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日経のChatGPTの記事が興味深い 〜投資対象としてのAI〜
この日経の記事がおもろいです👍
要点は、以下の通りですね。
【この記事のポイント】
・世界の生成AI企業の価値は480億ドルと2年で6倍に拡大
・生成AI企業への22年の投資額は21億ドルで20年比10倍に
・長所と短所を見据え、いかに活用していくかが問われている
一応、AI開発会社のスタートアップを立ち上げた身として、まずは「投資より」のことについて、感じたことを記載させて頂きます。
この分野にご興味ある方に、何かご参考になれば嬉しいです😃
* 僕はあくまで起業家であって、投資家ではないこと、ご理解ください🙇♂️
対象の読者
あまりAIやChatGPT などに馴染みのない方
起業や投資について、興味あるけど、やったことがないという方
上記のような方々に、出来るだけわかりやすくを心がけ、書かせて頂きます😃
AIビジネスの流れ
ほんまざっくりとの説明です。
大体のAIビジネスが、こういう流れとなっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1677631634511-GDzhPfyIre.png?width=800)
上の図について、簡単に要点のみ書かせていただくと、以下のような流れです。
①データ:
データを集めるプロセスです。
②ソリューション:
ほぼ、IT系のシステムのこと。
主にアプリとかですね。ここに、AI(機械学習)のアルゴリズムが内蔵されているイメージです。
AIには、①のプロセスで蓄積したデータを使います。
③価値:
当然ビジネスなので、お客様の課題を解決せないけません。
お客さんが幸せになったり
お客さんがより儲かったり
では、以下が本題です。
投資の対象が変化してきた
A)20〜10年前はデータ蓄積のみで良かった
![](https://assets.st-note.com/img/1677632249287-yR2D1JA4WT.jpg?width=800)
ビッグデータが流行り言葉として出てきたタイミングを覚えてらっしゃいまうでしょうか?
2011年ごろだったように思います。
それが、徐々に定着していき、2013年には流行語対象の候補にも入っています。
神のイタズラか、2013年の流行語大賞の候補には、ビッグデータと並んでビッグダディも入っています。
両者は全く別物ですので、混同なさらないようにお気をつけください。
さて、起業家目線では、
「投資を受けれるか」
ということを気にする向きもあります。
(僕はあまり気にしないのですが。。あくまで、一般論として、です)
その視点でいくと、それ以前から2010年前後までは、
「単にデータを蓄積できているだけ」
で、かなりの投資対象になってきた印象です。
スタートアップ側も、当時はデータの蓄積できることを重視していたように思います。
つまり、今となっては不思議なのですが、
「データの活用」
「AIの活用」
「データを使ってのソリューションの提供」
「クライアントへのリアルな貢献、価値」
などまで辿り着いていなくても、評価をされる時代でした。
なお、データを溜めるだけのビジネスを否定的に書いていますが、
「単にデータを蓄積できる」
というビジネスを立ち上げ、継続することがどれほど難しいか・・・
それに取り組んで成果を出しておられる方々は尊敬します🙇♂️
それを語り出すと、話しがズレるので、また次回に譲ります。
B)10〜数年前はソリューションが必須
![](https://assets.st-note.com/img/1677632249328-xOXPOhLmkb.jpg?width=800)
時代は進みます。
「データて、溜めてるだけで意味ないやん」
と皆が気付き始めます。
データを活用することが、重視される時代になります。
10〜数年前ぐらいのイメージです。
ここで、データ活用として、いわゆるAI(機械学習など)が活躍します。
一応、弊社もこの関連のビジネスをやっているつもりです。
蓄積されたデータから、
何かを予想したり
何かをリコメンドしたり
何かを判別したり
こういったことを出来るツール(Webアプリやスマホアプリ)を提供することが求められました。
ツールの中に、機械学習のアルゴリズムが内蔵されているイメージですね。
こういったソリューションを持っているスタートアップは、巨額の投資を受けれるようになりました。
投資でなくとも、シンプルにお客さんからの発注が相次ぎ、売上がアップしたことが多かったと思います。
C)今。ChatGPT など「価値」にまで辿り着きつつある
![](https://assets.st-note.com/img/1677632249282-rsqjOnUI8D.jpg?width=800)
さて、さらに時代は進みます。
しかも、健全な方向に進みます。(良かった)
上記で書いた通り、従来のAIソリューションは、それを使うことによって
「本当にお客さんが幸せになったか?」
「本当にクライアント企業の利益がアップしたか?」
が、問われないことが多かったように思います。
それもそのはず。
誰もが、AIを使い始めです。
まだ、ほんまにAIアプリを使って良かったかどうかは、ある程度経験してからでないとわかりません。
(レーシックの良し悪しも、レーシック手術をした人が、老人にならな、その本当に良し悪しはわからんと聞いたことがあります。
正当な評価はある程度の時間が必要ですね。そのようなイメージです)
しかし、ここ数年の間でも、時間の経過と共に、
「本当にAIを使いこなして、成果が出てくるケース」
と、
「そうでないケース」
が明るみになってきます。
ある意味、健全な評価と言えると思います。
その結果、徐々に「価値」が重視されるにようになってきました。
そんな中に、ChatGPT の衝撃です。
いわゆる、生成AIですね。
生成AIは、価値がわかりやすいですね。
例えば
「記事を書いてくれる」
この一点をとっても、記事を書く仕事をしている人にとっては、かなり仕事が楽になりますよね。
(仕事を奪われるか否か、という議論は、すいません。。今は置いておきます🙇♂️)
こういう直接的な価値が評価されるようになったと思います。
まとめ
このように、
「データが蓄積されているからすごい!」
「AIを内蔵しているから、すごい!」
という時代は、徐々に終わりつつあると思います。
それに変わって、AIシステムによって、
「本当にお客さんが幸せになったか?」
「本当にクライアント企業の利益がアップしたか?」
を問われる時代と思います。
当然ながら、投資対象も、生成AIなど価値に近づいている会社が人気となるでしょう。
このように時代の変遷とともに、AIビジネス自体も健全な方向性に進化してきたことが読み取れます。
この日経の記事が、そのことと、「あれ? ビッグダディとビッグデータて、どっちがどっちやっけ? 🤔」ということを、僕に再認識させてくれるキッカケとなりました。
今日も読んで頂いて有難う御座いました😃
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