見出し画像

【メンバーインタビュー#4】「安心できる会社を作りたい」コーポレートの新たな挑戦

今回は、TECO Designのコーポレート部より大隈が登場!
豊富な経験から得た知識やノウハウを積極的に社内に還元し、「周囲の人を支えたい」という想いもひとしお。
これまでの経験と、コーポレートというこれからの新たな挑戦について、たっぷりお話を聞きました。

大隈佳代子(コーポレート)
新卒で入社した医療機器メーカーで、労務担当として従事しながら社会保険労務士の資格を取得。給与計算から入退社、従業員の窓口まで幅広く担当。
その後、勤務した社労士事務所で勤怠システムの設定に興味を持ち、2023年1月にTECO Designにジョイン。現在はコーポレートのマネージャーとしてチームの管理を行っている。
PEANUTS公式検定に挑戦するほどの大のスヌーピー好き。


◾️右も左も分からない中での労務との出会い

ー最初は労務ではなく、エンジニアとして働いていたんですよね
私が新卒だった当時は、女性があまり長く働く時代ではなかったのですが、私はずっと働くというキャリアを描いていました。会社に属していれば何かしら役に立つことがあると信じていたんです。そのためには手に職をつけないと、ということで、短大では情報処理を学んでいました。
短大を卒業し、新卒で医療機器メーカーにエンジニアとして入社しました。2年半ほど働きましたが、同じ情報処理でも学校で学んでいた分野とは異なることもあり、「ちょっと違うな」と感じていました。チームはありますが、一人ひとり黙々とやるっていう感じだったんです。それが私にはあまり向かなかったようで。
その頃ちょうど人事部で欠員が出て、私自身エンジニアとしてのキャリアに悩んでいたことが重なり、人事部に異動しました。そこで初めて人に関係する仕事というものに携わるようになったのですが、ほとんど引き継ぎもない状態で始まったので、やるべきことが全く分かりませんでした。

ー労務をお一人で担当されていたんですか?
部署に5名ほど在籍する中で、経理や採用など役割は分かれていて、 私は給与計算と入退社手続きの担当でした。当時は給与計算のソフトも今みたいなクラウドではなくパッケージで、毎月設定がリセットされてしまうので間違いが多くて。当時はなぜ間違えているのかも分からなかったんです。役所から算定基礎届や更新書類などが届きますが、それが何かも分からず、役所に何度も聞いてました。
そんな中、当時の上司に「社会保険労務士という資格を取れば色々分かるよ」と教えてもらい、学校に通って資格を取りました。資格は取れましたが、それでも給与計算は間違えるんです。ソフトの問題もあったのですが、その時初めて「資格を取っただけじゃダメなんだ」と気づき、給与構造を調べて、仕組みから理解するようにしました。すると、従業員の皆さんからの質問にも答えられるようになり、だんだん慣れていきました。慣れるうちに仕事の幅も広がり、入退社手続き以外に採用に関わる業務にも携ったこともありました。

その後、当時会社が吸収合併を繰り返して従業員が一気に500名くらいになり、そこで障がい者採用も始まりました。正直なところ、普通の採用はどこかに媒体を出せば応募がきますが、障がい者採用はそう簡単にはいかず…。
3~4年やるうちに実績ができて、障がい者採用の法定雇用率を上回ったんです。そしたら今度は「障がい者雇用の事例を教えてくれ」と頼まれて、あちこちで発表していました。

ー休職を専門にお仕事されたこともあったんですよね。
そうです。また会社が吸収合併で大きくなると今度は800人くらいになって。それくらいのフェーズになると多くなってくるのが休職者です。その頃には給与計算業務からは離れ、休職者との窓口を担当していました。休職に入った人とのやりとりはもちろん、休職手前の方に休職を促したり、ストレスチェックの提案・運営もやりました。
休職者本人としては、例えば家族を持っている人だと休職に対してすごく不安を抱いているんですよね。 「このまま辞めさせられちゃうんじゃないか」と感じてしまったり。なので、家族に向けて説明もしていました。
ここで過去の給与計算の経験が活きて、「休職するとお金がどれだけ減るのか」とか、休職中のサポート内容について説明できたのは良かったですね。

ーきっかけこそ偶然でしたが、これからも人事系の仕事にずっと関わり続けていたいなと思ったきっかけは何かありますか?
人に関するものって多分正解がないんですよ。もちろん給料など正解があるものもありますが、人の悩みとかは正解がなくて。誰かに背中を押して欲しい人とか、ちょっと話を聞いてほしい人とか、色んな人がいるんだなと思ったら、そこに自分が携われるというのはすごく楽しくて、自分に合っていると感じたんです。
その後、親会社と合併し、通勤が現実的に厳しくなったため退職しました。


◾️一つの疑問から始まり、TECO Designに繋がるまで

ー次はどんなお仕事ですか?
今まで企業にいたのでもちろん従業員からの話は聞いていましたが、「世の中の労働者はどんなところでつまづくんだろう?」と疑問を抱くようになりました。社労士の資格を取ってから随分経っていたのでもう一度勉強しようと思い、役所が閉まっている夜や土日に匿名で労働関連の電話相談ができるコールセンター(厚生労働省の委託事業)で6年間働きました。労働関係の相談に対して法律で返すので、この期間でだいぶ力はついたと思います。
とにかく、有休に関する質問が多かったですね。 そこで労働者は有休にいかに興味があるかということが分かり、今、就業規則を作る際には特に注意を払っています。

ー確かここがTwitter(現:X)を始めるきっかけになったんですよね!
そうそう!メールで来る相談内容って「辛かった」みたいに、短い文章であることが多いんです。「きっとTwitterみたいな感覚で送っているんだよ」と同僚に教えてもらいましたが、Twitterが何か分からなくて(笑)とりあえず見よう見真似でアカウント作ったところ、うめもんにフォローされました。そこでTwitterの世界を知り、その時ちょうど友人の社労士法人から手伝ってくれないかと声をかけてもらい、コールセンターとダブルワークで社労士法人でも働き始めました。(=前職)

その前職の社労士法人に呼ばれた理由が、是正勧告の対応です。その時にぐちゃぐちゃな勤怠設定でかなり苦労をして、勤怠の設定がいかに大事であるかを知りました。ただ、勤怠システムの設定はとても複雑なので、どこ触ったらどういう影響が出るかの関係性も全く分からず…
それがきっかけで「自分で勤怠の設定をやってみたい」と思ったんです。Twitterをよくよく見ると「あれ、うめもんの会社が勤怠システムの設定をやっているんだ」「素人がやろうとすると大変なんだな」「もしかしてすごく需要があるんじゃないの?」とみるみる興味が湧いてきました。

思い切って求人に応募したところ、私の長い労務経験と適正をみてくださり、2023年1月にTECO Consultingに入社し、現在はコーポレートに在籍しています。

◾️みんなが安心して働ける会社を作りたい

ー会社が大きくなるにつれて整えることが増え、「力を貸して欲しい」ということでコーポレートに異動されたんですよね。今、コーポレートではどんなことをやっていますか?
医療機器メーカーで働いていた時もそうだったんですけど、コーポレートって裏方みたいな感じなんです。でも、現場で働くメンバーの皆さんが「TECO Designのコーポレートは絶対に大丈夫」という自信を持ってくれれば会社に対しての信用も上がると思うので、そんなチームを作りたいと考えています。特にリモートの方は、出社している方よりも悩み相談などのハードルは高いですよね。そのハードルを均すというか、ものすごい悩みとかじゃなくても気軽に話そう、という場(かよこの部屋)も設けるようにしています。

あとは、今までなかなか整理できていなかった就業規則です。もちろん今までもありましたが、会社の成長に合わせてさらに整えていく必要があります。

ーそれらをひっくるめて、オープンな部署を目指す上で大事だと思う要素は何ですか?
やはり「一人の力は小さい」ということですね。私は社労士の資格を持っていますが、それって結局小さい要素にすぎないんですよ。誰かに偏るのではなく、「チームで仕事をする」ことに重きを置いています。私も落ち込んだりする時がありますが、みんなが支えてくれてるので、同じように周囲を支えたいなと思っています。

コーポレートは10月にチームとして立ち上がったばかりなので、繰り返しになりますが、まずはメンバーの皆さんからの信頼が厚い、会社を支えるチームにしていきたいです!


インタビュー:2023年12月


大隈が登場するうめラジはこちら👇


TECO Designでは、一緒に働く仲間を募集しています

労務の知識と経験を活かした仕事に興味のある方はこちら👇

【ちょっとTECO Designのことを知りたい方向け】カジュアル面談


この記事が参加している募集

オープン社内報

社員紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?