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僕たちのカジュアル面談

technersは現在積極的に仲間探しを行なっています。CEOじゃっきー自ら毎月30件以上のカジュアル面談を実施しています(まだまだ…もっと増やしたい…!!!!)

以前の記事でも何度か記載していますが、僕たちはチームで前に進むことをとても大切にしています。その影響もあってか、カジュアル面談にもその思想が色濃く出る内容となってきました。

今回は僕たちのカジュアル面談で期待していることや、その背景等を共有することで、将来何処かでカジュアル面談を受けていただく方への一助になればと願っております。

カジュアル面談の大前提

まず最初にカジュアル面談は選考ではありません。しかしこう書いたとて「そんなこと言ったって実際のところ選考の一環でしょ!」と感じてしまいますよね、わかります。

より正確に表現すると、選考ではないけど採用プロセスの一環です。もしtechnersに興味があるな…という方には必ず実施いただく必要がある重要なプロセスと位置付けています。

僕たちは選考を「求めている役割に対しての具体的なスキル確認を行う機会」として定義しています。スキル確認が主な目的であるため、会社から参加者に対しての一方的な時間になってしまいがちです。

そのため、カジュアル面談ではスキル確認の意図がないという意味で選考ではないと表現しています。「過去の実績で何を発揮したのか?」と言った会話をするつもりはありません。

そしてカジュアル面談は双方にとってお互いのことをしっかりと理解するための機会として準備させていただいてます。そのためにも活発な双方向の対話がなされることを期待しています。

そして、参加者の方にも僕たちのことを良く理解していただきたいです。ぜひ当日は遠慮なく、そこまで突っ込んでも良いの!?と言った内容で話が進めば嬉しいです。

"音楽性"を最優先

では、その対話を通じて僕たちは何を理解したいのかということですが「履歴書やプロフィールでは表現しきれない思想やひとがら」に尽きます。

例えばプロダクト開発に携わっている方であれば、「ものづくりに対してどのような志を持ちながら取り組んでいるのか」「なぜエンジニアリングが好きなのか」「どんな葛藤を抱えながら日々前に進もうとしているか」といった内容です。

今取り組んでいる業務の背景にある気持ちや、難しいと感じながらも前に進んでいるエネルギーの源泉、それらに関連した読んでて面白かった記事などを自由に話し合うことが多いです。

この気持ちや思想に関しては、何か正解があるようなものではないです。「プロダクト開発においてはXXXと考えるべき!!!」とは全く思いません。

ただそこに相性があるだけの話だと思います。そしてこの相性を僕たちはとても大事にしたいと思っています。

当日は特定のフォーマットに沿って進めるのではなく、ライブ感を大切にしながら話の流れに身を任せ、参加者の方の"音楽性"を理解したいなと思っています。

もちろん双方向の場ですので、僕たちの"音楽性"もぜひしっかりとご理解いただけると嬉しいです…!!!

当日の対話に向けて心がけていること

考えていることを本音ベースで双方に話し合うことができれば一番いいな…と思いますが、そうは言ってもそんな上手くいくことばかりではありません。むしろうまくいかない事の方が多いですよね…w

"音楽性"を双方が理解し合う場として、限られた時間を最大限有効に活用するためにも僕たちは以下のことを心がけています。

①事前に参加者の方の情報をできる限り吸収しておくこと
僕たちはカジュアル面談でよくある、会社概要の説明などは実施していません。代わりに事前に資料を全て共有しています。僕たちの事業の概要や、会社として大事にしていること、どんなメンバーがいるかなどを面談前に把握いただき、対話のアテをつけていただけるようになっています。

僕たちも参加者の方のプロフィールやSNS、ブログ等の発信記事は極力全て目を通しています。どのような方なのかを事前に理解できることは理解した上で、面談の時間ではより深いテーマで話を掘り下げたいなと思っています。

②価値観の比重が大きい内容から話すこと
事前の情報が多いとあれこれ話を広げすぎてしまいますが、参加される方が興味を強くもっているテーマに沿って対話を進めています。

やはり興味関心が強いテーマには、その経緯や背景にその方の思想や気持ち、葛藤が現れやすいです。また、せっかくなのでより興味関心が深まるきっかけになれば嬉しいとも思っています。

45分の面談では、多くのケースで1-2個のテーマを掘り下げることが多いです。一例を挙げると、美容業界をどのように変えていきたいのか、プロダクト組織の目指す先、対話を重視したカルチャーづくりなどは掘り下げられることが多い内容になっています。

テーマについての対話を深めていく中で、"音楽性"がマッチするかを確認し、大まかな方向性が似ているのかどうかを知りたいです。根っこの大きな部分がずれていないことを確認して、段々と枝葉の細かい部分に進めていきたいです。

③本音で全て話すこと
初回に本音で話し合うことはなかなか難しいことであるのも理解していますが、やっぱりこれは大事だなと思います。

少し背伸びをしたり、よく捉えられたいがための言い回しなどは結果的に後々双方にとってアンハッピーな結末になっていると感じています。

そのため、初対面の方を相手に勇気を出して、好きと感じることには好きと言い、苦手と感じることに対しては苦手と言うように心がけています。

繰り返しになりますが、対話の中心は価値観のお話ですのでそこに正解はありません。ただ、そこに相性があるだけです。好き嫌い、どちらでも良いのです。

また、本音で話し合うには相手が本音で話していると実感できることが第一歩ですので、まずは僕たちから価値観の開示をさせてください。

僕たちの価値観に良いな、と感じられる内容があればそれに乗っかって頂きながら、少しずつあなたの価値観を教えてもらえると嬉しいです。

④(番外編)面談の体験を常に改善し続けること

当日の面談以外にも、常に面談の体験改善に努めていきたいと考えています。

僕たちのことがより理解いただけるよう、情報発信はもちろんですがそれ以外にも面談の前後にアンケートの実施をしております。

事前に質問してみたい事項を共有いただいたり、お人柄がより理解できるSNSやインタビュー記事を事前に読み込むことで、当日の話をより掘り下げた形で実施できるように準備させていただいています!

当日のお話も(ご同意の上で)録画させていただいておりますので、面談後に話の内容や進め方、表情や声のトーンなども社内からフィードバックをもらい改善し続けています

こちらの動画については、別のメンバーが別途面談させていただく際には事前に内容を確認した上で面談に参加しておりますので、情報の共有もバッチリです🙆

"重め"のカジュアル面談

ここまでご覧いただいていた方は「だいぶ重たいな〜…準備とかあるし全然カジュアルじゃない…」と感じられているかもしれません。はい…自覚もあります….。

一般的に採用活動ではお互いの時間を尊重して、テキパキ効率よく進めることが大事と言われます。はい…これも自覚しています…。

ただ、重めの設計による機会損失も飲み込んだ上でこのようにしています。

僕たちは他の記事でも繰り返し記載していますが、チームで前に進むことをとても大事にしています。仲間集め、組織作りに一切の妥協をしたくありません。

日々業務の中でも対話の時間はかなり多めに取られていると感じますし、社内外どちらに対しても緊密な関係を作り込もうとしています。

だからこそ、カジュアル面談でも対話を重視されている方としっかり時間を使っていきたいです。面談の時間や回数、オンライン/オフラインも問いません。必要に応じて、双方が求める限り何度でも実施しています。

そして、大事な点ですがいますぐにどうこうして欲しいという考えを実は持っていません。きっとあなたは今大事な仕事を任されていて、やりがいに満ちているかもしれません。ぜひそれを全力でやり切ってください。応援しています。

その上で、何か将来接点が見出せるかもしれないな、と感じた場合に機会をいただければ嬉しいです。数年先でももちろんOKです。

実際に知り合ってから1年弱経過して、はじめて選考プロセスを受けた方もいます。毎週面談をしていて、結果的には選考に進まず起業される方もいました。

乱暴に言えば、もし一緒に取り組みができなかったとしても、どこかでプロダクト開発を通じて顧客価値の創造に取り組んでいれば同志です。違うフィールドで切磋琢磨していれば、たまにお茶を飲みながら話す内容からもそれぞれが持ち帰るものがあるでしょう。

こんな気持ちで面談に臨んでいます。これも全てチームで前に進むことを大切にし、その仲間探しにも妥協したくないからです。

一緒に苦労を共にできるか

僕たちはまだ10人にも満たない小さいチームです。だからこそ仲間探し、文化づくりには全力です。

よくある話でありますが、最初の数人がその後の文化を決めるという説を信じています。そのためにも、現在の会社文化を一番体現していおり、それを伝播させやすいCEOじゃっきーが最初のカジュアル面談から参加しています。

と、これまで仲間集め!チームづくり!と書いてきましたが、同時に正直な気持ちを吐露すると、小規模な会社に転職することは博打でしかないと思います。

何をどう頑張っても、大きく素晴らしい会社には待遇や人材の分厚さ、取り組んでいる事業のスケール感 etc…勝負にならない点が多く、それゆえ転職はリスクだらけです。

だからこそ、僕たちは人と組織の文化、そしてそれが目指している未来に全力投球をしたいです。お互いが相互に敬意を持って学習しながら、1個ずつ地に足つけて作り上げていく楽しさがそこにあります。

そして大切なことは、今この瞬間互いに何をできるかではありません。それよりも、一緒に苦労を共にしても良いと感じられる人間性や価値観を双方が持ち合わせ、目指す未来に対して確実に変化していけることが大事だと思います。

ひとつ断言できることですが、これから僕たちと一緒に取り組みをする方は無限の苦労があります。辛いこと、理不尽なこと、てんこ盛りです。この辛さは打算的な合意からは突破できません。こいつとなら楽しめそうやな、くらいの腹づもりが必要です。

この文章を書きながら、1人目のメンバーとして溝口が入社するときの話を思い出しました。美容業界の未来や大きな課題についてなど、全く話していませんでした。

ただ、「これからめちゃくちゃ苦労するし、大変だと思うけど、きっとそれを乗り越えながら良い友達になれると思う、友達になろう」と謎のクサいアプローチをしていたのは、あながちズレてなかったなと思います。

この内容も未来の仲間になるかもしれないあなたに、どこか響くところがあればとても嬉しいです…!

もう少し掘り下げた話を聞いてみたいな…と感じられた方は、ご遠慮なくじゃっきーのtwitterまでDMください!大歓迎です!

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