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【チームエルのカルチャー】 「チームエルだからできる」のではない - コロナ禍でオフィスを移転・増床した理由(6)

Team-L(チームエル)では、実践主義のコンサルティング集団として、採用活動から売り上げにつながる戦略・戦術の立案を通じて、企業の成長のお手伝いをしています。

チームエルについては、こちらで詳しく。

 
今回のシリーズは、シリコンバレーを長年取材し、iU 情報経営イノベーション専門職大学で教鞭を執る松村太郎がレポートします。
Team-Lのカルチャーシリーズ「コロナ禍でオフィスを増床した理由」のこれまでのストーリーはこちらから

チームエルの代表、堀越勝格が、目指した「集合天才が顧客のために雑談するオフィス」。それを体現する行動が、実際にオフィスで働く社員から生まれるようになりました。

社名変更とオフィスの移転を通じて、チームエルは同社が目指す姿へと、変革を遂げ、奇跡的な光景の数々が生まれてきました。しかしここまでの変革が実現できるのは、一握りの企業だけではないか?と思われるかもしれません。しかし堀越は、「そうではない」と断言します。


「チームエルだからできるんだよ」ではない

堀越は、顧客をチームエルのオフィスに招いた時に、「チームエルさんだからできる」という反応を受け取る事があります。しかしそうではない、と強く否定しています。確かにオフィスの表現の素晴らしさ、完成度の高さには同意せざるをえませんが、必ずしもあらゆる企業にとって、チームエルのオフィスのスタイルが正解ではないのです。

では、オフィスの表現は、何を反映しているのでしょうか?

「3年前のチームエルでは、考えられないことでした。オフィスは現在の姿とは程遠く、お客様をお迎えするスペースも潤沢ではありませんでした。今からすれば閉鎖的で、開放感はなく、単純にデスクで仕事をするだけのスペースでした。

それでも、コロナ以前は、会社での機能的な会話があり、集合天才を意識できるだけのコミュニケーションが確保できていました。しかし10周年ということもあり、社名を変え、カルチャーを自覚し、それを体現するオフィスを作り上げるに至りました。

その過程を通じて、重要だったのは、オフィスのデザイン的な表現以上に、採用や仕掛け、福利厚生、ハード面、ソフト面の充実であり、ここの筋が通っていなければ、秩序が乱れ、冷める人が出てきて、評価に対するブレが出てきてしまいます。

特に評価に対するブレを出さないことは、どんな会社にするかを考える上で重要でした。集合天才は一人一人の利他の精神によって成立しています。そこに対して、会社も、他の社員もきちんと讃える。日々の努力が評価に反映されなければ、成り立たないことでした」

チームエルで大切にしていたことが、集合天才であり、利他の精神でした。そのことをまず会社の制度として整え、その制度を運用しやすい、あるいはその制度がカルチャーとして社員一人一人が実感できるようにする環境を作っていく、そんな手順でチームエルのオフィスが成立しているのです。

(続く)

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