teppei_marino

哲学 philosophy 生成変化 虚無 主体

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哲学 philosophy 生成変化 虚無 主体

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縁側にて

信玄 このうねりの中に皆飲まれているだけだ。ただ握りつぶされる赤子を前に儂が出来ることと言えばそれを楽しんでやることぐらいじゃないのか。 昌景 お館様、俺にはただ人を殺しているだけに思える。楽しいから、肉親のため、誉れのため、今までそう生きてきたから、どのような些細な事でもとにかく動き続ける為の原動力になると思われます。そんなこといちいち口に出すとかえって体に悪い。疲れたら休みませぬか。 信玄 儂は投げ出せぬ。もはや動きたいように動けぬ程に作りすぎた。その作ってきた過程は

    • 儀式と膿

      留まる、そこに居る。それはこの瞬間を少しでもと思うからだろう。しかしそれは劣化を招く。俺がやる事の中に腐らないものはない。関わった人との関係も、趣味も、心も、態度も。既に生の多くを使い果たした。残ったのはただ休みたいと思う気分。唯一好きだった雨も楽しめない。何かに触れていないと落ち着かない。なぜなら何かしないと現状を変えないと今の喜びも1年経てば崩れ去ってきた。それでも良いじゃないかと雨が降る。意識せずふと窓を見て、予想もしていない景色と音にただ心が癒されたあの時は帰ってこな

      • 対戦

        先端で書けば書くほど、自分が進む糧として使いやすい。 ドゥルーズのやり方は1人で進む際有用だろう。しかし真似する場合分かりづらさと扱いにくさを生産する結果に至った。そしてどれだけ人を理解できるかというゲームに向かっていく。有用さの中に含まれた毒に気付かぬまま使うしかないのか。その後俺がしなくてはならない事は毒を転じて栄養にして、素晴らしいところをそのまま使って伸びていく事だ。 作成する者から、使う者へ そしてたまたま新しいものが生まれたら"作成した"と呼ばれる。 生命として生

        • 疾風迅雷脚

          半ば自分の中で答えは出ている。だが、それをするには捨てなければいけないものや不安がつきまとう。そして進むためには、誰かに背中を押してもらったり、隣にいてもらったりするのが必要なのかもしれない。だが、それすらも捨てなければいけない。なぜならおそらく進めば残ってはいても確かに自分が変わるからだ。その変わった俺からしたらとるアプローチも何もかも今とは違うものになるだろう。だからこそ今ある物が無くなるのが怖い。だがどこかでケリをつけなくてはいけない。なぜなら立ち止まって縋る瞬間に依存

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          神龍烈波

           たくさん休んでたくさん寝る。これが大好きだ。めんどくさがりだ。けっこーそういうやつは多い。飛んだバ先の店長も最近の子はすぐめんどくさくなっちゃうんだよねと言っていた。バイトを飛んだ時や彼女と別れた時。大事だと思っていたものとスッパリと別れると解放感が凄い。だが確かに残るものはある。そのあと少し前に進む。 「一度生まれたものは、そう簡単には死なない。」 アーマードコア6 ハンドラーウォルターの台詞  そして自分が生きてきた上で作成した大切なものたちは少しづつ自分の中でカップリ

          煙草休憩

          いつも通りと言えばそうなのだが、やはり自分を安定化させるというのは通過しやすい所だろう。故に哲学人口は増え続けるし何度も子供じみた罠は作動する。はずだ笑。そして生きている中で思ったのは根拠や拠点に哲学的な理由や絶対的かつ科学的な真理はあんまり関係が無いということだ。そういうのは後から報酬として支払われ、もっと生きて、生きやすくするものだ。作成され、拠点として用いていくのにもっと簡単なのは朝の一服や友達、そして生をぶつける趣味や仕事などである。短くなった。煙草が燃える五分間にメ

          懐郷

           季節は変わってしまった。幼い頃コースには食っても食っても消えぬほどの雪があった近所のスキー場は、積雪が5センチ。それでも正月ぐらい過ごせば冬って感じがするだろうと思っていたがそうではないらしい。結局の所東京で見た紅葉の方が現実感を伴っていたのだろう。地元で蟹を食べるより、スキーをするより、バイト終わりに銀杏が降る季節に12月は変わった。しまいには雨が降った。人が変遷を続ける毎日に世界は置いていかれたのだろうか。少しづつ色合いは変わっていく。春を急ぐ必要性もそのうちなくなって

          体温と冷気

          休みたいのか いつでもそうだった。抑えられない欲に駆られマンコペロペロしてる時でもなんかめんどくせーな。やめられるなら、寝れるならなんでもいいとおもってしまう。何してんだ俺とかな。考えれば考えるほど辛い方向に持っていきさっさと片付け、一人家でゴロゴロする。頑張ってるやつや生の躍動を撒き散らすだけ。俺が生の内に魅せられたのは、寒い日に、雨を窓辺に置いたベッドの上で眺めることなのだ。しかし雨はいつも降るわけではない。それがいい。休みをずっと続ければ休みではなくなり、休みのハードル

          体温と冷気

          錯綜

           生きる事で生は勝手にどんどん何か訳のわからん高度な事をして打開していく。変遷を止めるな。疲れたら休め。休めないなら土下座してバカンスにいけ。どうにもならないところに行くまで終わらない。そしてその地点は生きている限り見えない。結果的にそうなったとしたら盛大に花が咲くだろう。他の人に伝える。そうすると打開してくれる。つまり無敵だ。物は言いようだ。頭はこれくらいが今は心地いい。

          能力と道

           ステ振りを特化させた方がゲームでは目立つとしよう。戦場で強いやつだ。見かけ上強いが死にはする。どれだけ剣の腕があろうが軍略があろうが。逃げだす一般兵が生き残る。この場合差異は逃走という違う線を引けるかどうかである。違う線を引けるかどうかが出会った局面を上手いこと切り抜けられるかに関わる。線を引いてみて使うことで経験と調整を行える。無論頭の中だけでも行えるがシミュレーションには限界がある。お試しと本番をどこに置くかは君次第なので自分で考えてもらう。  眠い。はやくこの物語が終

          おっさんはかく語りき

          絶対終わったら即アイス買ってやる。実働12時間、そうでもないと思っていたのだが夏は舐めるには強大な相手だった。くそが。警備なら楽って言ってたじゃねぇか。だがまぁいい、あと1時間だ。あと1時間で終わるはずなんだ。  「おい新人。この時期に入ってくるなんて正気じゃないと思ったが夜間の暇な所と間違えて入っちまったんだろ。分かるぞその気持ち。紛らわしいよな。」 急に話しかけられてびっくりしたが車も少なくなって来たし、話すのは時間を潰せる。小馬鹿にされたとはいえ話しかけてくれるのは願っ

          おっさんはかく語りき

          欺瞞 懐妊

           私は夢見がちだ。いつのまにかどうにもならぬように自分の首を絞めてここまで来た。理由は簡潔で死にたかったのだ。しかし少し勉強すると死はおそらく救いにもなににもならない。待つのは地獄だと良くわかった。私は幼少期に近所の子と性的な関係を持ち、体が育っていくと同時にとんでもないことをしたのだと薄々感じてはいたが、中学の彼女と付き合って私の性に身を任せて傷つけたことでそれは確信に変わった。そして高校の時、恋と呼ぶにふさわしい人に出会い、罪悪感に潰されそうになっていた私は逃げた。逃げて

          欺瞞 懐妊

          対応

           昨日今日で少し大きくなったような気がするが、おそらくそれは手をひとつ動かすことになにも見出さぬように微細。故に一人の内に生じる変化が微細に感じられるようにどうでも良いことなのだろう。人が動く外在的な理由はなく、ただ単に生の躍動がそこにあるが故に死や静を拒む。ただ楽な方に転がり続けてきた。それを納得できるように生まれてこなかった。促進させるようなものは不自然で納得がいかない。何か満足できるものなどありはしない。幼年の悶えから少し歩けば、気楽になれる。

          間隙と一過性

          ウメハラ 武蔵 彼らは自己と相対し世界を自己に塗り替えていった。そして世界に敗北してそれすらも自己の領域を拡張することに使いそして克服する。理論武装である。生が可能にする形態の一種である。一種にすぎない。圧倒的な敗北として世界は淡々と進んでいく。だが、生は自己として乱立する。つまりあなたと俺がいるのだ。アプローチは多様である。しかし、上手になれるのは何個かのアプローチだけだ。その前に死ぬのだ。生の反復の多様さは一人では掬い、表しきれない。断片的なドラマを描く。そのドラマの美し

          間隙と一過性

          乱立する世界

          私に見えるものとは影響と志向性により変わるにしても、そうとしか捉えられないものとして確立されうる程明瞭に訴えかけてくるものが作り替え得るもの(a)として初めて私の世界に存在することを許される。それは発生するものである。つまり無意識の選定、反応した結果は無論選べないが、だからこそ生まれるものに完全な差異がある。つまり感覚する私の記憶たちとその時の感覚から外れた物(a)があるということだ。純然たる差異がそこにはある。つまり認識上の差異ではなく事実として差異が存在するという話である

          乱立する世界

          重ならない

           人は、一人の世界と向き合って生きている。言い知れぬ不安と虚無感を持ちながら、それでも他者に何かを求め、裏切られ少し大きくなった期待を殺される。その期待は殺されるごとに大きなハードルとなって現れる。だから、それを越えた時恋をするのかもしれない。でも、そんな大きなハードルを完璧に越えられるものなどいない。そして形而上との別れを知るまでにどれほどの苦しみが伴っていたことだろうか。なぜ、分かってもらえない。分かる者など居ないのか。俺だけが違うのか?出来るのは傷を舐めてあげるくらいな

          重ならない