自分のネタに自分が殺されてしまう

面白いが最近分からなくなってきて
これが売れていない芸人の末路みたいな
状況なんだなと
焦るどころか落ち着いてしまい
居心地がいいかもしれないと
勘違いしてしまうほどの
現在全くと言っていいほど売れていない芸人が日々送るにつれ思ったことなどを
書き起こす糞エッセイ

お気に召さない方はスキとフォローだけして閉じてください。


自分のネタに自分が殺されてしまう

そう思えた出来事があった

最近自分の中でネタの方向性などを徐々に定めている
その方向性を簡単に言うと
基地外芸に近いもの
奇声を上げ狂喜乱舞するというようなネタ
恥ずかしながら今までやったどのネタよりもこういうネタがウケてしまい
犯罪者でも出れるようなフリーライブでやる度に快感を覚えている

先日こういうネタばかりやっているからか
弊害が起きた

とある日のライブ終わり
いつものように滑り散らかし、来ていたお客さんに対して
「ライブに見に来てるんだから笑い声くらい出せやクソが」と
思い老けながら帰ってた時の事だ

急に足が重くなった

と言うより
一歩も動けなくなった
感覚的に言うとカーフキックを連発で食らったような感じで
歩くというより立っている状態で両足に激痛が走った

炎天下の中その場でへたり込んだ私を誰も助けるわけもなく
通り過ぎていく人の目線が
見ちゃいけないような浮浪者に向けて注ぎ込まれる目線と同じような感じで降り注がれた

その後少し休憩を取った私は
痛みが走る両足で何とか這いつくばりながら自宅へと帰った

返った矢先に気づいた

声が出ない

音が出ない状態になっていた
しかし病院に行く金もない私は必死に原因を考えた
安さのあまりに衛生面が終わっている食べ物などは普段から食べているため
免疫がある
食中毒ではない

そして一つの回答にたどり着いた

私のネタだ

その日にやったネタと言うのが
タイトルは言えないが
自分で自分のひざの関節を全力で殴り酸欠間際まで叫ぶ
と言うネタで

その疲労が帰宅時にピークに達した

家に着きしばらくすると
40度以上の熱が発生した
すぐさまコロナウイルスの検査をしたがもちろん陰性で
疲労からの発熱というものを対処したことが無かったので
その夜はずっと塩を舐めて水をがぶ飲みして

翌日何とか平熱に戻った

よく芸人はネタに魂を削っていると言われるが
私以上に魂を削っている人はいるのだろうか
ここまでやってんだ
お客さんが1人のライブで

いい加減売れてもいい頃だろう

今日まで私は売れていない、しかし明日はもっと面白い私に出会える、明日は売れる、明日から売れる。

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