午後の紅茶をくれたタクシードライバー
中島みゆきが作った楽曲の中に「タクシードライバー」という歌がある。
その歌の歌詞には、泣き疲れ行くあてもなくタクシーに揺られる女と、彼女の涙を見て見ぬ振りをしながら空っぽな話を繰り返すタクシードライバーが出てくる。
涙の理由に触れずとも、見知りもしない彼女の悲しみにそっと寄り添うタクシードライバーの温かさが胸に沁みる名曲だと思う。
私はタクシーに乗るたびに、中島みゆきのこの歌を思い出す。私も、タクシードライバーとのやり取りに救われたことがあるからだ。
学生時代、入学して初め