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チームわが家の問い直し&家族のあそび | チームわが家

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家族とは?チームとは?家族の問い直しとこれからについて考えるnoteを集めたマガジン。1年間のチームわが家の問い直しの記録、チームわが家の基盤となっている理論もご紹介しています。
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記事一覧

なんだかあそびたくなっちゃう!家族のあそびとは?ー「家族のあそびレシピ」レポートVol.1ー

家族を取り巻く「ひと」「もの」「こと」を含め、「チーム」として仕事と家事の両立を提案する「チームわが家」。賛同の声の一方で「家族の対話が難しい」「チームを創るのが大変!」という声も多く、(株)MIMIGURIの田端さん&臼井さんに伴走いただきながら半年間にわたり改めて「チームわが家って何だろう?」という問いと向き合いました。 その結果、「対話は大事!」と風紀委員的に説くのではなく、もっとシンプルに「家族であそぼう!」を促していけば良いのでは?という着地点に到達。 そこで、

あそびとはケアである:日常の大変!を撹乱する「家族のあそび」とは?

前回、家族の対話の前にセルフケアが必要で、そこには「個人のセルフケア」と「家族としてのセルフケア」の両方が必要なのでは?というお話をしました。 ただ、日々家事や育児や仕事など、全てに追われる生活を送っていると、一人でリフレッシュする時間も家族でゆっくり過ごす時間もない!というのが現状かと思います。そこで、何か特別なことではなく、日常に溶け込んだ家族の「あそび」が家族としてのセルフケアになるのでは?ということで考えてみました。 日常の「大変!」を撹乱させる「あそび」とは?

セルフケア:チームよりも対話よりも前に大切なこと

「チームわが家を創るためにはまず、対話が必要です!」 「わかってる!けど、家族の対話ってのが一番難しいしハードル高い!!!」 かくいうわが家もお互いに調子がいい時は比較的話ができますが、喧嘩中は「話しかけた方が負け」ってな感じで徹底抗戦。 対話どころか目も見ないし挨拶もしない、そんな日々もありました。(今もたまにあります) でも、何事においてもチームとしてやっていく限り、チームメンバーとのコミュニケーションは不可欠。業務連絡だけではなく、お互いの考えを共有したり、意見を伝

家族レジリエンス:傷跡は残っても育ち続ける家族

「ひと・こと・もの」に頼りながらチームで子育て&仕事をやっていこう!というチームわが家。「いいね!でも大変!」という声をうけて問い直しを行い、チームわが家1.0から土台となっていた理論を変更。 家族発達理論、家族ストレス対処理論、家族レジリエンス(概念)をベースに、チームわが家2.0へアップデートしています。 今回はチームわが家2.0の土台の三つ目、「家族レジリエンス」について考えてみます。 家族レジリエンスとは? レジリエンスはもともと「弾性」「跳ね返す力」という意

家族ストレス対処理論:家族にとって危機は機会か?脅威か?

チームわが家っていい!でも「子育てへの重荷感」や「家族との対話への難しさ」も感じる。このジレンマをぐるぐると深掘りし、理論的な土台をガラッと変え、チームわが家2.0へアップデートしています。 チームわが家2.0は、「チームとして共に育ち合う家族」です。家族が成長する過程で出会う課題をクリアしていくことで家族として育っていくRPG型家族です。では、もし課題をクリアできなかったら家族はどうなるのでしょうか?ゲームオーバーとなってしまうのでしょか? 家族の危機は機会か?脅威か?

チームわが家2.0 家族発達理論:共に育ち合う家族へ

チームわが家っていい!でも「子育てへの重荷感」や「家族との対話への難しさ」をめちゃくちゃ感じる。このジレンマをぐるぐると深掘りするチームわが家の問い直しの旅もいよいよ終盤です。 チームわが家2.0:理論的枠組み さて、ここまでのぐるぐるで、絶対的信頼を置いていたチームわが家の土台である理論そのものが「重荷感」と「難しさ」を醸し出しているらしいことが判明。 そこで、これまでしがみついていた理論的枠組みを泣く泣く手放し、新たな泥沼でのさらなるぐるぐるを続けること数週間。

チームわが家1.0:ネガティブモードを生み出していた理論的枠組みとは

「ひと・こと・もの」に頼りながらの両立&子育てを提案しているチームわが家。みなさんから聞こえてきた「難しさ」を深掘りながら半年ほどかけて行った問い直しの旅を振り返っています。 さて、前回のnoteに書いたように、人々がチームわが家に感じる「重荷感」や、夫婦の対話に感じる「難しさ」の正体は、どうやらチームわが家のベースになっている理論的枠組みからきているのではないか?という新たな問いに辿りつきました。 これまでのチームわが家を「チームわが家1.0」とします。チームわが家1.

「子育ての重荷感」と「夫婦の対話の難しさ」の正体

「ひと・こと・もの」に頼りながらの両立&子育てを提案しているチームわが家。みなさんから聞こえてきた「難しさ」を深掘りながら半年ほどかけて行った問い直しの旅を振り返っています。 さて、前回のnoteで書いたとおり、数ヶ月の同期&非同期の対話と経て、問い直すべき「二つの問い」がめでたく決定👏 以下の二つの問いに挑むことになりました。 やる気満々で問い直しスタート!早速これまでの講座や研修のアンケートのコメントやアドバイザリーや理事を務めている団体で行った調査をひっくり返して

問い直しの「問い」を問う

「ひと・こと・もの」に頼りながらチームで子育て&両立をしていこうと提案してるチームわが家。半年ほどかけて行った問い直しの旅を振り返っています。 さて、「問い直し」と言ったところでそもそも何を問い直すのか? ということで、はじめに「問い」の設定を行いました。 対話のパートナーはMIMIGURI の田幡さん。MURALを使いました。 オンラインミーティング以外の時間に非同期的にMURALに付箋を貼り、数日経つと、そこに田幡さんからの「問い」や「ツッコミ」が貼ってあり、さらに

家族とは誰か?:「そこに愛は要るんか?」

「ひと・こと・もの」に頼りながらチームで子育て&両立をしていこうと提案してるチームわが家。半年ほどかけて行った問い直しの旅を振り返っています。 旅は始まったばかりですが、早速ちょっと寄り道して「家族」について考えてみたいと思います。寄り道ではあるのですが、それを考えることが結局旅の始まりのような気がします。 私が育った家族は、両親と弟の4人家族。転勤族で、中学になるまでは北海道、それ以降は熊本でした。私が幼い時に母が病気になり、物心ついた時から「家族の日々の営みをどう回し

苦行の道連れのご紹介

いや、せっかくnoteを始めてそんなに重い話にするつもりはないのですが、前回のエントリーのタイトルを「苦行」としてしまったので、ひとまずそのまま継続。 ただ、こうして立ち止まって「家族」についてぐるぐる考えることは非常に面白い営みで、その営みを心地よい脳の疲れを感じながら楽しんでいます。このnoteを書いている今は筋トレフェーズからヨガフェーズに移った感覚です。 さて、ここで、苦行の道連れにされた助っ人のご紹介です。 塩漬け難問と一人で向き合うのを最初から降参し、チーム

家族のあそびレシピWS "Thanks!"version

丸一日半経ったけれど、心と脳みそを揺さぶられた余韻が残っている。 心の奥底に確かにあるけど見えないものを、自分が持っていない力を持っている人たちのその力を借りながら見ようとした。 そんな感覚。 「チームわが家」 我ながらいいコンセプトだと思ったし、研修や講座でも好評ではあるけれど、そこにはいつもある種の「苦しさ」「もどかしさ」「切なさ」も孕んでいて。 それは人の意識なのか、その意識に作用している規範なのか、意識と規範に作用している社会構造なのか。その全てに潜む何か。

旅は道連れ 苦行のはじまり

周りにいる「ひと」や身の回りにある「こと」や「もの」。 これらに頼りながらチームで子育て&両立をしていこう!と提案しているチームわが家。 コンセプトが分かりやすかったこともあり、研修や講座以外にもチームわが家を紹介する機会をたくさんいただきました。 一方で、チームわが家に対する「辛さ」も聞かれるようになりました。 特に多かったのが、「時間的精神的余裕がない中でチームを創るって大変そう」というチームわが家自体にハードルを感じるという声。 そしてそれ以上に多かったのが、チ

チームわが家へようこそ! 

はじめまして。林田香織です。 チームわが家.comというサイトを運営しています。    「ひと・こと・もの」など、周囲の頼れそうなリソースに頼りながら子育てを面白がり、その過程でわが家について考えてみようというのがコンセプト。 チームを創ることが目的ではなく、どんなサポーターに頼るか、どんなことにこだわって、どんなことにこだわらないののか。チームを創る過程でわが家らしさができてくる。「うちってこんな家族だよね」と感じることで家族のそだちを応援したいと思っています。 もと