マガジンのカバー画像

わかる! タロットTIPS

24
タロットを読み解くためのお役立ち記事をまとめました。
運営しているクリエイター

記事一覧

「あれやれ!」「これするな!」タロットは要請や禁止を告げるとは限らない!

「タロットはなんらかの要請や禁止を告げるとは限らない」という連ツイをしました。もうちょっと詳しくまとめておきます。 ここで言っている「要請や禁止」というのは、いわゆる「アドバイス」だと思ってもらってよいです。アドバイスとは「あれをやりなさい」「これはしてはいけない」という要請や禁止を告げるものです(「あなたはそのままのあなたでいて」なども要請や禁止の一種かもしれない)。 タロットは要請や禁止を読み取るもの、という思い込み 要請や禁止以外になにがあるのか?「要請や禁止以外

カードを追加する4つの方法

タロットでスプレッドの展開後、しっかり読んだにも関わらず物足りない、あるいは「じゃあ結局どうすればいいの?」がわからないときがあります。もうちょっと情報くれよ、というときですね。 そんなときは新たなカードを追加してみることができます! カードの追加にはいくつか方法があります。4つをご紹介してみます。 ボトムカードを開くスプレッドに使用しなかったカードの山から、一番下にあるものを「隠されたメッセージ」として開いてみる。 ボトムカードは相談者や問題の最も深い無意識下にある

数秘術について簡単なまとめ

タロットの小アルカナを数字から読む方法がわからない、という質問があったので、何回かに分けて数字の説明をしていきたいと思います。 1〜10はエネルギーの働き方が変化していく段階を示しています。 1 はじまりの力エネルギーがはじまる。それは原始的でまだ洗練されていないけど、そのもののエネルギーを強く押し出そうする。良くも悪くも自分しかいない状態。なにもなかったところに存在するための鮮烈な力。始まる力はあるが後先は考えられない。そのエネルギーの本能なので自分を客観視できず、自分

手のひらのタロットワークでカードのエネルギーを感じてみよう

手のひらからタロットカードのエネルギーを受信するワークです。 手のひらからどんなエネルギーを感じるのか「カードからエネルギーを感じるってどういうこと?」とよくわからないとき、以下のポイントに注意を払ってみましょう。 重さ:どちらかが重い、あるいは軽い感じはあるでしょうか?(ずっしり、ふんわり) 温度:冷たく感じる、熱く感じるカードはありますか?(ひんやり、ぽかぽか、じんわり) しびれ:電気的な信号や痛覚を感じる方は?(ぴりぴり、ちりちり、ちくちく) 振動、鼓動:どちらかが

カードへのガッカリ、4つの対処法

「こうなったらいいなあ」という願望と、占い結果として出てきたタロットカードにギャップがあったらガッカリしてしまうと思います。しかし、ただガッカリして諦める前に、出たカードを活用することもできます! 意識的な望みとカードとのギャップに対処する方法をいくつかご紹介します。 1.隠されたものを認識する自分の意識的な望みと占い結果との食い違いは、自分が意識できていなかった隠された事象を示しているかもしれません。「あなたは気づいていないけど、こういうことがあるよ」というメッセージで

¥500

「他人を主語にした質問」占うのはタブーか?

「『他人を主語にカードに質問してはいけない、自分を主語にすべき』と聞いたことがありますが、私の質問の立て方はセーフでしょうか・・・?」というご質問がありました。 他者を主語にした質問とは、「彼は私についてどう考えているのか」「彼はこれからどうするつもりなのか」「彼はどうする必要があるのか」などですね。 これについて個人的見解をお答えしました。 タブーの理由は2つあるなぜこういうタブーのルールが設立されたかを考えてみる必要があります。これは「占いで人の死期を占ってはならな

コートカードは何者なのか?

コートカードが読みにくい、という方が多かったので、自分なりの読み方をまとめてみました。 それぞれのコートカードはなにを示し、なにを求め、どんな影響力を持っているのか? (2020/8/7、逆位置について追記しました) コートカードは人物か?基本的には人物を示します。どんな態度や姿勢、能力、成長段階、立場の人物なのか。 人物ではなく、環境や状況が「そういう態度を持っている」と示す場合もあります。でも通常はまず「どんな人物か?」と読んでいいでしょう。 コートカードは誰を

¥500

タロットカードを言葉に翻訳するため必要なのは?

「タロット歴2年、今までズバっと出してくれたのに最近はうーん、、、という感じが続く」というスランプの方からの質問に答えました。 スランプをどうするかというより、リーディングのムラっけをなくすためには? という話になっちゃったかもしれないですが・・・ タロットでどう宇宙全体を捉えるかが大事、というお話です。 タロットカード→「?」→ことば先日、twitterで流した画像にいろいろな方が答えてくれました。 「?」のところになにが入りますか?

¥500

4つのスートから見る、タロットリーダーの4タイプ

タロットリーダーは、小アルカナ4つのスートにちなんだ4種類のタイプに分けられるのでは? ・ワンド型のタロットリーダー 前進する熱意や直感を得るためにカードと対峙する。 目的意識と活力を強める、自己肯定、アファメーション。 ・ソード型のタロットリーダー 情報を集め分析するためにカードと対峙する。 カードの意味や役割の理解、論理的な説明、アナライズ。 ・カップ型のタロットリーダー 感情を癒やすためにカードと対峙する。 トラウマからの回復、心の平穏、インナーチャイルドセラピー

¥500

同じカードは2度出ない! だから読みにくくなるケースと対策

通常、1組のタロットデッキに同じカードは1枚しかありません。 メチャクチャ当たり前の話ですが、この制約はタロットとリーダーのコミュニケーションを阻む条件でもあります。 この条件を守りつつ、タロット側がメッセージを伝えるためどんな工夫をしているかを知ると、読みにくいスプレッドを解読するチャンスが増えるかもしれません。 タロットは同じカードを2回出せないスプレッド展開するとき、タロットには「同じカードは2回出ない」という制約が課せられています。「いろはにほへと〜」には同じ文

エースとペイジの違いは?

「タロットのエースとペイジはどういう違いがあるんでしょうか?」というご質問があったのでお答えしました。 エースはエネルギーそのもの、コートカードはそれを持っている人エースはそのスートのエネルギーそのものや、そのエネルギーの誕生を示します。エースはそのスート全体の代表格みたいな感じですね。 コートカードは人物やその態度、姿勢。ペイジはスートのエネルギーを始めて手にし、その価値を知った段階の人。スートのエネルギーに触れて、これはすごい、よいものだ! もっと手に入れ、活用しなけ

小アルカナのソードは本当に「つらい」のか?

ソードのカードは「つらい、悲しい、苦しい、痛い」イメージの絵が多いです。ソードが出ると「不幸な感情を体験する出来事」の意味で受け取ってしまいやすいですよね。 知性を扱い、感情は目的ではないソードは「知性、思考、論理、意見、情報」などを司るスート。それらがどう動くかを示すカードで、感情や幸福をどうこうする目的は持っていません。感情については無視して働きます。 数学のように「人間の感情に左右されない理論」がソードの守備範囲。その計算結果が感情に影響を与える可能性はありますが、

リーディングを深めるため、タロットに矛盾を許そう

タロットは「たった一つ」の答えを出すもの、と思い込むと読みにくくなります。リーディングに矛盾を許すとスムーズになるよ、というお話です。 リーディングで出てきた矛盾を許そうタロットカードは、「絵」「大アルカナか小アルカナか」「数字や人物」「スート」「同時に出た他のカードとの関係」などなど、いくつもの角度から意味を読んでいきます。 すると「こっちの角度から見るとこうだけど、別の角度から見ると違う意味になる」現象が起きます。似たような意味にもなれば、矛盾する場合もあります。

イラストで見る! ジャンプカードを扱う6つの態度

ジャンプカード(ジャンピングカード)とは、タロットをシャッフル中、もしくはドロー中に、意図せずピョンと飛び出てきたカードのこと。ジャンプカードを読むか読まないか、どう読むかは特に決められたルールはなく、人により様々に取り扱われている。 タロット占いはそもそも偶然性を扱うため、偶然飛び出して来るカードを重視しようと感じるのは当然。存在自体がイレギュラーだから扱い方も自由がいい。しかし無闇にカードが増えてもリーディングは散漫になる。 ここではそのジャンプカードが意味のあるもの