たくさん書くぞという話

書きたいことを書こうと思う。

どうでもいいことを書くのも好きだけど、あれはどちらかというとよそむきの文章になっている。本当は、感情をむき出しにした文章も書きたい。でも、インターネットはそういう文章で溢れているし、せっかくnote をするなら生存戦略が必要だと思って、あえてどうでもいいことだけを書くようになった。

とはいえ最近、仕事で人に文章の執筆を依頼して気づいたのは、わたしは「知っている人が書いた文章」がとても好きだということだ。あの人は、実はこんなことを考えていたのか、とその人が垣間見える瞬間にどきどきする。(文体は人によって異なるので、その違いを知るのも好き。)

ことばで人の心は動くし、思っていることをことばに乗せられるようになりたい。ことばで思いが伝わることは、何にもまさる上質なコミュニケーションのひとつだと思う。

だけど、この「思いをことばに乗せる」という作業は本当に難しい。わたしは良いと思ったことはできるだけ口にして相手に伝えたいと思って実践しているが、ことばだけが浮いてしまっているなあと思うことがある。伝えたいのに伝わらない。もどかしい瞬間のひとつだ。

大学生のとき、ブログを始めたのは、そういう「思いをことばに乗せる」作業をもっと上手にできるようになりたいからではなかったか。なのに、わたしの自意識が邪魔をしてこっそりひっそりやっているうちに更新が途絶えてしまった。

2019年は、引き続きどうでもいいこと、いいなと思ったこと、見た映画のこと、読んだ本のこと、感情をことばにして、そのことばを自分の中に蓄積させたい。発信もしたい。等身大のことばを扱える技術が欲しい。

どうでもいいことだけ書くというルールを少し広げて、今年をスタートするぞ。

年末年始は、雪が積もった公園でひとり遊んでいたら、側溝にはまった。てっきり雪が積もっていると思ったら落とし穴になっていた。

本年もよろしくお願いいたします。

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