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名作劇場「童話の世界から:日本編」vol.10「うさぎとかめ」

カメの足がおそいのを、ウサギがバカにして笑いました。

「あなたは足がはやくても、わたしのほうが勝ちますよ」
と、カメがいいました。

 するとウサギは、
「あははは、そんなことはないよ。では、競争してみようか? そうすれば、わかるさ」と、いい、勝負することになりました。

キツネが審判となり、競争をはじめる合図をしました。

たちまち、あしのはやいウサギがカメをひきはなしました。

 しかしカメはあきらめずに、休まずあるきつづけました。

ウサギは足がはやいと思って安心しているものですから、とちゅうで大きな木を見つけると、その木かげでひと休みしました。

自分がかったと思っていたのに、なんとカメが先にゴールしていたのです。

才能はあっても、いいかげんにやっていて、だめになる人はたくさんいます。

 また、才能はなくても、まじめでしんぼう強い人は、才能がある人に勝つ
こともあるのです。

出典は、イソップ寓話にある。 日本では1593年(文禄2)天草で刊行された
(伊曾保物語)にその最初の形が認められる。 ウサギと亀の駆け競べを語るが,俊敏なウサギが途中で昼寝をして鈍重な亀に負けるという物語。

教訓:自分の力を過大に評価しすぎて、過信や慢心があると大失敗を招く。

1番大切なことは、コツコツ一歩一歩頑張ること。

学ぶべき大切なポイント
・自分だけのゴールが何なのかをしっかりと定める
・競争相手に惑わされない=自分軸を持つ
・自分だけのゴールを意識し続けて、最後までやり抜く

自分がウサギ型なのかカメタイプなのかは別として、とにかく油断大敵でして相手を見て一喜一憂評価して云々ではなく、ゴール設定してひたすらマイペースで走り抜けることです、さすれば競争にも勝てる可能性があります。

今の世の中中々地味に地道にコツコツ真摯に努力する~なんて教訓はトンデモナイと却下されそうな予感もしますが、時代に関係はないと思います。

自身がどう考えて実践して行くのか、少なくてもコツコツには実力を身に付ける点でも本物ですから、下手な小細工より王道を駆け抜ける覚悟を持ちましょう!

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