愛しのシャーロック・ホームズ
原稿用紙百枚程度のものがたりは中編だ。本にするとかなり薄い。通常なら三百枚くらいがちょうどいい厚さになる。私はこのくらいの本が好きだ。上下巻わかれていたりすると買うのを躊躇ってしまう。
シリーズなんかは最悪だ。上下巻どころか五、六冊続くことの苦痛。集めたくなるのもサガだけど、集めたところで全部読むのかはそのものがたりにかかっている。唯一私が持っているシリーズものはシャーロック・ホームズで、苦手であるはずのミステリー。だけどそれ以上にキャラクターの魅力があって、新潮文庫の表紙の可愛さにも惹かれた。全て網羅しているかといわれれば答えはノーだが、好きな本だ。そもそも一冊を読破した覚えがない。読んだ気になって本棚の奥にしまってある。読むかな、死ぬまでに。読むと思う。多分。
私のシャーロック・ホームズブームには周期がある。うまく乗ればきっと読破できる。気長にいこう。ちからのかぎり生きるから。
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