010 「2つの安心安全の話」
今日の一品は「ホタテトナノハナノビアンコ」
材料は、ホタテ貝柱、菜の花、しめじ、えりんぎ、プチトマト、粗藻塩（小豆島）、こしょう、パセリ、ニンニク、オリーブオイル他。今日のポイントは、前回に続き、春らしい旬の食材をたっぷり使ったところ。パスタって具をたくさん入れても出来上がると具が少ない感じに仕上がるので、今日はさらに具をたくさん入れてみました。
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社長＆専務：ではでは、いただきます♪
専務：今日も春を感じるパスタやね。赤・緑・黄が映えるわ！
社長：具を多めにしたのでしっかりと栄養も取れます。
専務：で、突然やけど、「安心安全の場づくり」と聞いて、社長はどう思う？
社長：安心安全ね、、うーん、ラフな言い方やけど、自分の意見とか思っていることとか正直に言い合える場、かな。
専務：やっぱり、そうよね！！！
社長：何か違うことがあったの？
専務：実はさ、この前、２０代前半の若者と話してたんやけど、「安心安全」のイメージがかなり食い違ってたわ。
社長：といいますと？
専務：意見を言わなくても怒られないとか、自己開示を求められないとか、もし何か言っても恥をかかされないとか、、、、なんか保身的な感じやったわ。
社長：おお、それは面白い違いやね。自分自身だけの安心安全という感じかな。
専務：うん、この安心安全の違いにびっくりした。
社長：安心安全のパターンをラフにまとめるとこんな感じかなぁ。
社長：私自身は、①のスタンスでやるワークショップもあれば、②のスタンスでやるワークショップもあるなか。どっちの安心安全もイメージできるわ。世代とかの問題でなくても、大人数の研修とかだと②の安心安全の場にしようとしてる気はする。
専務：私は空気読まずにどこでも意見言ってしまうタイプやし、まさかそっち！って感じやったけど、、、社長は使い分けてるのね。
社長：じゃあ、会議を例に想像してみよう！①な会議はどんな感じ？
専務：①な会議は、言いたいこと言い合える会議。批判OK、反論OK、多少喧嘩してもOK、みたいな仲間同士でワイワイ盛り上がる感じかな。
社長：じゃあ、②な会議はどんな感じ？
専務：②な会議は、空気読みまくりの会議。批判なし、反論なし、忖度あり、みんな自分が損しないよう保身している感じかな。司会者もそれを守ってあげてる感じ。まあ、盛り上がらなくてチーンって感じ。
社長：どっちの会議も経験あるわ。盛り上がるかどうかはまた別な問題な気もするけど。
専務：たぶん、①の会議はメンバー同士が「仲間扱い」、②の会議はメンバーは「お客様扱い」、ということやと思う。
社長：おお、その表現、面白いね！大学を例にしてみると？
専務：大学の授業は、最近の先生はみんな優しいし②が多いかな。悪く言うと、学生を変にお客様扱いしている授業が多い気がする。
社長：ははは。①な授業をする面白い先生も多いと思うよ。でもまあ、学生から授業評価されたり、アクティブラーニングさせられたり、厳しくするとゼミに来てくれなかったり、色々あるからね。
専務：でも、私が所属したゼミは①やったわ。授業では「お客様扱い」やったのに、ゼミになると急に「仲間扱い」でめっちゃ批判されたりするし。でもそれの方が学びになる。
社長：大学の先生は、授業もゼミも①という先生もいるし、どっちも②の先生もいるし、①と②の混在の先生もいるなぁ（と、、大学教員の知り合いも多いので安心安全な着地にしておきます笑）。
専務：大学もそうやけど、今は、若い人の方が貴重やから、上の世代が手取り足取りサポートを手厚くしようとしすぎている気がする。
社長：そうね。世代に限らず、「サポート手厚くしよう＝お客様扱い」にしてしまって、メンバーがどんどん受け身になっている状況は、社会のあらゆるところで見かけるわ。それは一面的には良いことではあるけど、ぬるま湯に浸かっているようなものだから、よくないことはたくさんありそうね。
専務：まだ言い足りないけど、②の方で空気読んでここまでにしとくわ。
社長＆専務：ではでは、ごちそうさまでした♪
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テリーノ食堂
株式会社北野商会の社員食堂。社長の手作りイタリアンを食べながら、社長と専務がランチトーク！社長（経営／組織／デザイン）と専務（人材／カウンセリング）がつむぐ、日常の「小さな変化」を「大きな発見」へと飛躍させる「小さな物語」をお楽しみください。
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