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悪いのは「選挙に行かない人」ではなく「嘘つき」です

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのポストから。

先日行われたロシアの大統領選挙の投票率が77.44%という事実を見れば、投票に行けば戦場に送られないというのは大きな勘違いであることはさておき、こうした「選挙へ行かない人への批判」はよくありますよね。

言いたいことはわかるのですが、しかし私の考えは違います。

私の意見は

選挙に行かない権利もある

です。

日本では18歳以上の全国民に「選挙権」がありますが、「権利」とは義務として課されるものではありません。

「権利」は「第三者の権利を侵害しないこと」が大事なのであり、

自分の権利についてはそれを行使しようがしまいが他者からとやかく言われる筋合いはない

のです。

ということで今日は良い機会なので「投票」について書いていきましょう。

結論から言いますとタイトルの通り

選挙における「悪」とは「選挙に行かない人」ではなく「嘘つき」

です。

念のために書いておきますと、今から書く話は「選挙なんて行かなくてもいい」というものではありません。

私は選挙に行きますし、行くべきだとも思います。

しかし「選挙に行かない奴は文句を言う資格が無い」とか「日本の停滞は選挙に行かない奴のせいだ」という意見には賛同しません。

何故なら重要なのは「投票」ではなく

選挙に選択肢があるか、また公約に嘘が無いか

という点だからです。

「ウ●コ味のカレー」と「カレー味のウ●コ」しか選択肢が無いのになぜ「棄権」だけが責められないといけないのでしょうか。

美味しいカレーだと聞き注文したカレーがウ●コ味だったときの怒りを、なぜ注文してない人が受けないといけないのでしょうか。

「一票で社会は変わる」という論調がありますがそれは事実でしょう。

実際に昨年だけでも1票差で当落が決まった選挙は13選挙、10票差以内だった選挙は165もあったわけですから、投票に行くいかないで選挙結果が変わることは多々あります。

しかし選択肢が「ウ●コ味のカレー」か「カレー味のウ●コ」だけならその結果の違いに対した意味はありません。

皆さんもご存知のように、日本経済は「失われた30年」と言われる状況であり、また税と社会保障の国民負担率は右肩上がりに増え続け50%に届こうとしています。

これは投票に行かなかった人のせいでしょうか?

そもそも税負担率を下げると公約し、それに対して言行一致する政党が存在しない現実を差し置いて「選挙に行かない奴が悪い」というのは非常に乱暴な意見だとしか私には思えません。

今や党名すらよくわからない元NHK党は税負担率を下げると公約していたという人もいるでしょうが、そう公約に掲げる国会議員が112兆5717億円にも膨れ上がった予算案に賛成するのですから、彼が減税議員だなんて「へそで茶を沸かす」意外どう表現すればいいのでしょう。

どう考えても彼らこそが「大きな政府」の応援団であり、政府のバラマキと市場介入を率先して推進している「偽減税議員」です。

ですのでそのような政党に投票した人は選挙に行かない人にではなく、言行一致しない彼らを批判すべきでしょう。

もちろんこれは与野党問わずどの党にも言えることです。

毎度毎度、選挙になると有権者に素晴らしい未来予想図を見せ、その実現を約束しながら、選挙が終わると増税の議論が始めるのは当選した議員たちであって、決して選挙を棄権した人ではないのです。

公約を守らない、実現に向け行動しない、また選挙後に公約になかった増税を持ち出す政党は「嘘つき」であり、どんな政策を掲げようが「悪」です。

「二つの悪」のうちの一方を選んでも、選んでいるのは「悪」でしかありません。

だから選挙に行かない人を責める暇があったら、自身が投票した政党や議員に対して

公約を守りやがれこの嘘つき野郎!

と怒るべきだと私は思います。

もう一度言いますが、これは「投票に行く必要はない」という話ではありません。

もちろん「選挙に行った人の責任」というものでもありません。

私は「選挙には行くべきだ」と思いますし、「選挙に行こう」という呼びかけも大変良いことだと思います。

しかし「選挙に行かない奴が社会を悪くしている」とか「政府の失策は国民のせい」という論調に私は真っ向から反対します。

選挙に行くいかないに関係なく悪いのは有権者ではありません。

問題は

嘘つきが多すぎることと選択肢がないこと

です。

嘘つきばかりで、しかもよくよく聞いてみればみんな同じことを言っている選択肢の無い選挙を指さし「なぜお前は棄権するんだ」と責めるのはどう考えても理不尽です。

だからこそ減税新聞では

公約を守らせること

減税をいう選択肢を作ること

を言い続けているわけです。

「政治に選択肢があり政党は公約を守る」という前提が無い限り、悪いのは決して有権者ではないのです。

悪いのは増税を「実質負担ゼロ」と誤魔化しバラマキを「無償化」と言い換え有権者を欺く与党であり、またそんな与党と同じことを言って選択肢を与えない野党です。

ですので「減税」という選択肢を作ることから始めましょう。

それが「減税運動」です。

ちなみにここまで読んで

「政治家が悪いと文句をいうならお前が政治家になれ!」

という人と思ったあなたには

あなたはヒトラーと気が合いそうですね

とお返ししておきます笑

ということで、今日の記事はここまで。

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