庄司知世

1990年生まれ。暇つぶしにちょうどいい、限りなくどうでもいい話を更新します。好きなも…

庄司知世

1990年生まれ。暇つぶしにちょうどいい、限りなくどうでもいい話を更新します。好きなもの、ラーメン、サッポロ一番塩、カレー、ビール、コーラ、バドミントン、村上春樹、ナンバーガール。

最近の記事

#瀧本宿題 をやってみる29歳の話

全文公開を読みました。公開していただいたことに感謝です。 わたしにはなにができるかを考えた結果、感想を書いて、一人でも多くの人に読んでもらうきっかけづくりを目指してみようと思います。 ふとこの記事を読んで、1年間更新を止めていたnoteを書こうと思うほどには動かされました。 わたしは瀧本さんの言葉に正面から感銘をうけた素直な人間だと思います。同時に、言葉をそのまま受け取ってしまう、踏み込んだ考察ができないただの凡人ともいえるでしょう。 この凡人が行動できるか否か、小さ

    • 18年目の友人へ 彼女の変化、わたしたちの変化。

      中学校で出会って、18年目のつきあいになる友人がいる。 年を重ねるごとに、わたしたちの関係性は「変化」していった。 中学校では、バドミントン部で3年間一緒に汗を流した。 熱血先生の指導のもとで、たくさん怒られ、たくさん泣いた。 同じクラスにこそならず、関係性は「仲良しメンバーの一人」だった。 高校の進学先がたまたま一緒だった。 そこで、初めてダブルスのペアを組んだ。 わたしたちは、二人で「りなしょー」と呼ばれるようになった。 当時、バドミントン

      • 妥協を重ねた末路の話

        「泳ぎたい」 思えば、高校生の授業以来、まともに泳いでいない。 (といいつつ、実は一回だけ大学生のとき、友だちと近所の市民プールに行った。やっぱり突然泳ぎたくなってのことだったな) 海でキラキラ遊ぶような感じでもないので、自分の意思を持ってプールに行かないかぎり、わたしは二度と泳ぐことがないのかもしれない。 水に浮くあの感じや、プールサイドの塩素のにおいが急に懐かしくなった。 わたしは自分に芽生えた「泳ぎたい」という気持ちを尊重するべく、まずは水着を購入す

        • 気づいてしまった話

          駅から遠い家を選んでしまったばっかりに、くたくたに疲れた日はタクシーに乗ってしまうこともある。 もうこれ以上一歩も歩きたくないと思ったその日、わたしはよろよろとタクシーに乗り込んだ。 「自宅までお願いしたいのですが…」 「あいよ」 「…お姉さん、女医さん?」 「え!いやいや、ただの会社員ですよ…」 賢そうに見えたのかな(嬉)。 明らかなお世辞でも人は喜んでしまうものである。 自慢だが、群馬に住んでいたとき、ただミスドでドーナツを食べていただけなの

        #瀧本宿題 をやってみる29歳の話

          習慣を変えれば人生が変わる話

          根が怠惰なわたしは、丁寧な暮らしに人一倍強い憧れを抱いている。 できることなら、朝はランニングからはじめよう。ビーチボーイズを聴きながら、30分くらいゆっくりと近所を走る。帰ってきたら熱いシャワー浴びて汗を流す。 朝ごはんは簡単なサラダをつくって、トーストにハムとチーズを乗せよう。毎日、紅茶の銘柄を変えるのもいい。デザートには季節のフルーツだ。 ああ、なんてすてきな丁寧な暮らし。 心と体を整えて仕事に向かう。そんな毎日を送ることができたら、高橋一生と出会ったときにも堂々

          習慣を変えれば人生が変わる話

          煩悩のかたまりな話

          先日、会社の先輩からLINEで仕事の連絡がはいった。 そのとき、わたしは駅のホームで電車を待っていた。 春の陽気を感じる日で、花粉症をもつわたしは鼻がずびすびだった。 (やべ…はなみず垂れてしまう…) さっと鼻を拭くと、手が真っ赤になった。 「これは…!」 なんの前触れもなく、それは突然やってきた。 鼻血である。 わたしはいてもたってもいられず、先輩に返信をした。 しょ「先輩から連絡がきた瞬間に鼻血が出ました!」 先

          煩悩のかたまりな話

          USAおじさん(49才)と友達になった話

          「出会いに感謝」という言葉を信じられない時期があった。出会っただけで感謝するってどういうこと? 仲良くなって初めていい出会いだったと感謝するものじゃない? と心の中でよく突っ込んでいたものである。 しかし、今ならわかる。 毎日たくさんの人とすれ違うのに、それらの人と関わりをもつことはない。満員電車で乗り合わせたところで、ただの他人でしかない。 世界には70億人もの人間がいるのに、わたしは過去28年間でいったい何人の人と関われただろう? これから先、いったい何人の人と笑い

          USAおじさん(49才)と友達になった話

          ナンバーガールの再結成に思いを寄せる話

          ナンバーガールが再結成する。 こんなに、こんなに嬉しいことはない。 インターネットの盛り上がり方もすごい。たくさんの人が待ちわびた瞬間だったことがよくわかる。 ナンバーガールはわたしにとっても特別で、いちばん好きなバンドだ。だから、この感動を伝えられる一人になれたら嬉しい。 *** わたしが音楽を聴くきっかけになったのはアジアンカンフージェネレーションだった。 実家がケーブルテレビを契約していたので、学校から帰って暇なときは、スペースシャワーTVかエムオン!あとは

          ナンバーガールの再結成に思いを寄せる話

          見知らぬ東大生とタクシーをあいのりした話

          わたしが小学生だったころ、恋愛観察バラエティ「あいのり」が流行った。しかし、わたしにとって、「あいのり」を視聴するのはハードルが高かった。なぜなら、あいのりの放送は23時からだったからだ。そのころのわたしは、スマスマのビストロ部分を見るのでせいいっぱい。スマスマのコントもみたかったけれど、睡魔には耐えきれず、すごすごとふとんにもぐったものだ。あいのりはさらにその先の放送なわけで、未知の領域だったことはいうまでもない。あいのりを見ている子は大人びていた。恋愛ってやつがわかるみた

          見知らぬ東大生とタクシーをあいのりした話

          ただのアホの話

          出張先のビジネスホテルに、うっかり読みかけの本を忘れてしまったことがある。 すごくいいところだったのに、わざわざ買い直すのが癪で、結末を知らないまま放置してしまった。(わたしが出張族だったのは2017年のことなので、もう1年は経ってしまっただろう。) 読み直したいような、結末だけ知りたいような、半端な気持ちを抱えていたが、先日、「そうだ映画を見ればいいではないか」と気がついた。 これなら原作との違いを楽しみながら、結末を知ることができるぞ。 わたしは意気揚々とその映画を

          ただのアホの話

          たくさん書くぞという話

          書きたいことを書こうと思う。 どうでもいいことを書くのも好きだけど、あれはどちらかというとよそむきの文章になっている。本当は、感情をむき出しにした文章も書きたい。でも、インターネットはそういう文章で溢れているし、せっかくnote をするなら生存戦略が必要だと思って、あえてどうでもいいことだけを書くようになった。 とはいえ最近、仕事で人に文章の執筆を依頼して気づいたのは、わたしは「知っている人が書いた文章」がとても好きだということだ。あの人は、実はこんなことを考えていた

          たくさん書くぞという話

          ユーチューバーに課金した話

          小学生のなりたい職業ランキングにユーチューバーが入っているらしい。 テキトーに動画あげるだけでお金もらえるんでしょ?あいつらはいいよなあ、なんて思う同世代は多いように思う。 かくいうわたしも、ユーチューバー(笑)と知ったふうな口だった。 だが、ふと流れてきた動画がおもしろく、存外はまってしまったユーチューバーがいる。 はなお、という男をご存知だろうか。 理系ユーチューバーと大別されるのかもしれない。阪大卒の積分サークル創始者とのこと。 以下の動画が好きで

          ユーチューバーに課金した話

          要約するとすごく短い話

          みなさん、カラオケはお好きだろうか。 わたしは、数ヶ月に一度、行くか行かないかというレベルなので、嫌いではないものの持ち歌が少ない。 わたしにとってのカラオケとは、二次会で行くものであり、三、四曲歌えば、オールでないかぎり、おひらきになるものである。また、前回と同じ歌を選曲しても、時間が経っていればそれほど悪目立ちもしない(と信じている)。 その結果、椎名林檎「丸の内サディスティック」、ケミストリー「PEACE OF A DREAM」、アジカン「君の街まで」、ジュ

          要約するとすごく短い話

          夏の終わりのちょっとびっくりした話

          わたしはお酒が好きである。 かつ、飲むと眠くなるタイプである。 帰りの電車は着席してすぐ寝る。アラームもかけずに寝る。よだれを垂らして寝る。 結果、どうなるか。 寝過ごします。 もはや、寝過ごしても引き返せれば、わたしのなかではオッケー。 10駅ぐらい寝過ごして終電だったときは最悪で、タクシーで5000円を払いながら、このお金で飲めたのに…!と涙を飲むことになる(うまい!) ようやく、「もしかして自分はお酒に弱いのでは…?」と気づいてから、お酒の失敗もぐっと

          夏の終わりのちょっとびっくりした話

          練馬に謝ろうと思った話

          その日のお昼は、セルフサービスで好きなおかずを組み合わせられるタイプの食堂に行った。 (にんにくの芽炒め、美味しいんだよなー) (お、鶏と大根の煮物か。家でつくらなそうなおかずだからこっちにしよう) (なめたけと大根おろし!実家ではよくなめたけ食べてたっけ、なつかしい) (みそ汁と豚汁どっちにしよ…!えい!値段は倍するけど豚汁!) 「お会計712円で〜す」 (1万円を颯爽と出す) 「お釣りはいらないです」 というのは脚色で、ふつうにお会計を済ま

          練馬に謝ろうと思った話

          アラサーが大学生当時に書いていたブログを読み返す話

          実はわたしは7年前からブログをやっている。 恥ずかしくてほとんど公言することもなく、最近はほぼ更新していなかった闇ブログである。 大学2年生のときに開設したものなので、いろいろとやばい。 改めて読み返してみると、若気の至りにゾワゾワする。 このまま闇に葬りさってもよかったのだが、成仏の意味を込めてここに公開をしようと思う。 ここから先は、甘酸っぱいを通り越し、鳥肌、めまいを起こす危険性が非常に高く、十分に覚悟したうえで読んでほしい。 準備はいいようですね。 では、全48

          アラサーが大学生当時に書いていたブログを読み返す話