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在宅診療医インタビュー②「在宅診療の魅力」

在宅の魅力と言うと、例えば普通の総合病院の医療と違っているところを見てみると、やっぱり「病気を治して・治せたからせたから良かった」と言うところも勿論あるのでしょうけれども、「その人と一緒に歩めて良かった」というところが結構医療者としての喜びになって来ているような気がしますね。

それは自分が病院勤めの時にはなかったところであって。病院勤めだと、ある意味、病気を治した・数値が良くなったというところが、結構主だったり、難しい病気を発見できたとか。そういうところから、一人の患者さんを良くしてあげられたとか。それはもちろん病気もそうですけれど、生活面とか気持ちの面もそうでしょうけど、その人を良くしてあげられたとか、その人を含めた家族も含めて良くしてあげられたというところが、やりがいとか喜びに変わって来ているような感じがします。

やっぱり、そこが繋がりだったりというところで、在宅医療の芯たるところなのかなという風に思います。

内田貞輔(うちだていすけ)
医療法人社団貞栄会 理事長(医学博士)