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【チームエルのカルチャー】 チームエルが「顧客のために雑談するオフィス」を目指した理由 - コロナ禍でオフィスを移転・増床した理由(4)

Team-L(チームエル)では、実践主義のコンサルティング集団として、採用活動から売り上げにつながる戦略・戦術の立案を通じて、企業の成長のお手伝いをしています。

チームエルについては、こちらで詳しく。

今回のシリーズは、シリコンバレーを長年取材し、iU 情報経営イノベーション専門職大学で教鞭を執る松村太郎がレポートします。

Team-Lのカルチャーシリーズ「コロナ禍でオフィスを増床した理由」のこれまでのストーリーはこちらから

オフィスが「会社」と「働くこと」を認知させる。そんな気づきを得たチームエルの代表、堀越勝格は、コロナ禍に、増床を伴う新しいオフィスづくりに着手しました。

どんなオフィスであるべきか?

堀越は、チームエルのオフィスが、「チームエルという会社そのもの」と同時に、「チームエルで働くとはどういうことなのか」を表現する必要があると考えました。

その中心にあるのが、このnoteでもご紹介してきた「集合天才」です。

チームエルにおける集合天才とは、1人の天才ではなく、組織で知識や経験を共有し、出し合いながら、顧客のために全力で貢献するはたらき方を表しています。であるならば、オフィスも、これを体現する場所であるべきだ、と考えたのです。

チームエルは、全国の中小企業の経営者を支援する実践主義コンサルティングを行っています。つまり、自らが実践して成果があったことを、クライアントに対してサービスとして提供するビジネスをしてきました。

つまり、多くのことは形式知として整理することが重要です。しかし、すべてを形式知にすることが難しい事を、堀越はシリコンバレーの視察や日々の仕事を通じて学んできました。

コロナ後の世界に象徴されるように、世の中の課題は複雑になり続け、また構造的な問題、日本においては少子高齢化の急速な進行も続いています。様々な突発的な事象への対応は、形式知では対応できません。

顧客のために雑談するオフィス

集合天才が発揮しやすい、強化しやすいオフィスとは何か?ここに、コロナ禍のオフィス移転・増床の意思決定が働きました。

「密にならず、同じ空間、空気を共有し、リアルなコミュニケーションが交わせる場所。感情の交流を伴いながら、一緒に働くこと。

オンラインでは難しい、やりたかったはたらき方を加速させることができる、創造的なオフィスであることが、目指すべき環境だと定義しました」

つまり、雑談が生まれるオフィスを作り上げることが、新しいチームエルのオフィスの目指す姿となりました。

「社内には、標準化されていないフレームワークや知識がまだまだたくさんあります。これが暗黙知の中身です。

ひとりで考えているだけでは、そうした暗黙知に触れることはできませんし、それは直接の上司も持ち合わせていないかも知れません。

普段のテーマが決まっていてその話しかしない会議では出てこない暗黙知を引き出すには、社内での何気ない雑談をきっかけにすることであり、そのきっかけが起きるオフィスを作ることが、集合天才を具現化し、人材と会社を成長させることにつながると考えました」

プレーオフィスのコンセプト

堀越はチームエルのオフィスを、より創造的で雑談がしやすい環境にしようと、オフィスの移転に取り組みます。これまでの3倍以上の広さ。ビルの最上階のワンフロアは、非常に開放的で、窓から光が差し込みます。オフィスのエントランスから入ると、明るい雰囲気が伝わってきます。

今では当たり前になったオンラインでの打ち合わせが行えるスペースは、オフィスの隅にブースを備えて、より静かな環境を用意しています。その代わりに、それ以外のオフィススペースは音楽がやや大きめの音量で流れ、喋って良いという雰囲気を作り出しています。

フリーアドレスであることは言うまでもありませんが、その日の仕事の内容によって、仕事をする場所が選べるようにゾーニングがなされている点も工夫が光ります。まるで色々な用途を叶える大型のレストランのように、バーカウンターから通常のデスクまで、さまざまスタイルでの仕事を楽しむことができるのです。

自然と言ってしまいましたが、「仕事を楽しむ」場であるということが、社員でない筆者にも伝わってくる点こそが、チームエルが目指した新しいオフィスそのものでした。

オフィスは仕事と会社を認知する点に触れましたが、堀越はチームエルのオフィスを「仕事を楽しむ」場として、再デザインしたのです。では、そんなオフィスの日常は、どのようになっているのでしょうか。

(続く)

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