笑いの神に愛されたい

めっきり寒くなり
温まるような日常を求めてるはずなのに
現実は厳しく世間の目や私のネタ終わりのように
極寒な毎日を送っている
現在全くと言っていいほど売れていない芸人が
日々過ごす中で思ったことなどを書き起こす
糞エッセイ

お気に召さない方はスキとフォローだけして閉じてください。

最近滑ることに慣れてきた自分がいる

この東京という劣悪な環境に身を置き
そして幾度となく犯罪者でも出れるようなフリーライブで
滑ってきたのだろう
最近では滑った日にも平気で肉を食らえるようになってきている

フリーライブでたまに思うことがある

なぜこいつのネタがウケて私のネタが滑るのだろうか

正直フリーライブは組数も多いために自分のネタと若干ながら被るようなことがある
つい先日も私がネタをして糞滑り
その後に出た芸人が私とほぼ同じようなネタを披露してウケていた。

一体この差は何なのだろうか


この難題とも言われた問題に自分なりの答えが出た

これもまた先日とあるフリーライブに出た

出場者はいつもよりはやや少なく
どちらかというと学生芸人が多い印象だった

それもそのはず
このライブはエントリー料金が無料だった
エントリー料金を払わずにネタを出来るのはとてもありがたい
私もエントリー料金無料につられたコバンザメのようなもんだ

そのせいかお客さんも大学生であろう人が5人程度いて
全て女性だった

私の出番は中盤で
前半からその学生芸人がウケにウケていた

私よりも若い人がウケていると売れていないなりのプライドからか
プレッシャーを感じつつ
私の順番が回ってきた

結果は言うまでもなく

ゴリゴリに滑った

ネタが終わり楽屋に帰った私をまるで学生芸人は腫れ物のような目で見つめてき、そのライブが終わるまで居心地が物凄く悪かったのを覚えている

このライブも幸いなことにアンケート用紙があり
ネタに対してコメントが出来るようになっておりどうせ凹むんだろうと思いつつも目を通した

五枚中一枚だけ私に対してコメントがしてあり
見事にそのコメントは私のハートを粉々に砕け散らした

そこに書いてあったのは

「ネタは面白かったけど人が面白くなかった」

芸人には向いていないよと最終通知が来たようだった

この人が面白くないというのは薄々私の中でも感づいてはいたが
あえて触れずに今までのんきに生きてきた

生まれてこの方私は全く持って面白い人ではない
そんな人が芸人を目指しても無理な話なのかなぁ

悔しさを通り越してまた死にたい気持ちだけが増えた
そんな話です

笑いの神に愛されたなら
面白くない人も面白く変身できるのか

一度でいいから愛されたいものだ


今日まで私は売れていない、しかし明日はもっと面白い私に出会える、明日は売れる、明日から売れる。


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お肉が食べたいです。ここ数ヶ月お目にかかっていません。しょうもない人に使うくらいなら是非