3年ぶりの種子島〜星の洞窟〜
11月後半は怒涛の展開で忙しかった。ワイ疲れちゃったんだよ…というわけで、屋久島のお隣の種子島で休息タイムをとることにした。
種子島では2012年から開催されているという種子島宇宙芸術祭のシーズンで今年は11月1日から12月8日の開催。
また11月29日〜12月1日の3日間は東南エリアにある千座の岩屋で新月&干潮の真夜中に洞窟内でプラネタリウムを投影する「星の洞窟」というイベントが行われていた。
この星の洞窟に前々から行ってみたかったので、お疲れからの休息タイムとして種子島へフェリー「はいびすかす」に車ごと乗り込んだのだった。
高い山が無いからか、屋久島よりあたたかい種子島。天気も連日晴れで過ごしやすい。もう前回種子島に来たときから3年経ってるのか…と浦島太郎化したような気持ちになりつつ、念願の星の洞窟へ向かっていった。
星の洞窟のために購入したのは12月1日の新月当日のチケット。30日までは風が強くてフェリーが欠航になっていたので、タイミングよかった。
干潮に合わせて1日の星の洞窟プラネタリウムは真夜中の23:50〜0:20の開催。真夜中ながら千座の岩屋の広い駐車場は、ほぼ満車。海岸では焚き火のスペースが作られ、岩屋までの道筋は照明とメッセージの問いが随所に置かれているアート作品となっていた。
砂浜に置かれたメッセージには「善悪をどのように見極めますか?」「最近泣いたのはいつですか?」「人生で忘れられないディナーは?」などなど、面白い問いが並んでいた。
メッセージをふむふむして、あれこれイメージしながら砂浜を歩き続ける。そして真夜中の千座の岩屋に辿り着くと、干潮の岩屋の中で沢山の光が瞬いていた。
真夜中に数十人が岩屋の中に着込みながら集まっているのも面白いし、洞窟に照らされたプラネタリウムの光は幻想的に輝いていた。
岩屋の外でも、種子島の夜空には星が瞬いている。人工の光と空の光。どちらも美しかった。プラネタリウム後は名残惜しくて焚き火にあたりながら、しばらく炎を眺めていた。
種子島宇宙芸術祭のキャッチコピーには「未知を愛そう。」とあった。未知を愛する。
未知なことにはどちらかというと不安や身構えがちな性分ではあるけど、未知すら愛しちゃうってなんかいいね。
正解がわからないような日々を、面白がって愛しちゃうこと。面白がるより、つかれてる時もあるけどね。それもまたよしとしていきますか。
夜の海岸と星の洞窟、幻想的なひとときでした。