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『君が落とした青空』見た直後の雑記

TOHOシネマズ流山おおたかの森にて『君が落とした青空』を見てきました。

なるほどね、

『恋空』みたいな、いわゆるアオハル系高校生恋愛映画をタイムリープSFでコトコト煮詰めたらこんなんできたー、っていう映画ね。

タイムリープで11月1日を繰り返す実結が最近仲が微妙になってきた彼氏・修弥をある運命から助けるために徐々に修弥のことを分かり、11月1日クエストと彼氏クエストをやり遂げる。

この二人以外にも実結の友人・佐喜子、佑人、修弥の同じクラスのトモカが出てきて、まっすぐな恋愛に暗雲を落とすあたりは、ゲリラ豪雨が続く空模様とシンクロさせてはいて、そこは悪くない。

しかしながら、80年代の能無しパワーファイターの試合展開並みにストレートすぎる。せっかく、佑人やトモカという好材料がありながら、一方向にしか行こうとしない。タイムリープにしても、超劣化版『ハッピー・デス・デイ』で、もうちょっとカオス理論とか頭を使ってほしかった。

なんだろう、偏差値48ぐらいの県立高校生そのまんま、という意味ではリアリティといえばリアリティなのかな。

それと毎月1日の映画の日に映画デートをするカップルならもうちょっと映画好き要素を見せてほしいが、

映画の日以外も高校生は安く見られるという事実をしるのが遅すぎるぐらいぼんやりしたカップルだから、ある意味偏差値48前後のリアリティをついてる。

つまり、

タイムリープやアオハル系高校生恋愛映画というよりも、ヤンキーもいない、カーストもない、そこそこぼんやりとした子があつまる偏差値48ハイスクールライフと見ればちょっとは面白かったりする。

ただね、11月1日にしては緑が青々としてる。紅葉や落ち葉もあるが、せいぜい10月1日といった感じだし、11月1日ならば、その前に体育祭、さらに言えば文化祭という高校生イベントがあったはずだから、そういうエピソードを使えば、もっと色濃いハイスクールライフが描けたのに、そこでも全体的な偏差値48のチカラが見られる。

まあ、純情な偏差値48以下の高校生ならコロコロリンとやられそうな偏差値48映画かな。

ちなみに、

偏差値38以下だとヤンキーだらけで映画の面白さとしては偏差値70な映画が出来ます(笑)。

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