットに出会ったことがないため「おぉ…サウナー女子…ととのいブームは浸透しているのだな。」と何だか感動。サウナの石の部分にアロマを染み込ませたキューゲルという氷のボールを乗せて溶かすことで、様々な香りが楽しめる仕組みになっている。

シャンプーやアメニティー類はMARKS&WEB、ドライヤーはダイソン…と好きなセレクトで嬉しかった。

また、温泉エリアの中に裸のまま寛ぐ暖炉付きの休憩ルームがあり、そこでは自家製塩プリンや羊羹、暖炉の炎で焼きマシュマロ的に炙って食べるかんころ餅(長崎の郷土菓子)、2種類のデトックスウォーターからお茶…と至れりつくせり状態で、窓からは春だったので満開の桜が。何、この極楽空間…とノックアウトされてしまったのだった。

公式HPより。極楽な休憩室。

予約制で日帰り温泉もできる。ただ、サウナシュラン受賞のサウナは男湯女湯の女湯のみの日替わり交代制なので、日帰りだと当日に受賞サウナに入れるかどうかは日程によることになる。上記の暖炉付き休憩ルームも男湯女湯でデザインが違うので、温泉サウナやteam Labo作品を満喫したい人は宿泊がおすすめ。

サウナ付き客室でほうじ茶ロウリュ、サウナシュラン受賞サウナと暖炉部屋でおやつ付き温泉…と、私はサウナおたくの相方に教えてもらって来たもののすっかり満喫してご満悦になり、相方は「エンタメ系サウナの完成形態だな。」と愉しんでいた。

館内のチームラボ作品「Light Sculpture of Flames」

館内エリアにはチームラボ常設展「廃墟と遺跡:淋汗茶の湯」による複数の作品があり、見応えがある。作品の設置場所入り口は気をつけないとスルーしそうになる場所にあって危うく見ないで立ち去るところだった。

作品「廃墟の湯屋にあるメガリス」 メガリス:太古に創造され、現代も形を残す巨石遺跡のことらしい。
廃墟の長い道を歩いていくと…。
作品「忘れ去られていた地下道の朽ち果てていく場に永遠に憑依する炎」
炎はスマホアプリと連動する仕組み。

チームラボ作品には説明文がついている。「本作の炎は、シミュレーションした燃焼する炎の気体の分子の動きによって、空間上に線を描写。その線の集合体をチームラボが考える“超主観空間”によって平面化し、炎を描いています。」←いや、わからんて。と、突っ込みたくなる。でもチームラボの作品、好きです。豊洲のPlanetsもとても好き。

夕食は御船山の敷地内にある創作イタリアンKaji synergyへ。地元の素材や、普通は廃棄される部分をいかに活かすかといった視点で、炙った鱗も料理として出てきたりとユニークな内容も。

この夕食が今回の旅のラストだったので、食事しながら旅を振り返りつつ、楽園とは何だろうトークが始まったのだった。

〜後編・楽園とは何ぞや〜へ、続く。


○今回の旅先○
武雄温泉 旅館 御船山楽園ホテル
佐賀県武雄市武雄町武雄4100

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