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カードへのガッカリ、4つの対処法

「こうなったらいいなあ」という願望と、占い結果として出てきたタロットカードにギャップがあったらガッカリしてしまうと思います。しかし、ただガッカリして諦める前に、出たカードを活用することもできます!

意識的な望みとカードとのギャップに対処する方法をいくつかご紹介します。


1.隠されたものを認識する

自分の意識的な望みと占い結果との食い違いは、自分が意識できていなかった隠された事象を示しているかもしれません。「あなたは気づいていないけど、こういうことがあるよ」というメッセージです。きちんとそれを認識できれば、評価や対処の準備ができるでしょう。

例えば「恋愛成就」を願ってカードを引いたら塔だった場合。「この恋愛はうまくいかないんだ、ガッカリ」で終わってもいいですが、「この関係には私がまだ気づいていない何らかの危機が迫っている」と受け取ることもできます。危機に気づかなかったら防衛手段も取れませんが、危機を察知できればそれに取り組めます。

意識できていなかったものを知るだけで、できることはいろいろ増えるはずです。同時に出てきたカードがさらに詳細を語ってくれるかもしれません。

自分では気づいていなかったことをカードの中から探してみよう!


2.カードの利用方法を別に考える

「カードが示すエネルギーを自主的に利用するなら?」と考えることができます。カードを自分の目的のために転用できないか、の検討です。

例えば塔なら、私が不要と感じる物事や環境の破壊に使えるのではないか。悪魔逆位置なら私や他者を中毒的に没入させる欲望のカットに使えないか。カップ逆は共感したくない人との感情的つながりを断つために使えないか。これらの合わせ技で「ストーカーを破滅させるために使えるのでは?」なども考えられます。

カードのエネルギーの活用・転用方法を、自分のフォーカスとは別の場所に探してみよう!


3.望まぬ結果のポジティブな面を考える

「例え望まないカードが実現するとしても、その中で私が受け取れるポジティブな側面はなんだろう?」と考える。望まない結果を受け止めた上で、そこにある良い面を探します。

例えば先程の「恋愛成就!」で塔だったとき。塔は旧来の頑健なものを壊し、そこに囚われていたものを開放する力があります。「恋愛は成就しないけれど、もはや成長の余地のない関係から離れ、私は新しい展開へと解放される」と読むこともできます。

意識的な願望とは違う展開だとしても、その中にポジティブな要素を探してみよう!


4.あくまで望みは叶える方向で対処法を探す

「カードが私の望みとは違うなら、望みを実現するためにできることは何か」を考えるヒントにする。あくまで願望実現の意志は持ち続け、カードの結果をどう変えていけば望みが叶うかを探します。

例えばカップが逆位置で出た場合。それが正位置であれば願望の実現に近いように感じるなら、カップを正位置化させるにはどうすればいいかを考えてみる。

もし隣のワンドがカップを否定して逆位置化させているように見えるなら、ワンドの働きを弱めればカップは正位置になるのか? ワンドを弱めるとは、現実の私の行動としてはどういうものになるのか? もしくはワンドとカップ正位置を両立する方法はないのか?

あるいは同時に運命の輪逆位置があり、「私が流れに逆らってあがいているせいでカップがひっくり返っているのでは?」と感じたなら、なにもせず流れに任せてみる、という選択もできます。

タロットではこの方法にパーミュテーションが有効です。カードを並べ替えたりひっくり返したりしながら、自分の望むカード並びを作り、意識と占い結果のギャップを埋める作業ができます。

私が望む状態をカードが示していない原因、対処法をカードの中から探していこう!

まとめ

望まない占い結果のカードを活かすためにできること、4つご紹介しました。いろいろやってみた結果やっぱり「こりゃ諦めるか!」となるかもしれないけど、その前にできること。

・自分では気づいていなかった事象をカードの中から探す
・カードの活用・転用方法を、自分のフォーカスとは別の場所に探す
・意識的な願望とは違う展開だとしても、その中にポジティブな要素を探す
・私が望む状態をカードが示していない原因、対処法をカードの中から探す

ガッカリして終わる前に、これらのことを試してみよう!


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