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石川 葉
2018年5月14日 00:05
紅を引く。滴らず、揺れる。2018.5.14 tweet【spin a yarn】
2018年5月10日 00:27
丸くなって眠る。そんな夜が必要。寂しくても、こんこんと眠る。兄弟の眠りと名付ける。2018.5.10 tweet【spin a yarn】
2018年5月5日 01:38
怖い美しさを、いつか、わたしも。(紡ぎきったら、もしかしたら)(口を失い、はばたきでうたうの)(言葉を失い、はばたきでうたうの)2018.5.5 tweet【spin a yarn】
2018年5月4日 01:47
弱い明滅。それでも、まだ星と思うの。薄い香気。それでも、まだ花と思うの。闇の中なら、直ぐに。闇の中なら、仄かに。2018.5.4 tweet【spin a yarn】
2018年5月3日 00:21
夜に雨を運ぶ。いくらかこぼれて、それは睫毛を濡らす。夢を見ていたの、と言う。雲が流れて、その脇では御使いのような姿が、言葉を編んでいる。編まれた言葉が口の中に放り込まれて、驚いて目を覚ましたら、泣いていたの。夜に雨を運ぶ。誰かの睫毛を濡らし、雲は北進する。2018.5.3 tweet【spin a yarn】
2018年5月2日 02:27
夜の深みを泳ぐ。いつの間にか、足が夜の底に着いてしまうまで。それはもう、夜の浅瀬で、気の早い鳥や人や虫が、水面に音を立てる。もしもし、起きていますか。独り言が泡になるのを楽しんでいる。2018.5.2 tweet【spin a yarn】
2018年4月20日 00:35
心に浮かべる。今宵の三日月を浮かべる。そそくさとそれは沈む。残るのは星ばかり。かしましくお喋りする星ばかり。2018.4.20 tweet【spin a yarn】
2018年4月19日 01:07
雲の光る。音のない時、体は少し浮いている。シャボン玉にくるまれる。とお、数える間に空が鳴れば、たちまち割れる。鳴らなければ、しぼむように、やっぱり割れてしまう。雲の光る。いつかふわふわと浮かび上がり、雲を掴みたいと思うけれど。2018.4.19 tweet【spin a yarn】
2018年4月17日 00:16
ほころぶ前に束ねられて綺麗誰の元へ届けられようとしている満面の笑み空と花と君と2018.4.17 tweet【spin a yarn】
2018年4月16日 01:17
ロゼットを置き去りにして空の光るものに届こうと首を伸ばすいつか変容して頭は吹き飛ばされて舞うさあ、望み通りやがて君も螺旋を描く2018.4.16 tweet【spin a yarn】
2018年4月4日 00:12
光を置く。春のはかないもの。喜ぶ、あしもと。星の瞬きほどの。2018.4.4 tweet【spin a yarn】
2018年3月17日 23:05
わたしたちが願うのは、雲に星をぶら下げる仕事。心を照らしても、それはあるものだから、と否まれることもないこと。2018.3.17 tweet【spin a yarn】
2018年3月16日 00:45
ためらいのなくひらく(花弁の触れる時、どんな気持ちがした)2018.3.16 tweet【spin a yarn】
2018年3月9日 20:15
雨を聴く。いつか森に、と獣が誘う。ワルツを踊るようかしら。舞曲でない、と獣の言う。かえって鼓動の聞こえるような。タクトの振られる前のような。2018.3.9 tweet【spin a yarn】